ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「死ななくてもよかった人たち」の数が表示される「トランプ死の時計」

2020年05月15日 | 日本とわたし
5月13日に、アメリカの死者数は8万5000人に達した時、死の時計は推計5万700人以上の命が救えたことを伝えました。

死の時計は、「トランプ大統領と彼のチームが新型コロナウイルス軽視したために、犠牲になった人たちの命をカウントする」として作られたものです。
部分引用:
■大統領は警鐘を無視し続けた
「トランプ死の時計の目的は、死者の数そのものに物語ってもらうことです」
「この数字は、パンデミックの1分1秒ごとに、トランプ大統領に説明責任を要求します」

■失われなくてもよかった命が伝えるもの
「失われなくてもよかった命は、危機下で責任のあるリーダーシップを求めるよう、私たちに要求しています」
「戦争の犠牲を伝えるため亡くなった兵士の名前が記念碑に刻まれるように、大統領の新型コロナウイルス対策遅れで失った命を数で表すことは、必要不可欠な公共の機能なのです」

うわぁ〜⁉️黒川氏が検事長だというのは安倍内閣が勝手に決めただけ⁉️法的根拠も議事録も無い⁉️だから検察庁法改正案の強行採決💢

2020年05月15日 | 日本とわたし
↑イラストは、漫画家ぼうごなすこさん@nasukoBのツイートからお借りしました。

もう寝なきゃなんない。
けど、寝てる間にまたまた強行採決されちゃうかもしんない。
もうこれで何回目だよまったく。
何にもしないでただ寝るのは悔しいから、ついさっきツイートしたのを二つ載っけて寝る。

眠くなるかどうか自信ないけど、とりあえず寝ます。
おやすみなさい。
強行採決がどんでん返しでできなくなりますように!

米国「アメリカが失った6週間 新型ウイルス対策はなぜ遅れた?」事情(BBCニュース

2020年05月15日 | 米国○○事情
アメリカの新型ウイルス対策の、特に初動の段階での遅れについて、よくまとめられていると思います。

以下書き起こし:
ロックダウンの終わらせ方を世界が模索している今、そもそもに立ち返るのが大事です。
トランプ米大統領は確かに、ウイルスを水際で食い止めようとしました。

トランプ大統領:
いかに深刻な事態か知ったのは、中国からの入国を禁止する直前だった。

けれども、その入国禁止措置には穴がいくつかあり、もうひとつのホットスポット、欧州からの入国を禁止するまでに6週間かかりました。

トランプ大統領:
ある日いきなり消えるよ。奇跡のように消えて無くなる。

この間、ウイルスがほぼ気づかれずに、米国内で拡散していました。
なぜ拡散阻止にもっと力を入れなかったのか。
まずは情勢を大局から眺めてみましょう。
感染拡大の抑制には、何よりロックダウンが手段として選ばれました。
中国は武漢を、そして湖北省全域を封鎖しました。
続いてイタリアが、北部を皮切りにやがて全国を封鎖しました。
各国の対応を比較する際、最初の感染者や最初の死者の確認を起点にする方法もあります。
ただし、各国の人口の規模を考慮するためには、その国の人口100万人あたり1人が、COVID-19で死亡した日付が大事です。
「100万人中1人死亡」が起きた時点は、国によって異なります。
その日を起点とすることで、各国の対応の速度を比較できます。

イタリアの経験を教訓に、ドイツ、フランス、イギリスは、数日中にロックダウンしました。
イタリアは、「100万人中1人死亡」から全国封鎖まで、6日かかりました。
けれども米国はまだ、全国封鎖を宣言していません。
「100万人中1人死亡」から45日以上経った時点でも。

ドクター・ファウチ:
この国で何が起きているかを見れば、なぜそうしないのか理解できないし、(ロックダウン)すべきです。

アメリカの対応はなぜ遅れたのか?
結局はほとんどの州が自宅待機命令を出しました。
米国の総人口(2019年時点で3億2820人)の92%が対象になりました。
けれどもこの表が示すように、反応の速さは州によって大きく異なりました。
それはこのあと詳しくみますが、対応が州ごとによって異なるのは、各地の事情に沿った理由があります。
米国は大きい国で、ウイルスの打撃は州によってかなり違いました。
加えて米国は、権限が諸外国ほど中央政府に集中していません。
なので、全国一斉ロックダウンの実施は、容易いことではありません。
けれども、米国がウイルス対策で先手を打つ機会をなぜ失ったのか。
その主な理由は、感染拡大の実態がいかにひどいか、情報が不足していたからです。
さて、どれほど不足していたのでしょうか。
1月20日に韓国が、21日に米国が、それぞれ第一番目の感染者を確認しました。

