また、お会いしましょうね。

今日の小淵沢駅で…。
ホームを特急あずさが動きだし、私達は、思いっきり手を振りました。

「行っちゃったわ…。」

涙があふれてきました。
素敵な人たちとの楽しい時間は、あっという間に過ぎていって…。
しばらくは、主人に寄りかかっていましたが、本当は胸に顔を押し当てて泣きたい気持ちでした。
主人も、そんな私の気持ちを察してくれているのがわかりました。

昨日、私達は、シアトルのご夫婦をお迎えに、新幹線の新富士駅まで行ってきました。
日本で２０日間ほどの滞在期間の間の、九州旅行の帰りに、山梨に来てくださるというのです。
嬉しくて嬉しくて、指折り数えて待ってのお迎えでした。

新富士駅でピックアップして、とんぼ返りで韮崎まで帰り、夕食は『しゃぶしゃぶ』です。
数年前に、奥さんおひとりで来られた時、食べに行ったお店です。
「おいしいので、主人に食べさせたいわ。」と言っておられた、そのご主人との来訪です。
とろけるようなお肉に、とても感動しておられました。

我が家に着いたのは、もう１０時半を回っていました。
とりあえず、就寝です。

今朝は、みんなで、ゆっくりと朝食をとりながら歓談しました。
知り合って２７年になる主人とは、思い出話にも花が咲いていました。
私も、みんなの楽しくて幸せそうな笑顔を見ながら、とても嬉しくて、幸せでした。

こんな時、時間は早く過ぎてしまうものです。
午後２時３６分発の特急あずさで横浜まで帰られますので、それまでの時間を有意義に使うことにしました。
ご夫婦のご希望で、私達のお散歩コースを少し散策した後、富士山の見える温泉へ…。
男性と女性に分かれて、それぞれ、お湯を楽しみました。

次は、この辺りに来られた観光客のお決まりルートの『清里清泉寮』で、あのソフトクリームを…。
ご主人が、大のアイスクリーム好きですので、昼食は外しても、
ここのソフトクリームは外せない場所でした。
ここでも、おいしい…とご機嫌でしたので、私達も嬉しかったのですが、
奥さんは、一層喜んでおられました。
数年前、山梨に来られた時のご自身の感動を、今回、ご主人が同じように感動しておられたからです。
今年８５歳のご主人ですから、今回が最後の日本旅行になると思っての企画だったそうです。
でも、行く先々で嬉しそうなご主人を見ていて、また早いうちに来たいと思うと言っておられました。

その後は、一気に小淵沢駅へ向かいました。
とても素晴らしいご夫婦ですので、私はお別れがさみしくて仕方がありませんでした。
短い時間でしたが、一緒に過ごせたことを嬉しく思っています。
遠い所を来てくださり、本当にありがとうございました。

そして、主人にも、感謝しています。
７～９日までの出張の疲れもあったことでしょうけれど、そんなことを感じさせないで、
ハードなスケジュールを乗り切ってくれたのですね。
あなたの、まわりの人への気遣いと思いやりは、今回のみんなの逢瀬の時間をより楽しいものにしていました。
みんなのしあわせな笑顔は、あなたへの感謝の気持ちを伝えていました。
本当にありがとう。
そして、お疲れさまでした。

東京へ２泊３日

今日の午後、東京から帰ってきました。
２泊３日ではありましたが、忙しいスケジュールでした。
それでも、とても充実していて、嬉しく思っています。

「お仕事がらみ」で、急遽お会いすることになった人は、初めてお会いする人でした。
その人は、こちらの話をじっくりと聞いてくださいましたし、
ご自分の経験をもとにした考えも話してくださいました。
お話をしている間の間合いの取り方が、心地よくもありました。
お上手を言われるのではなく、それでも私達への気遣いを忘れられることもなく…、
誠意を感じる人でした。

打ち合わせは、思った以上にお話が進展しました。

その会社を出てから、私達は幸せな気分になっていたのです。
今後も、良いお付き合いができると嬉しいと思える人でした。

夜には、別のスケジュールが入っていました。
ちょっと高尚な時間を過ごしましたので、新鮮な気持ちにもなりました。

地下鉄を乗り継いでの移動は、私にはかなりハードでしたので、
１０時半にホテルにたどり着く頃には、クタクタになってしまいましたが、
そんな私を、主人が気遣ってくれました。
主人も、山梨から東京までを運転した後の過密スケジュールでしたので、
ずいぶん疲れていたのではないかと思うのですが…。
本当にありがとう。

そのお蔭もあって、翌朝には復活していましたので、ひとまず安心しました。
この日に約束をしている人は、またまた、初めてお会いする人です。
会社勤めを辞めて以来、こんな生活は久しぶりと言うこともあって、
ちょっとした興奮と緊張を感じていました。

