タイへ転居してきた2006年末から使っている車 トヨタ ハイラックスが、先日走行距離30万キロを達成した。ちょうど8年である。購入した当時は買い物等で集落内を走るくらいだったが、娘が街の学校へ入学してから私が送迎を始めて走行距離が伸び、今は毎日120キロ前後を走っている。
走行距離が15万キロになるまでは、メーカーが指定した1万キロ毎の点検をやっていたが、年に3~4回の点検はどう見ても過剰整備なので自己流に変更。オイル交換はメーカー指定が1万キロ毎だが、私は1万5千キロで交換。但しメーカー純正オイルだと8千キロを超えた辺りから燃費が落ち始めるので、PTTのコモンレールエンジン用と書かれたのを使っている。これだと目立つ燃費の悪化は認められない。オイルフィルターも3万キロで交換して何も問題はない。その他の油脂類は2年に一回。今ではその間に約8万キロを走っている。
私が定期的に交換している物を書き並べると
1万5千キロ毎 エンジンオイル
3万キロ毎 オイルフィルタ
2年毎(8万キロ程度)
冷却液
パワステオイル
ブレーキオイル
クラッチオイル(?)
ギヤオイル
デフオイル
フューエルフィルター
15万キロ(4年程度)
タイミングベルト
ファンベルト
フロントディスクブレーキパット
となる。クラッチオイルは指示してないが、ディーラーが勝手に替えているようだ。
今までの故障を書いてみると
加速時に黒煙(5~8万キロ程度走行後)エアフィルタ 部品店で純正が八百バーツ弱
エンジン始動不良(2年弱) バッテリー 古河110AH 千九百バーツ
ショックの抜け 左前のみ14万キロ毎に 非純正工賃込 二千五百バーツ程度
エアコンコンプレッサの電磁クラッチ 18万キロ エアコン清掃込み 三千バーツ弱?
セルモーター 26万キロ 八百バーツ強
発電機 28万キロ プーリーを含んで三千バーツ強
プロペラシャフトの継ぎ手異音 29万キロ1つ八百バーツ強
リアドラムブレーキ異音 30万キロ
冷却水ポンプからの水漏れ 30万キロ
エンジンヘッドカバーからのオイル漏れ 30万キロ
光軸のずれ調整 30万キロ
タイでは新車登録から7年間は車検が不要で、私は8年目から民間車検工場を利用しているが、一昨年も昨年末も何も点検せず、検査コースを通すだけで修了。確かにこれで登録は継続されるが、毎日車は使うし、場合によっては命にも関わるので昨年末から修理工場へ持ち込み始めた。
最初は集落の自動車修理工場でブレーキの修理。フロントディスクブレーキのパットは前回も15万キロで交換だったが、今回もちょうど交換時期。ディスクも旋盤のような機械で面を揃えてもらった。リアドラムブレーキは軽くブレーキを踏むと異音がしていたので点検させたが、これもシューが摩耗していたので交換。ドラムも旋盤を通した。プロペラシャフトの継ぎ手はネズミが鳴くような音がしていた。全部で3つ継ぎ手があり1つは既に交換済みで、今回は残り2つの交換。油が切れて内部は錆びていた。地元の修理工場なので部品は中華製の非純正。これだけ全てで五千九百バーツ。
集落の修理工場ではリアブレーキの組み立てが怪しかったので、これ以上は無理と判断して次の修理はディーラーへ。ディーラー修理1日目はタイミングベルト、冷却水ポンプ、ファンベルトとエンジンオイル関係を除いた油脂類の交換とライトの光軸調整。半日で終わって1万4千バーツ弱。修理2日めはエンジンヘッドカバーのゴムパッキン交換とエンジンオイル、オイルフィルターの交換。これも半日で終わって二千八百バーツ。30万キロの点検・修理一式で二万三千バーツ弱となった。
これに民間車検の二百バーツ、9年目の税金約三千バーツ、強制保険七百バーツ弱、任意保険一級(車両保険29万バーツ・運転者二名限定)一万四千バーツ強の約1万八千バーツが加わり、総額三万七千バーツ(14万円弱)となった。妻は買い替えた方が安かったのではないかと言うが、私は最低でも10年は乗りたい。その時は45万キロくらい走っていると思うが、タイではそれでも20~30万バーツくらいで売れるらしい。こうなったら目指せ60万キロでも行けるかも知れない。(笑)
