1) 技術書について
現在では、写真よりも、更に「リアル」な映像で、陶芸の技術を、解説している物も
登場して来ています。即ち、本ではなく、DVDに収録している物(動画)です。
初心者でも、これを見れば、「手ひねり」は勿論、「電動轆轤」もマスター出来ますと、
謳(うた)っていますが、大いに疑問に感じます。
② 大まかな事しか、記載されていない本。
土練から、手ひねり、電動轆轤、釉薬まで、全てが記述された、技術書も多いです。
この様な、本は「陶芸入門」などと、表記され、初心者向けに、書かれた物が、多いです。
) 陶芸が、「どんな物なのか」、と言う事を、全般的に、眺めるのであれば、それは
それなりに、意味の有る本とも言えます。
) 但し、余りにも、広範囲の事柄を、記載されている為、必要な事が、抜けている事が多く
大まかな事しか、記載されていません。技術的な事柄を、この本から、期待する事は、
ほとんど、出来ません。
) 手ひねりでは、玉作り、紐作り、タタラ作りなど、基本的な作り方が、紹介されていて、
湯呑み茶碗や、抹茶々碗、皿類、筒型花瓶などの作り方が、記載されている物が多いです。
・ 電動轆轤も、土殺しから、湯呑み茶碗、小鉢類など、基本的な作品の、作り方が、紹介
されています。
・ 釉薬では、基本的な、天目(黒、飴など)釉、蕎麦釉、織部釉、藁(わら)白釉、鵜のふ、
それに、透明釉などの、市販されている、基本的釉が、紹介されています。
③ 作品紹介と、型紙が付いた、作り方が、掲載されている本。
本の前半に、この本で作れる作品を、写真で紹介し、後半で、その作り方が、型紙付きで、
記載されている本です。
) 割合丁寧に、やり方や、手順が書かれています。手ひねりの作品が、多い様です。
作り方は勿論、土の種類から、釉まで指定されています。
) 添付されている、型紙を使い、その大きさで、土取りし、説明通りに、作業すれば、
写真通りに、作品が出来ると、言う事です。
) 困った事は、指定している土や、釉薬が、必ずしも、用意出来ない事です。
手持ちの土や、釉で処理すると、当然、出来上がりは、写真とは大きく変わります。
) 説明は、挿絵と文章で、記述されていますが、意外と文章を、理解していない人、
(理解出来ない人)も、多くいます。
・ 要するに、何処が重要で、何処が「ラフ」で良いのかが、理解出来ない人とも、言えます。
解かったつもりで、作り出すと、途中で手が止まってしまう事が、多く見受けられます。
ある意味、挿絵に捕らわれ過ぎて、理解しようと、しないのかも知れません。
) この様な本は、どんな作品を、作るかに迷ったら、役に立つかも知れませんが、
但し、あくまで、人の真似ですので、ある程度利用したら、その応用を考えて、
より自分らしい作品を、作るべきでしょう。
以下次回に続きます。
現在では、写真よりも、更に「リアル」な映像で、陶芸の技術を、解説している物も
登場して来ています。即ち、本ではなく、DVDに収録している物(動画)です。
初心者でも、これを見れば、「手ひねり」は勿論、「電動轆轤」もマスター出来ますと、
謳(うた)っていますが、大いに疑問に感じます。
② 大まかな事しか、記載されていない本。
土練から、手ひねり、電動轆轤、釉薬まで、全てが記述された、技術書も多いです。
この様な、本は「陶芸入門」などと、表記され、初心者向けに、書かれた物が、多いです。
) 陶芸が、「どんな物なのか」、と言う事を、全般的に、眺めるのであれば、それは
それなりに、意味の有る本とも言えます。
) 但し、余りにも、広範囲の事柄を、記載されている為、必要な事が、抜けている事が多く
大まかな事しか、記載されていません。技術的な事柄を、この本から、期待する事は、
ほとんど、出来ません。
) 手ひねりでは、玉作り、紐作り、タタラ作りなど、基本的な作り方が、紹介されていて、
湯呑み茶碗や、抹茶々碗、皿類、筒型花瓶などの作り方が、記載されている物が多いです。
・ 電動轆轤も、土殺しから、湯呑み茶碗、小鉢類など、基本的な作品の、作り方が、紹介
されています。
・ 釉薬では、基本的な、天目(黒、飴など)釉、蕎麦釉、織部釉、藁(わら)白釉、鵜のふ、
それに、透明釉などの、市販されている、基本的釉が、紹介されています。
③ 作品紹介と、型紙が付いた、作り方が、掲載されている本。
本の前半に、この本で作れる作品を、写真で紹介し、後半で、その作り方が、型紙付きで、
記載されている本です。
) 割合丁寧に、やり方や、手順が書かれています。手ひねりの作品が、多い様です。
作り方は勿論、土の種類から、釉まで指定されています。
) 添付されている、型紙を使い、その大きさで、土取りし、説明通りに、作業すれば、
写真通りに、作品が出来ると、言う事です。
) 困った事は、指定している土や、釉薬が、必ずしも、用意出来ない事です。
手持ちの土や、釉で処理すると、当然、出来上がりは、写真とは大きく変わります。
) 説明は、挿絵と文章で、記述されていますが、意外と文章を、理解していない人、
(理解出来ない人)も、多くいます。
・ 要するに、何処が重要で、何処が「ラフ」で良いのかが、理解出来ない人とも、言えます。
解かったつもりで、作り出すと、途中で手が止まってしまう事が、多く見受けられます。
ある意味、挿絵に捕らわれ過ぎて、理解しようと、しないのかも知れません。
) この様な本は、どんな作品を、作るかに迷ったら、役に立つかも知れませんが、
但し、あくまで、人の真似ですので、ある程度利用したら、その応用を考えて、
より自分らしい作品を、作るべきでしょう。
以下次回に続きます。