銅版画制作の日々

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3時10分、決断のとき◇3:10 TO YUMA

2009-08-29 | 映画:シネコン

ついに鑑賞!やったあ~~

念願の作品「3時10分、決断のとき」を先日鑑賞してきました。ご覧になったブロガーさんたちの評価も高かかった本作。気になっていたんです。22日からのMOVX京都での公開を待ち望んでいた私です。ラッキーなことにスペシャルアート・・・。何とかでポイント貯めていたおかげで無料での鑑賞

ジェームズ・マンゴールド監督の念願のリメイク

1953年3月に発表されたエルモア・レナードの短編小説。1957年に映画化され、公開されている決断の3時10分』。ジェームス・マンゴールド監督は17歳のとき、この作品を見て強い印象を受けたという。その後監督は、この作品からインスピレーションを得て自身の2作目の監督作品「コップランド」(97)の脚本を書いた。この中でスタローンが演じた主人公のフレディ・ヘフリン保安官は、オリジナルでダン・エヴァンスを演じたヴァン・へフリンの名前から名付けたそうだ。

マンゴールド監督の公私共に長年のパートナーで製作のキャシー・コンラッドもオリジナル版を観て、ごく普通の男が厳しい状況に中で己の試練に挑むというストーリーは、現代の観客にも十分に受け入れられるものだと感じたという。人々が等身大の人間らしいヒーローに共感すると確信したと話している。

西部劇が、ここ10年間ほど見捨てられた状態になっていると話すマンゴールド監督。(そういえばこの手の作品は確かにお目にかかっていないかも。)とはいえ、西部劇はアメリカの映画製作において欠かすことのできない要素だというのが監督の見方である。

リメイクを真剣に考えた監督だったが、「ウォーク・ザ・ライン・・・」の脚本を本格的に取り組まなければならない状況にあったため、デレク・ハースとマイケル・ブラントの脚本家コンビに依頼することした。

オリジナルには登場しなかった新しいキャラクターもいる。
例えば賞金稼ぎのバイロン・マッケルロイ(ピーター・フォンダ


イージーライダーといえば、ピーター・フォンダ
えらいおじさんにならはりました。

今の観客に受けいれられる方法も考えなければと脚本家コンビは考えた。それは新しいキャラだけではなく、砂だらけでリアルな感じを出すことだった。

そして何と言ってもクラシカルな西部劇の雰囲気を備えた俳優たち!


ハリウッドの二大スターの起用について。


ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ
ちょっとメタボチックから脱却のクロウさんでした。

歯切れの良さ、男らしい義理堅さ。ラッセルは完璧に時代背景に染まっていた。
あの時代の人間になりきっている。(監督談)
ラッセル自身もウェイドのキャラにほれ込んだ。


ダン・エヴァンス(クリスチャン・ベール
今までの強いイメージとは一味違うような役を見事に演じていたクリスチャン・ベール

生活苦悩む牧場主で南北戦争の退役軍人。戦争で片足をなくす。
縛られた生活を送っているダン。目の前に投げ込まれていくいくつもの障害をどうにかして乗り越えようと足を引きずっているような男(監督が説明するダンのキャラ像)
そんなキャラをベールのような強さを持った役者をキャスティングしたのは実に興味深かったと・・・・。

ベールもダン役を熱望していた。心に残った1本だった。ストーリーも素晴らしい。そして西部劇にはかかせない昔ながらの道徳的な物語が魅力的だと。
ダンとウェイドの特異な友情と原動力に惹かれた。(ベール談)

STORY

物語の舞台は、独立戦争が終わってまだ間もないアリゾナ準州である。北軍の一員として従軍し、片足を失って退役した牧場経営者ダン・エヴァンズ。彼の牧場は、その存在を疎ましく思う町の有力者とその部下たちによって様々な嫌がらせを受けていた。


荒涼としたアリゾナで妻アリス(グレッチェン・モル)と二人の息子と小さな牧場を営んでいた。干ばつが続き借金が増え、苦しくなる一方の生活。
鉄道を引く計画が持ち上がり一家を立ちのかせようと地主は小屋に火を放つなどの嫌がらせ。誠実に借金を返し生活を立て直そうとするが・・・・。
悪党や盗賊の冒険に憧れる長男ウィリアム(ローガン・ラーマン)から尊敬されていないことを強く感じていた。

そんなある日、ダンは有力者と交渉するためにビスビーの町に赴く。その道すがらダンは無法者ベン・ウェイド率いる強盗団と遭遇、そして彼らに襲撃された駅馬車を発見する。ダンはただ一人生き残ったピンカートン探偵社に所属する賞金稼ぎを救助する。


ダンと息子たちは、ベン・ウェイド率いる強盗団と遭遇。ウェイドたちに見つかり、彼らの言うがままに乗っていた馬を渡すことに。そんな父の態度にウィリアムは納得できない!

