共産党都議団の方々が、
「地下の空洞を視察したい」と申し出たら、
都の担当者が、
「酸欠になる恐れがあるので、視察はできません」と言った…。
え?
なるほど、こういうことだったのか…。
上のビデオから、いくつかの場面を、切り撮りしました。
盛り土をめぐっては、東京都は、2008年に、土壌汚染対策に詳しい大学教授などでつくる専門家会議で、
敷地全体に盛り土をするよう、提言されていた。
ところが都は、専門家会議の提言から4ヶ月後、土壌汚染対策の具体的な工事方法を検討する、技術会議を設置。
この会議で、都は、地下空間を駐車場に利用する案などを、委員に提案していた。
ところが、会議に出席していた技術会議の委員である川田産業技術大学院大学学長は、議論があったことは記憶にないと言う。
都は、独断で、盛り土を行わないことを決定。
その後、2011年に作成された、豊洲市場の基本設計では、すでに、地下部分は『空洞』になっていた。
地面の色が濃くなっている部分は、砕石層だけで、コンクリートも敷かれていない。
東京都はこの水について、建物の外の工事によってたまった雨水としている。
築地市場からの移転が延期になった、豊洲市場の航空写真。
盛り土をするということを言い続けていた都が、情報公開していた図面。
ところが…盛り土がなされているはずの地下に、ぽっかりと空いた空洞が。
本来ならば、専門家の提言通り、このような盛り土が行われていなければならなかった。
そもそも、どうしてここまでの、大掛かりな盛り土が必要なのか?
それは、この敷地は、元東京ガスのもので、土壌から有害物質が検出され、安全性に問題があったからだ。
だからこそ都は、約850億円もの費用を使い、盛り土などの土壌汚染対策を進めてきた(はずだった)。
ではなぜ、都は、事実と違う説明をしてきたのか。
東京都の関係者によると、
「地下に配管などを通すために、床下に数メートルほどの空間を設ける必要があり、安全性には問題はない」のだそうだ。
盛り土は、汚染物質にふたをする効果がある、という。
東京都のホームベージでの説明は、
ガス工場、操業時の地面の下2メートルを掘り、地下水が上昇することを防ぐ砕石層を設置した上で、
掘削した2メートルをきれいな土で埋め、さらにその上に、きれいな土を2.5メートル盛り土する、というものだった。
東京都は一貫して、土壌汚染対策として、合計4.5メートルの盛り土を行ってきた、と説明してきた。
結局は、工期を縮めたいから、少しでも安く済ませたいから、ということだったんだろうけれども、
いやいや、やっぱりこの老害男がまた、好き勝手なことを言ってたようです。
豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった
【日刊ゲンダイ】2016年9月15日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189920/1
信じられないデタラメが次々と発覚する、豊洲新市場騒動で、新事実が浮上した。
「私はだまされた」と、被害者面していた石原慎太郎元都知事が、実は、盛り土案潰しの“真犯人”だったというのだ。
石原氏は、13日のBSテレビで、豊洲新市場の建物下に盛り土がされず、コンクリートで固めた地下空間がつくられていた問題について、
「私はだまされた。手を抜いて、していない仕事をしたことにして、予算措置をした。都の役人は腐敗している」と、まくし立てていた。
ところが、在任中の2008年、敷地全体に盛り土する、との専門家会議の提言に、難癖をつけ、
地下に、コンクリートの箱を埋め込む工法を、都庁幹部に強く推していたことが分かったのだ。
15日の東京新聞によると、石原氏は、08年5月10日の定例会見で、豊洲の土壌汚染対策について、
「(盛り土案より)もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と語っていた。
さらに、同月30日の会見では、
「担当の局長にも言ったんですがね。もっと違う発想で、ものを考えたらどうだと。
どこかに土を全部持っていって(略)3メートル、2メートル、1メートルとか、
そういうコンクリートの箱を埋め込むことで、その上に、市場としてのインフラを支える。
その方が、ずっと安くて早く終わるんじゃないか」と語っていた。
このとき、石原氏が得意げに語った工法こそ、いま大問題になっている、豊洲新市場の姿だ。
一連の石原発言は、専門家会議が、盛り土案を提言して解散した、08年7月の直前だった。
都庁の役人が、すぐに消えてなくなる専門家会議の意向より、超ワンマンの石原知事の指示に従った可能性が高い。
これまで、なぜ、都庁の役人が、盛り土案をハナから無視して、作業を進めてきたのか謎だったが、
石原知事の発言に従った、としたら納得がいく。
豊洲新市場のデタラメ工事の真犯人は、「石原慎太郎元東京都知事」だった可能性が高くなってきた。
******* ******* ******* *******
この男が得意げに話す→ヘイコラと従う人間がいる→公金が湯水のように使われる→ろくなことにならない→なのに野放し。
今度こそ、もう絶対に、ブタ箱に入れてください!!