エンジンの載せ替えも可能だし修理を続けるといくらでも走れそうな気がするが、外装が錆びてボロボロになり、修理費用が嵩み始めると終わりだろう。日本だとスクラップ以外に考えられないが、タイだと・・
シャーシを利用してロッイーテンと呼ばれる農業用の作業車を作ってしまう。
エンジンはクボタの700ccディーゼルの14馬力。電動スターターも付いている。エンジンだけで6万バーツだそうだ。ボディは小型トラックのシャーシをベースに手作り。最大積載量は4トンで、ピックアップトラック4台分の荷物が積める。最高速度は60キロ以上が可能で、登録してナンバーも付けられるそうだ。新品のエンジン込みで1台20万バーツ。この日は我家の農場で使っていた古い建築用ブロックを六百個積載。大体4トン半くらいだろう。写真の場所から公道へ出るまでに高さ60センチのスロープがあり、先日にブロックを200個積んだハイラックスがなかなか上がらなくて苦労したので、たった14馬力のイーテンが上がるわけがないと思って、この車の持主で製作者でもある運転手を揶揄ったのだが、見事にクリア。集落の周りだけで使うなら、こちらの方が便利かもしれない。普段はサトウキビを運んでいるそうだ。
物を大切にして徹底的に使い尽くすタイ。私の車もとことん使い続けるつもりだ。
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走行距離が15万キロになるまでは、メーカーが指定した1万キロ毎の点検をやっていたが、年に3~4回の点検はどう見ても過剰整備なので自己流に変更。オイル交換はメーカー指定が1万キロ毎だが、私は1万5千キロで交換。但しメーカー純正オイルだと8千キロを超えた辺りから燃費が落ち始めるので、PTTのコモンレールエンジン用と書かれたのを使っている。これだと目立つ燃費の悪化は認められない。オイルフィルターも3万キロで交換して何も問題はない。その他の油脂類は2年に一回。今ではその間に約8万キロを走っている。
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2年毎(8万キロ程度)
冷却液
パワステオイル
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クラッチオイル(?)
ギヤオイル
デフオイル
フューエルフィルター
15万キロ(4年程度)
タイミングベルト
ファンベルト
フロントディスクブレーキパット
となる。クラッチオイルは指示してないが、ディーラーが勝手に替えているようだ。
今までの故障を書いてみると
加速時に黒煙(5~8万キロ程度走行後)エアフィルタ 部品店で純正が八百バーツ弱
エンジン始動不良(2年弱) バッテリー 古河110AH 千九百バーツ
ショックの抜け 左前のみ14万キロ毎に 非純正工賃込 二千五百バーツ程度
エアコンコンプレッサの電磁クラッチ 18万キロ エアコン清掃込み 三千バーツ弱?
セルモーター 26万キロ 八百バーツ強
発電機 28万キロ プーリーを含んで三千バーツ強
プロペラシャフトの継ぎ手異音 29万キロ1つ八百バーツ強
リアドラムブレーキ異音 30万キロ
冷却水ポンプからの水漏れ 30万キロ
エンジンヘッドカバーからのオイル漏れ 30万キロ
光軸のずれ調整 30万キロ
タイでは新車登録から7年間は車検が不要で、私は8年目から民間車検工場を利用しているが、一昨年も昨年末も何も点検せず、検査コースを通すだけで修了。確かにこれで登録は継続されるが、毎日車は使うし、場合によっては命にも関わるので昨年末から修理工場へ持ち込み始めた。
