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走行距離100万キロを目指して!①【愛車の危機】

2021年11月05日 20時15分00秒 | タイで車に乗る
最初にウドンタニでの新型コロナ新規感染者数。

減りそうで減らず、先週とあまり変わらない。
他人と極力会わない様にしていたが、娘のワクチン接種は一本目が終わって2週間経ち、そろそろ抗体が出来た頃なので、普通に生活し始めた。来週は娘の2回目のワクチン接種がある。

ここから本題。
我が家の車は、タイへ移住した2006年末に購入してから15年目で、走行距離は56万6千キロになる。
私は古い車が好きで愛着があるので直しながらずっと使いたいが、エンジンは時々黒煙を吐くし、最近は燃費も1割以上悪化しており、エンジン周囲はいくつか油漏れもある。
外装も塗膜の表面のクリア塗料が劣化して剥げており、なんとも見窄らしい。

私は使えればOKで、外見は全く気にならないが、妻が主に家業の配達に使っており、「こんな汚い車で配達したのでは、顧客の信用を失う」と言い始めた。
最近は新型コロナの影響で販売不振なのか自動車ディーラーの前には金利0の大きな看板も出ており、「買い換えるチャンスだ」と言うのだ。
「娘の通学に車を使わなくなったので、燃料代が月1万バーツ弱浮くから、払えるだろう」と言われ、古い車で楽しみたい私はピ〜ンチ!
「確かに燃料代はかなり減ったが、コロナで売上はそれ以上に減ってるし、車の下取りは期待出来ないのに頭金も準備出来てない。例え今は払えても、また別の変異株が蔓延して再ロックダウンしたらどうやって生活するの?」と不安を煽る。w
「それにハイラックスはあと4年くらいでフルモデルチェンジと言われ、次はハイブリッド化して燃費が良くなるとネットで読んだから、次の新型を待ったらどうかな?」と先延ばしを画策。
「あと4年で新型が出るなら待っても良いけど、塗装は直さないと…」言い始めたのでチャンス到来。
「あのね、外だけ綺麗にして中はボロボロなのを『パクチーロイナー』って言うでしょ。外を直す前にエンジンを直して、それから塗装じゃないの?」と言ってみる。
「エンジンはいちど修理したでしょ?」と妻は言うが、「走行距離が45万キロの時に修理してエンストは直ったけど、ギリギリセーフな燃料噴射ノズルも少し圧力が足りないと言われた燃料ポンプもそのまま。それにターボの油漏れも直してない。バンコク周辺へ配達や仕入れに行って黒煙を吐くと罰金5千バーツだし、ネットの検索でウドンタニに良さそうな業者を見つけたから直そうよ」と畳み掛けると、少し考えた後にOKが出た。
前回のエンジン修理から懸案事項のまま放置し、走行距離で11万キロ、期間で4年半を経てから続きの修理。
特定の給油所の軽油を入れ続けると黒煙が減り、エンジンの振動も少なくなったので我慢できたが、全く気の長い話だ。

長くなったので今回はここまで。
続きは早めにUPするつもりだ。
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オナラの続き(カーエアコンのガス漏れ修理)

2021年11月03日 22時46分00秒 | タイで車に乗る
7月末に車のエアコンが動かなくなってエバポレーター(車内側の熱交換器)を交換し、しばらくすると車内で時々「プー!」とオナラの様な音が鳴り始め、ネットで調べるとエキスパンションバルブ(エバポレーター内へ冷媒を噴射するノズル)が原因らしいと判ったが、音を気にしなければ特に問題無いらしく放置しておいた。
10月に入ってオナラwの頻度が減り、中旬には完全に鳴らなくなったので自然に直ったと喜んだのだが、乾季に入って日差しが強くなるとエアコンの効きが悪いのに気が付いた。
一応は少しだけ冷たい風は出るので、前席で風に当たれば涼しいが、車内の温度は高めだし、エアコンの排水も普段より少ないので故障と判った。

いつも行く車の電装系専門の整備業者へ行くと、冷媒の高圧側の圧力が低く、ガスが抜けていると判明。

ガスを完全に抜くと配管内へ圧縮空気を入れ、エンジンルーム内のエアコンのコンデンサー(凝縮器)やコンプレッサー(圧縮機)や配管へ石鹸水を塗って探すがガス漏れは見つからず、圧縮空気の圧力も下がらない。今は漏れてないって事だ。

私は数週間前に車内が薬臭かったのを思い出し、同じ時期にオナラも止まったのを職人へ伝えると、車内のエバポレーター(熱交換器)を取り出す事になった。

ダッシュボードを全て取り外すので、最低でも3時間コースだ。

上の写真がカーエアコンの室内機。
赤い矢印の部分でエンジンルーム側と冷媒のやり取りをしており、周囲が濡れているので触るとヌルヌルしていた。
カーエアコンの冷媒へは潤滑油が混ぜてあり、冷媒が漏れた時に出た油だと思ったが…

室内機内のエバポレーターとエキスパンションバルブを取り出して圧縮空気を入れて圧力計を眺めるが、全く変化無し。そのまま水へ浸けても泡も出ない。

ラジエーターの前にあるコンデンサーも取り外し、洗浄後に圧縮空気を入れて漏れを探すが見つからず、

コンプレッサーを調べてようやくビールの泡くらいに小さな泡が出るのを発見。
職人はこれだと言うが、隙間に残っていた泡かも知れず、エバポレーターとエキスパンションバルブ付近に漏れていた潤滑油が気になる私。今回初めての冷媒漏れなら言い切れるが、3ヶ月前に漏れた油の可能性もあり、断定出来ない。

コンプレッサーは古くて動作音が騒々しいので交換しても良いが、再発して室内機をまた取り出すのは大変なので、オナラの原因と思われたエキスパンションバルブも追加して交換するのを指示。
職人も少し不安だったのか接続部のOリング(ゴムパッキン)を全部交換すると言ってくれた。

交換するコンプレッサーの箱。検索するとアリババが引っ掛かるので、中華部品だろう。日本で純正品を買うと5万円〜だそうだ。

夜の7時を過ぎて暗くなったので、職人4人で急いで取り付け。真空引き(エアコンの管路内の空気抜き)をして冷媒を入れて作業終了。
代金はコンプレッサーが4千バーツ、エキスパンションバルブが3百バーツ、工賃が3百バーツの合わせて4千6百バーツ。冷媒のフロンガス代や取り替えたエアコンのフィルター代も取ってないし、職人二人で半日掛かった工賃が3百バーツなのは安過ぎで、私の試算より2千バーツ近く安いが、前回のガス抜けから3ヶ月後の再発だからサービスしてくれたのだろう。
日本だと十万円は掛かりそうな修理が、中華部品を使ったとはいえ1万五千円で済んだのは嬉しかった。
タイでは中古車が高いので次々と買い換えるのが得だと聞いているが、地場の業者を使うと修理費が安いので、車を直しながら長く使うのも良いかも知れない。
他人から見ればボロ車かも知れないが、私は愛着があるので長く付き合うつもりだ。

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