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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「まず第一に今北茨城市が一番危険です。まずは逃げるか、市にすぐ説明を夜でも求めるべき」武田邦彦氏

2013年07月26日 | 日本とわたし
前回載せた、北茨城の非破壊検査の放射線漏れの件について、武田邦彦氏が話さはったこと。

わたしは専門が音楽で、化学や科学や物理はかなり苦手。
事故以来、それでもなんとか頑張って、あれこれ読んで理解しようとしてるけど、
今回のこの、非破壊検査、なんちゅう言葉なんかは、読んでもさっぱりイメージがわかんし意味も不明。

けども、はっきりわかったことがある。

日本みたいな、人口密度がめっちゃ高い国は、原子力みたいなもんは絶対合わんっちゅうこと。

ちょっと実験するにも、こんな住宅街でせなあかんほど、やるとこないんやから。
どっか、見渡す限りなんもないとこで、そこでは人はもちろん、動物さえもほとんどおらんし、会社も畑も公園も学校も無い、
少々めちゃくちゃな放射線が発生しても、完全に遮断できる巨大な壁が設置できる、
万が一漏れても、汚染した部分をその場に埋められる、
そんな場所、日本のどこにあるん?

けど、原子力っていうのは、結局そういうことやんね。
人の手には負えんほどの危険なものを扱うてるわけやから、人がおったらあかんやんね。

今回はたまたま、北茨城の工場団地で見つかったけど、こんなこと、日本のあちこちでやってるはず。
それがわかった。
恐ろしい量の放射線が、住宅街のあちらこちらで発生してる。
知らさせたことないから。
なにもかも秘密裏でやって、バレたら責任転化ゴッコ。
もしくは、法にはひっかかってへんと居直る。

そもそも、試験する物がおっき過ぎて建物内ではできんかった言うてるけど、
その試験がどんな危険なもんか知ってるねんから、その物のサイズを小そうするか、それでは意味無いんやったら試験を中止したらええだけやん。
それを、ああ、こりゃサイズがデカいから、外でやろかって、そんなデタラメが通るんや、原子力の世界では。

こんなんもうあかんわ。
もうほんまにやめなあかんわ。
土地の広さはもちろんのこと、地震もまた増えてきたし、この世界の人間に、どうしようもなく無責任なやつが多過ぎる。

それがはっきりとわかった。


<北茨城市7マイクロ>「この内容の悪質さからいえば、福島原発どころの騒ぎではありません」武田邦彦氏7/26(音声文字起こし)

【緊急】
北茨城市で7マイクロシーベルト・・・どうするべきかも判らない!!

武田邦彦 平成25年7月26日

(上記武田先生のブログより音声部分文字起こし)

規模としては、2011年3月の福島原発の爆発事故よりも小さいんですが、
内容的には、もっと恐ろしい事が起こりました。

それは、北茨城市の工業団地で、7月12日、毎時7マイクロシーベルト、
年間に直しますと、実に、61ミリシーベルトのですね、放射線量が測定されていたことが、
それから14日後の、7月25日に原子力規制庁から発表された。
測定は、北茨城市が行って、隠してて、そして、原子力機構によって、原子力機構が解析をして、2週間後に発表。

また、この説明がムチャクチャでですね、
周辺の工場で、放射線を使った非破壊検査が行われていて、どうも、その放射線じゃないかということでした。

これはですね、この内容の悪質さからいえば、福島原発どころの騒ぎではありません

福島原発は、まだ爆発しましたから、外部にもわかりました。
逃げる道を間違えていった、という事はあるけれども、みんなが逃げられました。

しかし、今度の場合ですね、
1年61ミリシーベルトという、高い放射線が観測されたら、即時発表しなければ、
そこに住んでいる人が、逃げるに逃げられません。

それを、14日後に発表した。
もし、こんな事が起こったらですね、我々の身の回りで、放射性物質をいっぱい使っているわけですから、
全部停止しなくてはいけません。

で、この場合の、非破壊検査というのは、線源はおそらく、コバルト60なんですが、
発表されていませんけれどね、今のところ。
直ちに、使用をやめなければいけません。
これは、北茨城市のコバルト60を止めると同時に、日本中止めないとですね、
「まさか、こんなに漏れているものを、黙っているという事があるのか」と。

