素晴らしい賞

私達が応援しているアメリカンフットボールチーム、関西学院ファイターズのことが、
そのホームページに出ていました。

ファイターズファミリー壮行会と甲子園ボウルの優勝祝賀会が行われたそうです。
その席で挨拶をされた監督は、「実績よりも、行動がさすがと言われるようにがんばってほしい」と
言っておられたそうです。
実績は確かに、この４年間、甲子園ボウル優勝ですから、この４年間は大学日本一です。
でも、その実績の上に胡坐をかくことがないよう、行動してほしいということでしょう。

監督は言うまでもなく、この４年間、さすが・・・と言われる「男」を育ててこられましたので、
今更言うことでもないのでしょうけれど、あえて、そう言われたのだと思います。

４年生の彼ら、選手たちが旅立って行く時が来ましたが、後輩たちが意志を引き継いで、
新しいチームを作り上げていくことでしょう。
楽しみにしています。

この会では、一年間に功績のあった選手に与えられた各賞の受賞者も挨拶をします。
今日は、その挨拶を紹介するのではなく、私が好きな賞を紹介します。


アンサングヒーロー賞です。
『Unsung Hero』(歌われることのない英雄)～日米口語辞典～
と言いましょうか、『縁の下の力持ち』ということでしょう。
他の人のために、陰で努力することや そうする人ということなのだと思うのです。

たとえば、アメリカンフットボールでは、クォーターバックやランニングバックなどは
素晴らしいプレーをすることで人目を惹きますが、その陰で、ラインマンなどが頑張っています。
また、強く素晴らしいチームができるには、その練習相手となる陰の選手達がいることを
忘れてはいけません。
そんな目立たない選手達にも、その姿を見つめ、認めている目がある・・・。
そして、その評価として、アンサングヒーロー賞が与えられるのです。

もちろん、対象者はたくさんいても、賞は一人がもらえるだけです。
でも、とても良い賞だと思います。

この賞を初めて知った時・・・、それは今から数年前でしたが、
ちょっと感動して、胸にぐっときました。
それ以来、私は試合を見るたびに、あるいは練習風景を見るたびに、
目立たないけれど、チームに大切な選手たちが大勢いるからこそ、
素晴らしいチームなのだわと思いました。


もちろん、他のチームにも、そんな人が多くいらっしゃると思っていますが、
私は、ファイターズを応援できることを嬉しく思い、誇りに思うようになりました。

今年も応援しています。


　小さな花が大好きです。
　門柱の陰に、スミレがかわいい花を咲かせていました。