でも、そもそも、どうしてこんな汚染の深刻な場所に、生鮮食品を扱う巨大な市場を建てようとしているのか、それがわたしにはまるでわからないのですが…
しかもこの土地では、土壌のガスが、地下空洞に蓄積する恐れもあって、もしそんなことになると爆発の可能性もあると…。
豊洲市場「爆発」の恐れも 地下空洞に引火性ガスの危険性
【日刊ゲンダイ】2016年9月15日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189836
何から何まで、全てがデタラメだ。
東京・築地市場の移転予定地である、豊洲市場の建物下で、土壌汚染対策の盛り土がされず、空洞になっていた問題。
「青果棟」の地下では、コンクリートすら敷かれておらず、砕石層がムキ出しだった、というから唖然呆然だ。
恐ろしいのは、この空間の視察を求めた共産党都議に対し、都の担当者が、「酸欠」を理由に断ったという話だ。
この説明通りなら、移転中止は必至。
大惨事を招く危険性が、現実味を帯びてくるからだ。
そもそも、外部識者の専門家会議がなぜ、盛り土を提言したのかというと、
汚染土壌から、発がん性の高いベンゼンなどの、有害物質が揮発し、建物に拡散するのを防ぐためだ。
それが、汚染土壌の上を、砕石層で覆っただけなんて、シロートが考えても、
揮発したベンゼンが、空気中に広がっていることが、容易に想像できる。
ベンゼンは、発がん性以外に、「引火性」も高い化学物資だ。
工業会などの資料によると、
〈揮発性が高く、かつ引火性の強い液体であり、空気との揮発性混合ガスを形成〉
〈屋内、屋外または下水溝で、爆発の危険がある〉と、注意喚起されている。
ここで、都担当者の、「酸欠」という表現を額面通り受け取れば、
「青果棟」地下の空洞には、排気口などの設備が一切ない、と言っているに等しい。
ということは、「引火性の高いガス」が、密閉空間にたまり続けていることになる。
つまり、一歩間違えれば、「大爆発」の可能性もゼロじゃないのだ。
都は、あらためて、コンクリートを敷く方針のようだが、「酸欠」や「がん」に加え、「爆発」の危険性がある場所の工事を、誰が引き受けるのか。
福島原発の廃炉作業じゃあるまいし、全面マスクをかぶって作業――なんて事態になれば最悪だ。
そんな場所に、「都民の台所」を設置していいはずがない。
豊洲移転の計画当初から、土壌汚染対策の重要性を訴えてきた、日本環境学会の坂巻幸雄・元副会長は、こう言う。
「今、起きている問題は、我々が、どんなに都に対策を求めても応じず、最初から移転ありきで突っ走ってきた、ツケが出ていると言っていい。
都は、豊洲市場の建物内外の、ベンゼンの大気濃度を測って公表していますが、青果棟は、他の測定場所と比べて、数値が高いのです。
爆発するかはともかく、揮発したベンゼンが、地下空間にたまり続けている可能性はある、と思います」
もはや、小手先の対策でどうにかできる問題じゃない。
まずは、強引に移転計画を進めた石原慎太郎元知事や、歴代の担当職員の責任を、徹底追及し、これまで整備に費やしたカネを、請求するべきだ。
******* ******* ******* *******
ということで、盛り土をしたとしても、安全かどうかはわからないのですよね。
なんでも専門家によると、
盛り土が4.5メートルほどされていれば、ある程度は、ベンゼンとか有毒ガスが上に抜けるのを、防ぐことができる可能性がある…らしいのですが、
わたしはこの、『ある程度』という曖昧さと、『可能性がある』という不確かさが、気になって仕方がありません。
みなさんはどうですか?
この事件、いったい誰が、どういう理由で決定し、ごり押しし、ここまで進めてしまったのか、
小池氏も何度も繰り返していましたが、徹底的に調査し、検証し、この決定に関わった人間に、責任を取らせていくべきだし、
これまで整備や建設に費やした費用の返還を、請求するべきだと思います。
「地下の空洞を視察したい」と申し出たら、
都の担当者が、
「酸欠になる恐れがあるので、視察はできません」と言った…。
え?