トランプ大統領:
完全に制御できている。中国から来たたった1人だ。
コントロールできている。まったく…大丈夫だ。

🇺🇸疾病対策センター(CDC)は4日後に検査キットを開発し、食品医薬品局(FDA)の承認を申請していました。
🇰🇷すでに、簡易検査キットを各地の検査機関に送っていました。

🇺🇸その12日後に、CDCはついに検査を各地に送付。
🇰🇷すでに結果がすぐに出る検査を実用化していました。

トランプ大統領:
理論上では、どうやら4月になって暖かくなれば、奇跡のように消えるらしい。
本当だといいな。

🇺🇸2日後に、CDCは、自分たちの検査に欠陥があると認めました。
各地の検査機関は、結果をCDC本部に戻すことになりました。

トランプ大統領:
感染者が15人で、それが数日でゼロに近くなるなら、なかなかの成果だと思うよ。

🇺🇸2月末の時点で、全国の100位上の公立検査期間の内、CDC検査を使えていたのは、わずか3カ所でした。

トランプ大統領:
もう検査は届いている。検査は美しい。
必要な人は誰でも検査が受けられる。

🇺🇸3月初め、最初の感染確認から6週間後、米国で検査を受けた人数は3000人でした。
住民10万人中1人です。
🇰🇷これに対して韓国では、10万人中342人です。

トランプ大統領:
「見えない敵」と呼んでいる。
呼び方は色々だが、いずれにしろ気づかないうちに忍び寄ってきたんだ。

🇺🇸3月半ばには検査を受けた住民は10万人中31人に。
🇰🇷同じ時期、検査を受けた住民は10万人中558人に。

米国は4月15日に、検査実施率で韓国を追い抜きましたが、こうした初期の検査の遅れと大統領のメッセージが合わさり、米国の対応に深刻な影響を与えました。
検査による良質なデータが無いまま(2月1日の米人口の検査率 0.000000%、3月1日米人口の検査率 0.0000121%)、各州は実質、実態が分からないまま、2月初めから3月初めまでは手探りを続けていました。

アメリカ市民(3月19日):
自分がコロナにかかるんならそれはそれで、だからって楽しむのをやめませんから。

日々の暮らしがほとんど変わらず続くのをよそに、ウイルスは米国内に広まりました。

トランプ大統領(2月10日):
状態はいい。
4月には消えて無くなると言われている。
(2月25日)
大勢が回復している。
(2月26日)
増えていない、減っている。
インフル注射みたいなものがそこそこすぐにできる。
(2月27日)
インフルになれば回復するわけだ。
(2月28日)
毎年平均3万5000人がインフルで死ぬ。
(3月2日)
それだけ人が死ぬんだから、インフル対策を強化すべきかな。

新型ウイルスの脅威はさほど深刻では無いと、しきりに繰り返したトランプ大統領は、3月13日に国家非常事態を宣言しました。

トランプ大統領:
全州には直ちに緊急対応センターの立ち上げを呼びかけます。

ホワイトハウスはその3日後(3月16日)、社会的距離ガイドラインを発表。
3月22日には、ニューヨーク州が、COVID-19で100人が死亡した、と発表しました。

状況悪化に各州はどう対応したのか?

「100万人中1人死亡」という基準をまた起点にして、人口が異なる各州を比べてみます。
感染の震央になったニューヨークは、4日後(3月20日)にロックダウンしました。
隣の州の状況を見たニュージャージーは、2日後(3月18日)にロックダウンしました。
マルディグラのお祭りでホットスポットになったルイジアナは、6日後(3月22日)にロックダウンしました。
一方で、こちらの各州(カリフォルニアとイリノイとオハイオ)は素早く対応し、100万人中1人死亡という厳しい一線を超える前に、制限を開始しました。

トランプ大統領(3月24日):
影響がまったく無い、あるいはほとんど無い地域もあるのに、どうして国の100%を閉じたりするんだ?

けれども、南部各州もCOVID-19で死者は出ていました。
それでも週全体に行動制限を命令するまで、かなり時間がかかりました。
ジョージアとサウスカロライナでは、住民に自宅待機を命じるまでに、丸2週間もかかりました。
知事が民主党の州では、100万人中1人の死者が出ると、2.5日以内にロックダウンを命じましたが、
共和党所属の知事たちの判断は、1週間以上後になりました。

このパンデミックに完璧な対応ができた国はありません。
ただし、死者数を低く抑えることに成功した国もあります。

対照的にアメリカでは、5月11日の死者の総数は7万5000人。
これはヴェトナム、イラク、アフガニスタンの戦争で戦死したアメリカ人の総計(6万5096人)より多い人が、COVID-19で死亡しています。(5月11日現在)

パンデミック初期の当時、アメリカは感染拡大を抑え込み、もっと多くの命を救うためのいくつもの機会を逃しました。