有力者との交渉は惨憺たる結果に終わったものの、ダンは酒場で寛ぐベンが保安官たちに捕まる現場に居合わせる。

ベンの強盗団によって度々損害を蒙っていた鉄道会社の重役グレイソン・バターフィールド(ダラス・ロバーツ) は、彼を縛り首にするため明後日の〈ユマ行き3時10分発〉の汽車に乗せようとする。ベンをコンテンションの駅まで護送する一行に、ダンも危険承知で200ドルのために護送役に願い出る。


護送団の先頭に立つのはバイロン、また撃たれたバイロンを手当てしたことから行く獣医のポッター医師(アラン・テュディック)、地元の悪党でダンの馬小屋を放火したタッカー(ケヴィン・デュランド)、そしてダンの息子ウィリアムもダンの反対を押しきって一行の跡を追いかける。ウェイドが捕まったことを知った、ウェイドの右腕チャーリー・プリンス(ベン・フォスター)は護送団の跡を追いかける。アパッチ族の住む危険な近道を進む途中、ウェイドにタッカ―やバイロンが殺されて行く中、一行の危機を救ったのはウィリアムだった。一行に加わることになる。
闇に紛れてアパッチ族の襲撃!ところがその危機を何とウェイドが救う!!


正反対の環境に生きながらも次第に互いを認め、特別な絆が生まれていく。と思ったら隙を見てウェイドは裏切って逃げ出す。ところがまたウェイドは捕まるという事態に・・・・。

道中 で何人も犠牲者を出しつつも、ダンは何とかベンを連れてコンテンションの町に到着する。だが、そこにベンを奪い返そうとする強盗団が押し寄せてくる。ベンを狂信的に崇拝する強盗団の副頭目チャーリーは、一行が籠もるホテルを包囲、更にダンたちを殺害した者に報奨金を出すと群衆を扇動する。
チャーリー・プリンスの存在がこれまた凄いのです。


駅に向かう2人に容赦なく降り注ぐ銃弾。

強盗団のみならず町中を敵に回したダンとその一行。保安官や鉄道会社の重役までもが絶望的な状況に屈し、保身に汲々とする。そんな中、ベンを刑務所行きの汽車に乗せるため、ダンはただ一人で孤独な戦いを挑むことを強いられる。そして、孤立無援のダンを見たベンの心にもある変化が訪れる。

さてダンが意地でもウェイドをユマ行きの列車に乗せるための本音とは一体何だったのか?その気持ちをウェイドに伝えます。そのことでウェイドの心の変化をもたらすことになります。

さて、ダンは3時10分のユマ行きの列車にウェイドを乗せられるのでしょうか?ラストに注目です。

無法者という悪名を轟かせるウェイドですが、教養深いという一面あり、また慈悲深いと思いきや、凄い残虐性も持つという相反する人間。その微妙な雰囲気をラッセル・クロウは上手く演じています。猟奇的な表情を見せるかと思いきや、紳士的に相手と接するところも見事です。もちろんアクションもなかなかシャープな感じです。監督がラッセルをキャスティングしたのは正解ですね。

また、生き方が下手で、真面目に生き抜こうとする要領の悪いダンを、強いイメージの俳優、クリスチャン・ベールが演じるのも見物です。逆のイメージを持つ人を起用する監督の発想は上手く行ったと思います。ベールもまったく相反するキャラを巧みに演じていたのではないかと思います。

メディア 映画
上映時間 122分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(シナジー)
初公開年月 2009/08/08
ジャンル 西部劇/サスペンス/ドラマ


ジェームズ・マンゴールド監督とラッセル・クロウ


心に秘めた生き様に、
男は静かに命を賭ける。

オフィシャル・サイト
http://www.310toyumathefilm.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.310-k.jp/

 

 

 

 

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