なるほど、こういうことだったのか…。
上のビデオから、いくつかの場面を、切り撮りしました。
盛り土をめぐっては、東京都は、2008年に、土壌汚染対策に詳しい大学教授などでつくる専門家会議で、
敷地全体に盛り土をするよう、提言されていた。
ところが都は、専門家会議の提言から4ヶ月後、土壌汚染対策の具体的な工事方法を検討する、技術会議を設置。
この会議で、都は、地下空間を駐車場に利用する案などを、委員に提案していた。
ところが、会議に出席していた技術会議の委員である川田産業技術大学院大学学長は、議論があったことは記憶にないと言う。
都は、独断で、盛り土を行わないことを決定。
その後、2011年に作成された、豊洲市場の基本設計では、すでに、地下部分は『空洞』になっていた。
地面の色が濃くなっている部分は、砕石層だけで、コンクリートも敷かれていない。
東京都はこの水について、建物の外の工事によってたまった雨水としている。
築地市場からの移転が延期になった、豊洲市場の航空写真。
盛り土をするということを言い続けていた都が、情報公開していた図面。
ところが…盛り土がなされているはずの地下に、ぽっかりと空いた空洞が。
本来ならば、専門家の提言通り、このような盛り土が行われていなければならなかった。
そもそも、どうしてここまでの、大掛かりな盛り土が必要なのか?
それは、この敷地は、元東京ガスのもので、土壌から有害物質が検出され、安全性に問題があったからだ。
だからこそ都は、約850億円もの費用を使い、盛り土などの土壌汚染対策を進めてきた(はずだった)。
ではなぜ、都は、事実と違う説明をしてきたのか。
東京都の関係者によると、
「地下に配管などを通すために、床下に数メートルほどの空間を設ける必要があり、安全性には問題はない」のだそうだ。
盛り土は、汚染物質にふたをする効果がある、という。
東京都のホームベージでの説明は、
ガス工場、操業時の地面の下2メートルを掘り、地下水が上昇することを防ぐ砕石層を設置した上で、
掘削した2メートルをきれいな土で埋め、さらにその上に、きれいな土を2.5メートル盛り土する、というものだった。
東京都は一貫して、土壌汚染対策として、合計4.5メートルの盛り土を行ってきた、と説明してきた。
結局は、工期を縮めたいから、少しでも安く済ませたいから、ということだったんだろうけれども、
いやいや、やっぱりこの老害男がまた、好き勝手なことを言ってたようです。
豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった
【日刊ゲンダイ】2016年9月15日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189920/1
信じられないデタラメが次々と発覚する、豊洲新市場騒動で、新事実が浮上した。
「私はだまされた」と、被害者面していた石原慎太郎元都知事が、実は、盛り土案潰しの“真犯人”だったというのだ。
石原氏は、13日のBSテレビで、豊洲新市場の建物下に盛り土がされず、コンクリートで固めた地下空間がつくられていた問題について、
「私はだまされた。手を抜いて、していない仕事をしたことにして、予算措置をした。都の役人は腐敗している」と、まくし立てていた。
ところが、在任中の2008年、敷地全体に盛り土する、との専門家会議の提言に、難癖をつけ、
地下に、コンクリートの箱を埋め込む工法を、都庁幹部に強く推していたことが分かったのだ。
15日の東京新聞によると、石原氏は、08年5月10日の定例会見で、豊洲の土壌汚染対策について、
「(盛り土案より)もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と語っていた。
さらに、同月30日の会見では、
「担当の局長にも言ったんですがね。もっと違う発想で、ものを考えたらどうだと。
どこかに土を全部持っていって(略)3メートル、2メートル、1メートルとか、
そういうコンクリートの箱を埋め込むことで、その上に、市場としてのインフラを支える。
その方が、ずっと安くて早く終わるんじゃないか」と語っていた。
このとき、石原氏が得意げに語った工法こそ、いま大問題になっている、豊洲新市場の姿だ。
一連の石原発言は、専門家会議が、盛り土案を提言して解散した、08年7月の直前だった。
都庁の役人が、すぐに消えてなくなる専門家会議の意向より、超ワンマンの石原知事の指示に従った可能性が高い。
これまで、なぜ、都庁の役人が、盛り土案をハナから無視して、作業を進めてきたのか謎だったが、
石原知事の発言に従った、としたら納得がいく。
豊洲新市場のデタラメ工事の真犯人は、「石原慎太郎元東京都知事」だった可能性が高くなってきた。
******* ******* ******* *******
この男が得意げに話す→ヘイコラと従う人間がいる→公金が湯水のように使われる→ろくなことにならない→なのに野放し。
今度こそ、もう絶対に、ブタ箱に入れてください!!
