想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

3月11日…

2015-03-11 22:02:29 | 日記
4年前のその日、私たちはいつものお散歩コースを歩いていました。

全行程のほぼ半分のあたりに差し掛かった時、言い知れない気配を感じたのです。
草原が広がる台地が、波打ってきました。
まるで、海に大波が打ち寄せるように…です。


すぐそばにある別荘の、ガレージのシャッターがガタガタと音を立てて揺れ、
その揺れは、一向に止まる気配がありません。
立っていることもできなくなり、電柱や木々等、倒れてくるものがないのを確認して、
私たちはしゃがみこみました。

一体、何が起こったのでしょう。
私は、すぐそばにある八ヶ岳が噴火でもしたのではないかしらと、その方向に目をやりました。
主人は、「これは遠いなあ。東北かもしれない…。大きいよ。」と心配そうに言いました。

その翌年、更に翌年、昨年、そして今年も…。
私たちは、毎年、八ヶ岳のふもとでこの日を迎えています。

その午後2時46分、今日も市の防災無線から流れてきた『祈りの時』。

私たちは、お散歩の足を止めて道の端に寄り、帽子をとって黙とうを捧げました。
胸に迫る悲しみがありました。

氷点下の寒さと強風が、テレビで見たあの日の惨状を鮮明に思い出させて、
悲しみの気持ちが大きくなっていくのがわかりました。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
そして、被災された方々が穏やかに過ごせる日々が、一日でも早く訪れますように…。

コメント
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