大体ですね、コバルト60は、密封線源ですからね、
検査しているのは誰か?
漏れませんから、線量は、全部測定してやっているはずなんです。
こんなに強い線量が、外部に漏れることは、絶対にありませんし、法律では、完全に犯罪ですね。
だって、人を傷つけるんですから、放射線という意味で。

どうなっているのか、その線源も発表されないし、会社も発表されない

もちろん、国は把握しています。
これは、厳重な申請を必要としますから。

もうこれはですね、原子力、止めた方がいいですね。

原発以外でも、こういうふうに、完全に犯罪になる事を放置しますとね、
どこで何が起こっているのかわかりません。


これはですね、原子炉2011年の事故のあと、放射性ヨウ素が、継続的に漏れていましたし、
それから、福島原発からはですね、今でも放射線が漏れているのに、そのベクレルが公表されません。
2号機、3号機の、異常の問題もあります。

海に放射性物質が流れたのに、選挙が終わるまで発表されなくて、
社長が10%減給して、どうなるんですか?
社長はもちろん、辞めてもらわなきゃいけないけれども、
自民党の圧力だったんですかね、選挙の翌日に出すと。
自民党もですね、こういう事が起こったら、やっぱり政治家としてね、原発推進は止めて欲しい
ですね。

これまで原子力に携わってきた人、今でも推進派の人、全部ですね、
原子力に携わる人が、このようにずさんな基準でやる原子力に、反対だと思いますよ。
推進派の人も、反対だと思います。

まず第一に、今、北茨城市が一番危険ですから。

まずは逃げるか、市にすぐ説明を、夜でも求めるべきですね。

これね、この7っていうのが、本当かどうかもわかりませんよ。
この7がですね、ある程度、何10っていう量だったら、今、即刻逃げないとですね、
2011年の、原発の事故より被ばくします。

なんで、こんなことが行われたのかわかりませんけどね。
これは、相当なもんですよ。
ま、本当にビックリしました。
そして、緊急を要します。

北茨城市に住んでいる方は、場所は何処だかわからないんですけれども、
北茨城市と言っても、隣の市とすぐ近いところ、
そこのところに、赤ちゃんでもいて、寝てたら大変ですよ。
で、そのままずっと、7ミリシーベルトだったらよかったけれども、
もっとデカイ値があったり、今でも漏れていたりしたら、どうするんですかね。

いやまァ、規制庁も規制庁ですね。
あんた、どっち側についているんですか?
規制庁ですからね、やっぱり、国民の健康を考えてほしい
ですね。
これはもうひどい話で、緊急中の緊急ですよ、これはですね。

あきれたひとたち(追記・見直したわ、再春館製薬所!)

2013年07月26日 | 日本とわたし
きーこさんが文字起こししてくれはった、ふたつのビデオ。

えぇ~!!
まだこんなこと言うてる人間がおるんかぁ~?!と、びっくり仰天しつつも、
もしかして、これって、日本の生の姿やったりするのか?と、恐ろしゅうなったり……。

それにしても、
江戸時代の暮らしに戻すんかやの、夜は真っ暗けやの、
放射性廃棄物というゴミがあるから、原発を稼働せなあかんやの、


あ……この人ら、事故が起きてからずっと、なに見てなに聞いてきはったんやろ?

↓以下、転載はじめ

宮根「じゃあ原発を止めようそのかわり江戸時代の暮らしに戻しましょう」「僕はずーっとそないやと思ってるもん」
山本太郎ミヤネ屋出演
(動画・文字起こし)
7/22/2013

山本太郎ミヤネ屋-2013-07-22


宮根誠司:
まずはおめでとうございます。

山本太郎:
ありがとうございます。

宮根誠司:
選挙戦を経ったかっていて、手ごたえみたいなのは日に日に感じてました?

