想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

敗退の後に

2015-11-23 21:48:34 | 日記
ここ数年、アメリカンフットボールの社会人日本一のチームに勝つことを
目標にしてきた今年の関学は、昨日で、その夢であり悲願を絶たれてしまいました。
関西学生アメリカンフットボールの最終節で、ここまで全勝同士の立命館との試合。
関学は、27対30で敗退しました。

ライスボウルに行かないうちに敗退…、
私にとって、これを受け止めるのに、時間がかかりました。
もちろん、何が起こるかわからないのが世の常です。
当然、前節が終わってから試合の前まで、大丈夫かしらと思ってはいたものの、
実際に負けてしまうことは、ここ数年ありませんでした。

素人なりの反省点を頭に巡らせながら、スタジアムを後にしました。

帰りの車の中での会話が、いつもよりも少なかったことは言うまでもありません。
主人にとっては、母校の敗退ですから…。

そんな時、「さあ、来年に向けて、頭を切り替えなければ…」との主人の言葉に、
「甲子園ボウルのチケットは、どなたかに差し上げるの?」と訊いてみました。
実はね…と話し始めた主人です。

この節の試合を前に、テレビで紹介されていた『おばちゃん』

主人は、このご婦人にチケットをお贈りしたいというのです。
「これも一つの社会貢献だしね。」と言っていました。
「いいわね。」と私は気持ちよく同意しました。

このご婦人とは…、
選手を応援したくて、立命館近くで食堂をしておられます。
もう長い間、試合の前には注文の品にサービスメニューを添えて
提供してこられました。

主人は、今日、甲子園ボウルチケットにお手紙を添えて、投函しました。
もちろん、匿名です。

手紙には…、

『関学が負けてしまい、今はとても落胆しています。
 でも、立命館の選手、応援してきた人たちは、ここ数年の間、
 こんな気持ちを味わってきておられたのですね。
 
 さて、ここに甲子園ボウルのチケットが2枚あります。
 関西代表の立命館を応援したいところですが、遠方なので
 今回は、テレビで応援することにします。
 せっかくの甲子園ボウルのチケットですので、一番見たいと
 思われる方に使っていただくのがよいかと思い、
 お送りさせていただきました。
 よろしければ使っていただけるでしょうか。』
 
と書いたそうです。

私は、関学ファイターズから多くのことを学ばせてもらい、
このチームを誇りに思って応援してきました。

そして今、改めて、主人を誇りに思います。


 試合前、円陣を組んで、選手の他、監督、コーチ、スタッフで、『Fight on』を歌いました。


 校歌『空の翼』のマスコット、ソラランも、応援に来ていました。
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