おこた

今日は、おこたを出しました。

例年は…、昨年は…いつ出したのかというよりも
明日の朝の最低気温が０度になるということですから
出し時としては、今日出すのがちょうど良かったということになります。

夕食時間に、主人と一緒に夕方の天気予報を見ていて、
改めて『明日の最低気温は０度ですって…。』と驚きました。

昨日の朝が４度でしたので、そろそろおこたの出番だわと思っていました。
数日前にファンヒーターを出してはいますが
まだ試し程度しか使っていません。
でもおこたは、主人がパソコン以外でのお仕事をする時に使うことになりますので
そろそろ…だったのです。

今日はお天気も良くて、おこたに必要ないろいろを広げて日に当てました。
敷き布団、掛け布団、掛けカバーの他、我が家では敷き毛布や掛け毛布も使います。
おこたの温かさを逃がさないためです。

子供の頃、実家のおこたは大きな掘りごたつでしたから、
大人の人が８人も入れました。
床の下…といいましょうか、畳よりも下におこたがあるという、
まさに掘って作ってあるから掘りごたつ…でした。

その頃の暖の取り方は、父が炭をいこして掘りごたつの中に入れてくれましたが
その後は炭団(？豆炭）になりました。
いずれの時にも藁を焼いたものを使って、熱すぎないように炭団などを囲って
温度調節をしてくれました。

足元には簀の子が敷いてありましたから、腰掛けて座れることもあって楽でしたし、
熱すぎず、腰のあたりまでがホンワカと温かいという感じ。
電気ごたつでは、なかなか感じることができない快適さがありました。

今のこの時代の掘りごたつは、掘ってあるというよりも
座るタイプのおこたになるのでしょうね。
そして、当然のことながら炭や炭団ではなく、電気ですよね。

時代が変わって、風情も変ってきました。
仕方がないと思いながらも、ちょっと寂しく思っています。