山本太郎:
手ごたえは初日から感じてましたね。

宮根誠司:
ほぉー。

山本太郎:
やっぱり、街頭に出て話をすると、テレビ新聞とかからはあんまり伝わってこない情報というのを、僕が伝えるんですよね。
そういう事で、だんだん人の顔が変わっていく。
熱が伝わったというような、そういう感覚はありましたね。

宮根誠司:
ま、山本太郎さんといいますと、反原発という事で、ま、熱心に活動されてきたわけなんですが、
ね、国会議員として、今度は国政の場で、一体どういうふうに訴えていこうというふうに思っていらっしゃいます?

山本太郎:
すごく難しい状況だと思います。
参議院選の結果が、いわゆる脱原発であったりとか、反TPPであたりという、
あと、憲法改悪という部分に対して、すごく力を発揮してくれそうな人たちが、国会へ行く事が出来なかったんですよね。
だから、そういう意味で、これからの展開というのは、ますます厳しい状況になっていくだろうなとは思いますが、
でも、沢山の人達に警鐘を鳴らす、という意味でも、
市民であったり、市民運動というところと政治との距離を縮めていく、という役割を、果たさないといけないと思うんですね。

宮根誠司:
安倍総理大臣はね、「安くて安定的なエネルギーを、供給する責任がある」
とにかく、安全を期して、再稼働は条件付きで容認する、という発言もされているんですが、
山本さんはこれについても、まっこう、当然、反対という事ですね?

山本太郎:
(笑)本当に、言っている意味が分からないっていう事ですね、安倍さんの。
というのは今、この国は地震国で、そして、もうすでに、首都圏直下も、そして南海トラフも、いろんなところで動きがあるっていう事ですね、これから。
それが、何時か分からない。
で、この原発というものに対して、地震津波の安全性はなかったという事が、ハッキリしたのが東電原発事故。
今、エネれルギーは足りてる、という事ですよね、ガス火力を中心に。
天然ガスです。
これは、アジア圏からの調達も可能。

それだけじゃなくて、やっぱり、これだけのリスク。
事故が起こった後に、国やマスコミは、一体何をしたか?と言ったら、やっぱり、情報を隠すとまでは言いませんけれども、
マスコミ、一部はちゃんと出しているとは思うんですけれども、全ては言えない。
それは、「核心には迫れない」というのが、やっぱり、この商業放送という部分の宿命だと思うんですよ。

この原子力産業というのは、数々の企業が加わっている訳じゃないですか。
その中で、やっぱり、その企業の利益というものを減らせない。
それが、直接広告収入であったり、っていうものに繋がっていく。
下手をすれば、踏み込み過ぎれば広告を引き上げられるという事もあるわけですよね。
その部分が一つ、原発を止められない理由っていう事はひとつ。

理由は二つある、と思うんです。

一つは、そういった利害関係。
ま、1%の人達の金儲けだと思うんですね。

で、もうひとつ。
それはやっぱり、日米原子力協定っていう問題がありますよね。
日本とアメリカの間に、そういう協定があって、「2018年に、それの中身を変えるか破棄するか」っていう問題があるんですけれども、
もうすでに、水面下で、交渉が進められていると思います。

日本には、プルトニウムが山ほどありますよね。
「それを軍事利用するのか」っていう事で、持っておくことは許されない。
「だったら燃やして使え」と、「MOX燃料として燃やして使え」という感覚になっているわけですよね。


宮根誠司:
ふーーっ

山本太郎:
日米原子力協定を無視しては、おそらく脱原発は不可能なんですよ。

宮根誠司:
これー、

山本太郎:
そういう部分が・・ええ。

宮根誠司:
山本さんね、山本さん、今回、国会議員になられたじゃないですか。
で、こうなった時に、我々も、何度も福島にお邪魔したんですけども、
もう被災された方は、何年もお家へ帰れない。
それから、先行きが見えない不安。
ずーーっと抱えてらっしゃる。
その一方で、その、げ原発というものが、一体どれだけ危険なのか?
原発というものが、どれだけ人に悪影響を与えるのか?
それから、活断層の問題があっても、専門家同士でしゃべっていても、「活断層なのかどうなのか分からない」っていう中で、

