想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

懐かしの脱脂粉乳

2013-10-31 21:20:03 | 日記
一人暮らしを始めた頃からでしょうか、私が牛乳をよく飲むようになったのは…。
その頃、一日に必ず1本…、ちょっと多い日は1本半の牛乳を飲んでいました。
誰でも飲む量…と思いきや、実は、1本とは1リットルパックなのです。

私が子供の頃には、牛乳を希望する家庭には、牛乳屋さんが瓶入りを配達しておられました。
早朝には、牛乳配達さんの『カチャカチャ』という瓶の音が聞こえてきたものです。
我が家では、牛乳を買えるゆとりがありませんでしたので、
牛乳と言えば、せいぜい学校の給食に出てくる脱脂粉乳くらいでした。

当時、友達の多くは、脱脂粉乳は臭いし、おいしくないと言っていました。
ところが、私は大好きだったのです。
給食では、大きなバケツに入った脱脂粉乳を、深めのお玉で1杯半…、
アルミの食器に入れていました。
いただきますをする頃には、食器はミルクの温かさでほんのりと温かくなっていて、
味はなんとなく甘みがありました。
その甘みは、喉を通り過ぎるまでで、喉には温かさだけが残っていました。

あの味は、今では経験することはできません。
私には、とてもおいしい味でした。

私が、何故、遠い昔の脱脂粉乳を思い出したかと言いますと、
実は今日、脱脂粉乳を買ってきたからです。
朝起きてからのお仕事時間に、ちょっと飲みたい何か…と考えていて、
脱脂粉乳を思い出したのです。

さあ、明日の朝から、飲むことができます。
昔の味を再現してあるのではないのでしょうけれど、
牛乳とは違う味を楽しみたいと思います。
コメント
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