いろいろな打ち合わせをし、お仕事(？)から解放されたのは、夕方の７時半近くになっていました。

東京でのスケジュールを無事に終え、夜は主人と居酒屋さんに行きました。
今後のことについて、いろいろと語りながら、ふと、結婚した頃のことを思い出していました。

その頃、少し早くお仕事を終えた私が、主人のお仕事が終わるのを待って、
一緒にお食事に行ったことがあります。
そんな時、私達はお互いに、熱く語ることもありました。
お仕事に対する思いや、二人の生活に関して、あるいは、昔の話や未来の夢などを…。

昨日も、私達は熱く語りました。
楽しかった…。
しあわせでした…。

東京での時間を思い返す今も、とてもしあわせです。
本当にありがとう…。

白一色の世界

いつものように、今朝も４時４０分に起きました。
いつものように、寝室のドアを開け、
いつものように、廊下に出ました。
そして、いつものように、夜明け前の薄暗い明かりがドーマから…、

いいえ、ドーマから差し込んでいたのは…、
いつもよりも明るい光でした。

雪です。
夜の間に、雪が降ったようです。
雪が降ると、家の中が明るくなります。
たとえ、夜明け前の薄明かりでも、雪に反射して、
それはそれは、明るくなるのです。

夜が明けて…、東の空が明るくなってきました。


あたりは、白一色のとてもきれいな世界でした。

いいこと尽くし

「仲がいいですね。」

今日のお散歩の途中で、声を掛けてくださいました。
道沿いのお宅で、お庭の手入れをしておられた５０歳くらいの男性です。

そのお宅は、４年ほど前に出来上がりましたが、
ご夫婦の共通の趣味(？)は、『お庭を造ること』のようです。
お家ができて以来、ひと月に１～２度、東京から来ておられるようですが、
定住ではなく、お庭を造ることを楽しみに来ておられるご様子です。

最初は土を入れ、石垣を組み、大きな木を何本か植え、小道を作り…、
たんたんと、黙々と、それぞれの思いを入れ込むようなお庭が出来上がってきました。

私達がそのお宅の前を通る時、顔が合えばご挨拶をする…、そんな程度ですが、
顔が合わなくとも、いつもお庭の中から見ておられたのでしょう。

「いつ見ても、仲がいいですね。」

今日、そんな感じで言っていただいたような気がしました。

私達がお散歩を始めてから、もう２０年近くになります。
いつも、手をつないで歩くのですが、それは、どこに暮らした時にも続けてきました。
そして、そのいつの時にも、必ず、「仲がいいですね。」と言ってくださる人がありました。

主人は、仲がいいから手をつなぐ、のではなくて、手をつなぐことで仲良くなるのだと言います。

なるほど…と思うことが、先日の「あさイチ」で放送されました。
スキンシップによって、オキシトシンが分泌されると言うのです。
オキシトシンには、愛着関係を深めたり、ストレスに強くなったり、自律神経のバランスを保つ作用が
あると言います。さらには、記憶力がよくなって、学習効果がＵＰするらしいのです。

いいこと尽くしの「手をつなぐ」です。


　夕方の東の空…、夕焼けがきれいでした。

ヤジロベエ

昨日、甲府まで外出することになりました。

私は、自分のバッグを右手に持って、玄関で靴を履きながら、
左手で、食材のお買い物用のマイバッグ(スーパーで使うカゴと同じ)を持ち上げました。

３つが重なったカゴは、靴を履きながらの私にとっては意外に重くて、
カゴ側の方によろけてしまいました。
そばにいた主人がそれに気づいて、急いでカゴを持ってくれたのですが、
今度は、私の左手が軽くなり、私は右によろけてしまったのです。
私のバッグが、特に重かったのではないのですが…、バランスを崩してしまいました。

「大丈夫？　ヤジロベエみたいだね。」

そんな主人の言葉に、私は、子供の頃に竹ひごとどんぐりで作ったヤジロベエを思い出しました。
ヤジロベエは、バランスを取るのが難しかしくて、どんぐりの大きさや竹ひごの長さの調整がたいへんでした。

バランス…といえば、お天気が不安定なここ２～３日は、私の体調のバランスも少々崩れ気味です。
フラ～ッとしたり、腕や指に力が入らなかったり、２階までの階段が登りにくかったり…。

でも、そうなる理由がわかっている今では、以前のような不安はありません。
正しい知識を身に付けることの大切さを知ると同時に、
体調の変化とその原因の整合性を楽しむことさえもできるようになりました。

ヤジロベエのように、うまくバランスを取りたいと思っています。


　明日の朝の予想気温は、氷点下になっています。　
　今日、春の使者と言われる『フキノトウ』が
　お散歩コースの森の道に出てきました。