最初は集落の自動車修理工場でブレーキの修理。フロントディスクブレーキのパットは前回も15万キロで交換だったが、今回もちょうど交換時期。ディスクも旋盤のような機械で面を揃えてもらった。リアドラムブレーキは軽くブレーキを踏むと異音がしていたので点検させたが、これもシューが摩耗していたので交換。ドラムも旋盤を通した。プロペラシャフトの継ぎ手はネズミが鳴くような音がしていた。全部で3つ継ぎ手があり1つは既に交換済みで、今回は残り2つの交換。油が切れて内部は錆びていた。地元の修理工場なので部品は中華製の非純正。これだけ全てで五千九百バーツ。
集落の修理工場ではリアブレーキの組み立てが怪しかったので、これ以上は無理と判断して次の修理はディーラーへ。ディーラー修理1日目はタイミングベルト、冷却水ポンプ、ファンベルトとエンジンオイル関係を除いた油脂類の交換とライトの光軸調整。半日で終わって1万4千バーツ弱。修理2日めはエンジンヘッドカバーのゴムパッキン交換とエンジンオイル、オイルフィルターの交換。これも半日で終わって二千八百バーツ。30万キロの点検・修理一式で二万三千バーツ弱となった。
これに民間車検の二百バーツ、9年目の税金約三千バーツ、強制保険七百バーツ弱、任意保険一級(車両保険29万バーツ・運転者二名限定)一万四千バーツ強の約1万八千バーツが加わり、総額三万七千バーツ(14万円弱)となった。妻は買い替えた方が安かったのではないかと言うが、私は最低でも10年は乗りたい。その時は45万キロくらい走っていると思うが、タイではそれでも20~30万バーツくらいで売れるらしい。こうなったら目指せ60万キロでも行けるかも知れない。(笑)
エンジンの載せ替えも可能だし修理を続けるといくらでも走れそうな気がするが、外装が錆びてボロボロになり、修理費用が嵩み始めると終わりだろう。日本だとスクラップ以外に考えられないが、タイだと・・
シャーシを利用してロッイーテンと呼ばれる農業用の作業車を作ってしまう。
エンジンはクボタの700ccディーゼルの14馬力。電動スターターも付いている。エンジンだけで6万バーツだそうだ。ボディは小型トラックのシャーシをベースに手作り。最大積載量は4トンで、ピックアップトラック4台分の荷物が積める。最高速度は60キロ以上が可能で、登録してナンバーも付けられるそうだ。新品のエンジン込みで1台20万バーツ。この日は我家の農場で使っていた古い建築用ブロックを六百個積載。大体4トン半くらいだろう。写真の場所から公道へ出るまでに高さ60センチのスロープがあり、先日にブロックを200個積んだハイラックスがなかなか上がらなくて苦労したので、たった14馬力のイーテンが上がるわけがないと思って、この車の持主で製作者でもある運転手を揶揄ったのだが、見事にクリア。集落の周りだけで使うなら、こちらの方が便利かもしれない。普段はサトウキビを運んでいるそうだ。
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整備記録ですが、
トヨタで修理したものはトヨタの顧客データーベースへ、
他で修理したのもはこのブログへ記録してあります。
今回の記事もタイの自動車事情を紹介するとともに
自分の為の記録でもあります。
嫁さんは新しい方がよいらしいですし
目移りもするのですが
ジジイですし金も持ってませんから
誰も相手にしてくれませんよ。(悲)
こっちも関係を修理して使うしかないですかね。
どこか良い修理屋さんはないでしょうか?
ナリカーさん
子供の通学に片道20kmの3往復で120kmです。
ちょっと郊外のつもりで土地を買ったのですが
車の制限速度が90kmですから
移動時間の割に距離がありました。
通学は送迎業者もあるのですが
時間が掛かるので勉強が出来ないのが定説。
自家用車の送迎は、時間もお金も掛かりますが仕方無いですね。
以前居た従業員が中古車を買ったら
走行距離が70万キロ。
2ドアピックアップトラックなのに
定員8名以上の登録でしたから
荷台へ屋根や座席を付けての送迎車だったと思いますが
このくらい使えると良いですね。
目指せ60万、いや70万キロ・・・100万キロですよ!
mugaさん
日本だと多くの車は年間の走行距離が一万キロ未満だし
7年くらいで買い換えられるのではないでしょうか?