これ山本さん、今度、国会議員になられた時に、
「原発とはどういうものであるか」というのを、その、やっぱり一人でも多くの国民の皆様に、教えてもらう。
我々も含めて、教えてもらわなきゃいけないって思うんですけれども、

山本太郎:
その原発の危険性っていうものに関して、やっぱりもっと掘り下げていく必要があると思うんです。
まず、コストっていう問題に関して、議論に出るんですけど、
やっぱり原発は、低レベル放射性廃棄物から高レベル放射性廃棄物まで、全て、100万年、安全に管理される必要がある。

この100万年のコストっていう部分は、計算に入ってないわけですよね。
電気代のコストっていう意味で。

宮根誠司:
あとね、

山本太郎:
そこに対しては、一切議論されない、はい。

宮根誠司:
あと、山本さんがおっしゃった、その、燃料が足りてるという事なんですが、
ま、化石燃料だったり天然ガスだったりする。
一方、そうなってくると、日本の経済が疲弊する。
それから、いわゆる温暖化はどうなんだ。
それから、自然再生エネルギーっていうのは、大体、いつ頃をめどに、我々は使う事が出来るんだ。
ま、標準的な家庭で。
総合的に、こう、長期的にね、山本さんに僕はしゃべってもらいたいな、国会の場でって思うんですね。

山本太郎:
なるほど。
いま、自然エネルギーっていうもので賄うことは、不可能だと思うんです。
それは、まだ夢の世界だと思います。
まず、インフラを整えるという事が重要で、その、やっぱり、基礎となる部分、バックアップの電源を何にするか。
メインの電力はなんだ?って考えた時に、今はもう、火力しかないんですよ。
その主力が、ガスであると。
その中でも、ガスタービンコンバインドサイクルGTCCというものがあって、アメリカが、京都議定書の時にしなかったじゃないですか。
でも、それをGTCCに大幅に移行することによって、今、その数値に迫っているんですよね。
しかも、その技術というものも持っているわけだから、どんどんそれを、どんどん深めて行けば、世界にも売れていけると思います。

宮根誠司:
これ、天然ガスなんかの場合には、いちばんは、その、地球温暖化という事も一方で言われますよね。
それから今度、シェールガスなんて言った時に、今度は、海の汚染というのが進むんじゃないか。
いろんな事が言われてて、おそらくここもまだ、我々人間には未知の領域な訳ですよね?
自然再生エネルギーを含め、それから地下資源も含めて。
ここの部分と、あと、山本さんは国会議員になられたので、未来の子どもたちに、
「しばらくは我慢して、もう夜は真っ暗でもええやないか」と、
「そんなに便利じゃなくてもええやないか」と。
そのかわり、安全に生きるべきなのか?
いや、日本という国は、こういう国になっていくためにどうしたらいいのか?
っていうところまで、僕、しゃべって欲しいなって思うんですよ。

山本太郎:
なるほど。
おそらく、メディアでよく言われているのは「電力は足りている」という事は、一切言われていないという事ですよね。
「原発を動かす理由として、電力問題という事ではない」という事です。

で、もう、すでに今、脱原発は出来ている訳ですよね。
54基あった原発のうち、全国で動いているのは、今はたったの2基ですよ。
これは、大飯原発3号機4号機。
その下には、活断層のそれがあるものが走っていると。
で、最初は、「電力の問題だ」という事で動かされた。
でも、夏が終われば、結局20%、それが余る事になった。
結局何だったんだ?って。
それは、経営者のメンタリティーだと思うんです。
「自分の代で倒産したくない」「自分の代で大赤字を食いたくない」という、
そういうメンタリティーで、経営されたら困るんですよ。