でも、そもそも、どうしてこんな汚染の深刻な場所に、生鮮食品を扱う巨大な市場を建てようとしているのか、それがわたしにはまるでわからないのですが…
しかもこの土地では、土壌のガスが、地下空洞に蓄積する恐れもあって、もしそんなことになると爆発の可能性もあると…。
豊洲市場「爆発」の恐れも 地下空洞に引火性ガスの危険性
【日刊ゲンダイ】2016年9月15日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189836
何から何まで、全てがデタラメだ。
東京・築地市場の移転予定地である、豊洲市場の建物下で、土壌汚染対策の盛り土がされず、空洞になっていた問題。
「青果棟」の地下では、コンクリートすら敷かれておらず、砕石層がムキ出しだった、というから唖然呆然だ。
恐ろしいのは、この空間の視察を求めた共産党都議に対し、都の担当者が、「酸欠」を理由に断ったという話だ。
この説明通りなら、移転中止は必至。
大惨事を招く危険性が、現実味を帯びてくるからだ。
そもそも、外部識者の専門家会議がなぜ、盛り土を提言したのかというと、
汚染土壌から、発がん性の高いベンゼンなどの、有害物質が揮発し、建物に拡散するのを防ぐためだ。
それが、汚染土壌の上を、砕石層で覆っただけなんて、シロートが考えても、
揮発したベンゼンが、空気中に広がっていることが、容易に想像できる。
ベンゼンは、発がん性以外に、「引火性」も高い化学物資だ。
工業会などの資料によると、
〈揮発性が高く、かつ引火性の強い液体であり、空気との揮発性混合ガスを形成〉
〈屋内、屋外または下水溝で、爆発の危険がある〉と、注意喚起されている。
ここで、都担当者の、「酸欠」という表現を額面通り受け取れば、
「青果棟」地下の空洞には、排気口などの設備が一切ない、と言っているに等しい。
ということは、「引火性の高いガス」が、密閉空間にたまり続けていることになる。
つまり、一歩間違えれば、「大爆発」の可能性もゼロじゃないのだ。
都は、あらためて、コンクリートを敷く方針のようだが、「酸欠」や「がん」に加え、「爆発」の危険性がある場所の工事を、誰が引き受けるのか。
福島原発の廃炉作業じゃあるまいし、全面マスクをかぶって作業――なんて事態になれば最悪だ。
そんな場所に、「都民の台所」を設置していいはずがない。
豊洲移転の計画当初から、土壌汚染対策の重要性を訴えてきた、日本環境学会の坂巻幸雄・元副会長は、こう言う。
「今、起きている問題は、我々が、どんなに都に対策を求めても応じず、最初から移転ありきで突っ走ってきた、ツケが出ていると言っていい。
都は、豊洲市場の建物内外の、ベンゼンの大気濃度を測って公表していますが、青果棟は、他の測定場所と比べて、数値が高いのです。
爆発するかはともかく、揮発したベンゼンが、地下空間にたまり続けている可能性はある、と思います」
もはや、小手先の対策でどうにかできる問題じゃない。
まずは、強引に移転計画を進めた石原慎太郎元知事や、歴代の担当職員の責任を、徹底追及し、これまで整備に費やしたカネを、請求するべきだ。
******* ******* ******* *******
ということで、盛り土をしたとしても、安全かどうかはわからないのですよね。
なんでも専門家によると、
盛り土が4.5メートルほどされていれば、ある程度は、ベンゼンとか有毒ガスが上に抜けるのを、防ぐことができる可能性がある…らしいのですが、
わたしはこの、『ある程度』という曖昧さと、『可能性がある』という不確かさが、気になって仕方がありません。
みなさんはどうですか?
この事件、いったい誰が、どういう理由で決定し、ごり押しし、ここまで進めてしまったのか、
小池氏も何度も繰り返していましたが、徹底的に調査し、検証し、この決定に関わった人間に、責任を取らせていくべきだし、
これまで整備や建設に費やした費用の返還を、請求するべきだと思います。