このくらいならオイル交換以外の整備は不要なのに
法定点検だけでかなりのお金が掛かる仕組みになってます。
自動車整備業界は守られますが
生活コストが高くなり、結局自分に回ってきます。
タイだと年式だけで走行距離は気にしないみたいですから
従業員が買った走行距離70万キロの
ピックアップトラックが20万バーツ(70万円)でした。
20年前のピックアップでも10万バーツします。
日本だと6年6万キロの1BOX車を、
私は13万円で売りましたよ。日本は安いですね。
朝太郎さん
片道20kmの3往復で120kmです。
この時期はちょっとした雨でも追突事故が多発したりしますが
事故を起こさないよう気をつけたいと思います。
私はヨーロッパ圏を知りませんが
タイではLの発音がンになりますし
ガギグゲゴの発音が難しい人が居ます。
ぺんぺん草さん
皆さん博識ですね。
勉強になります。
HIDEさん
そうです。私の車はナンバーの文字が黒色で乗用車登録です。
税金は乗用車なので割高なのもありますが
車が古くなると税額も安くなるようで
最初は四千バーツ以上払ってました。
20年ですか。良いですね。
私もそのくらい乗れると嬉しいです。
うちの「イスズ・ロデオ号」は、2ドアで「後ろも乗れますよ」タイプなので、たしか1050バーツでした。
うちの車も、20年で25万7千kmになりました。
私の駄法螺話を”余談”活用していただき、ありがとうございます。 (笑)
スペイン語圏であるアルゼンチンの歌手、グラシェラ・スサーナが歌う日本語の歌詞も、「は行」 を発音しないので、 「か行」に直して歌われていました。
『あなたの悲しい、コントです!』 ⇒⇒⇒ 『あなたの話、本当です!』 (爆)
安全運転(特に他人がかな!?)で60万km達成してください。
ぺんぺん草さん最初の”H” ですがスペイン語やイタリア語でも。
日本語でも 発音しなかったり、弱い音だったりすることもあります。
中国人に言わせれば、日本人発音は「におん」と聞えることも有るとか。
私も「高橋」さんを 「たかあし」に近い発音していることに気が付きました。
余談でした。
しかも車検とか税制からして、新品を買い続けた方がいいような感じになってましたっけ?
まあ中古が安いところは素晴らしいのですけどね。
君の~ゆく~道は、ミチハ~♪
60万キロメー、キロメー
だのに~、ダノニ~
なぜ~、ナゼ~
歯をくいシバリーーー!!!
一日120kmじゃ、バイクではツラいですもんね。腰に負担が集中しないように、バランスボールでスジを伸ばして、体幹強化を心掛けてくださいませ!
それだけ毎日使えば、車のコスト分元取れますね。
ちゃんと使えば60万kmも行けそうですね!
自分は遣ってきたことも、ボンヤリしてきていて(泣き)・・・
物を大切にする人は、信頼が持てます。
なんか亭主や奥さんを、気軽に使い捨て居る人も、多い印象有りますが、そんな事はテレビのワイドショウみたいな物で、目立つけれど、少数派なんでしょうね。
私は慎重になります。
ディーラーなら記録が残り保証も付いてますが
どうしても過剰整備ですから言いなりにはなれません。
業者の特徴を活かして整備したいと思います。
さて先立つ物は私も同様なのですが
タイでは規制が日本ほど厳しくないので
自作した車で公道を走るのは思ったより簡単。
我家の前の道を走る農業用車両に
ナンバープレートなんて付いてませんし
運転している人も免許なんてwww
まあそれは置いといても
自作の車にナンバーを付けて公道を走るのは
やり方しだいでは出来そうな気がします。
私はスズキカリビアン+クボタエンジンで
面白いトライアル車両が出来るのではないかと思って
ワクワクしているのですが
娘が独立するのは20年位先。
ベース車両の前に自分の体の心配をしなければなりません。
「フランスでは最初の”H”には声は・・」
え?黙ってやるんですか?(何を???w)
郊外に住む私がウドンタニ市内へ買い物に行った場合でさえ、往復で100km程・・・それ以上の距離を毎日走るっていらっしゃるとは驚きです。
この国で確かな技術で良心的な整備業者に出会うのは難しいですね。
あるタイ人が話していましたが、この国では「飛び込み」で探すよりも実際に利用した方から評判を聞き、その方の紹介があると有利だとか。
私は地元の建材屋で紹介してもらった修理屋に厄介になっています・・・AC内部ユニットの分解清掃とガスチャージで800Btだったかと記憶しています。
>登録してナンバーも付けられるそう・・・ロットイーテンには興味があります。
FRPで下記のURLの様なデザインをアレンジした車両を自作したいと<餓鬼の様な>夢を抱いています・・・が、先立つ物が!(汗)
http://fc03.deviantart.net/fs70/i/2010/284/7/b/citroen____by_cmdpirxii-d30jgdk.jpg これはCitoroen H(アッシュ)と言い、1960年代のフランス車です。
蛇足 ⇒ フランスでは最初の”H”には声はださないそうです。(にやり)