『こんな手になったんだわ…』
今日、爪切りをした後、何気なく手を広げてみました。
-はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る-
石川啄木の『一握の砂』ではないのですが、
こうして、じっくりと自分の手を眺めたのは、本当に久しぶりのように思いました。
私の手には、たくさんの皺が刻まれていました。
爪のまわりは、晩年の父の指先に似ているような気がします。
若い頃から節くれだっていた手は、一層、節が太くなっているようです。
浮いた血管も、若い頃よりも目立つようになっていました。
特にお手入れなどしないまま、長年お世話になってきました。
怪我などで傷つけることなく使ってくることができたことは良かったと、嬉しく思っています。
器用ではないけれど、この手のお蔭で、いろいろなことができました。
本当にありがたいことですが、今まで感謝の気持ちを持つことはありませんでした。
あって当たり前…、使えて当たり前…、そんなことはないはずなのに…、
なぜか、感謝してこなかったことを、申し訳なく思っています。
今、皺が増えた手を見て、こんなに働いてきてくれたんだわと、改めて思うのです。
そして、「ありがとう」の気持ちを込めて、小さく、そして優しく、手をさすりました。
ありがとう…
この春、水仙に次いで、我が家で2番目に咲いた花です。
今日、爪切りをした後、何気なく手を広げてみました。
-はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る-
石川啄木の『一握の砂』ではないのですが、
こうして、じっくりと自分の手を眺めたのは、本当に久しぶりのように思いました。
私の手には、たくさんの皺が刻まれていました。
爪のまわりは、晩年の父の指先に似ているような気がします。
若い頃から節くれだっていた手は、一層、節が太くなっているようです。
浮いた血管も、若い頃よりも目立つようになっていました。
特にお手入れなどしないまま、長年お世話になってきました。
怪我などで傷つけることなく使ってくることができたことは良かったと、嬉しく思っています。
器用ではないけれど、この手のお蔭で、いろいろなことができました。
本当にありがたいことですが、今まで感謝の気持ちを持つことはありませんでした。
あって当たり前…、使えて当たり前…、そんなことはないはずなのに…、
なぜか、感謝してこなかったことを、申し訳なく思っています。
今、皺が増えた手を見て、こんなに働いてきてくれたんだわと、改めて思うのです。
そして、「ありがとう」の気持ちを込めて、小さく、そして優しく、手をさすりました。
ありがとう…
この春、水仙に次いで、我が家で2番目に咲いた花です。