宮根誠司:
フー。

山本太郎:
というのは、原子力の事故によって、どれぐらいあの影響があるかっていうのは、それこそ未知数。
現在、事故はどうなっているか?
20km圏内にまで、人々を帰還させようとしている。
これ、「帰れる」っていう事にしなきゃ、除染という作業もありますけれども、
これが結局、利権化していて、その「除染という事で、人を帰していきました」ということにしていかないと。
どんどん、「あの事故は、大したことは無かったんだ」という刷り込みが、
政界と、それから経済界と、それからマスコミが、これが一体になってるんですよね。
利益が一つだから、ここは。

宮根誠司:
あのー、経済の専門家の岸さんがいらっしゃるんですけど、「電力は足りてる」と山本さんはおっしゃっていますけど、
一方で、新聞ニュースなどでは、「綱渡りだ」と。
それから、「どんどん、どんどん赤字が増えていって、日本の経済力が落ちていく」っていう話が。
これはどんな風に?



岸博之:
実際、今、電力が足りているのは事実なんですけれども、
これはそもそも、古い火力発電所もフル稼働して、加えて言えば、石油天然ガス全体の70%を、発電する事によってもっている。
で、これは、ある意味で、エネルギー政策の観点から言えば、エネルギーの多様化というのが大事な中で、ちょっと問題がある。

要は、山本さんは、非常に重要な問題提起を、沢山して下さっていまして、これは私も、すごい評価してるんですけれども、
原子力の世界で考える事、それに加えて、エネルギー全体でどうするかを考える。
さらに言えば、経済全体をどうするかを考える。

これを、山本さんにちゃんと、ただ、あの、現実的な世界を訴えていただくのが、やはり、日本の政策を変えるために大事だ、と思っていますので、
今後は是非、そこを頑張って頂きたいなと思っていますねー。

宮根誠司:
山本さん、このあたりね、やっぱり経済との問題もある。
原発、それこそ原発は、あれだけの被害が出たこともある。
「じゃあ、原発を止めよう。そのかわり、極端な話、江戸時代の暮らしに戻しましょう」なのか、

山本太郎:
(笑)いやいやいや……、

宮根誠司:
いや、いろんな事やっていけばいけるのか?
その辺の話を、ちょっとしてもらわんとね。

山本太郎:
やっぱり、その刷り込みが一番怖いですよ、宮根さんが、今言われている言葉が。

宮根誠司:
僕は、ずーっとそないやんと思ってるもん、だって。

山本太郎:
いや、だから、それが一番問題なんですよ。
こういう「江戸時代に戻るんじゃないか」という話になっていますけれども、

宮根誠司:
うん

山本太郎:
いま、岸さんが言われてたじゃないですか。
「電力は足りてるという事は確かだ」と。
で、たとえば、その調達の問題ですよね。
どうして、これだけ高い値段で輸入しなければいけなくなるのか?
それはやっぱり、総括原価方式っていうものがあって、
電力会社がお金を無駄使いすればするほど、それに3%上乗せしたものが、電力会社の利益になる。
というやり方があるわけですから、それで、値段交渉も、そこまでざっくりしないですよね。
言い値で売られた方が、それに上乗せできるんだから。

岸博之:
いや、だからこそ、そこが、

山本太郎:
交渉なんです。企業努力、はい。

岸博之:
山本さん!
だからこそ、山本さんには、そういう電力システム全体の改革であるとか、じゃあその後、その先の経済を、どういう方向に持っていくのか?っていう、
全体像、ビジョンをですね、早く示していただいて、

春川正明:
そう

岸博之:
で、それを持って、国会で議論していただきたい。

宮根誠司:
多分、それは、日本を変えるきっかけになると思いますね

ーーCMあけーー

宮根誠司:
山本さんには、国政で、原発だけではなくて、電力そのものについて分かりやすく発信してもらいたいんですが、
春川さん、なにかお聞きになりたい事は?



春川正明:
あのー、原発以外にもお聞きしたいんですけれども、
原発の件でひとつ言っておくと、
わたし、北千住で、最後の日に演説されたのを聞きに行かせていただいたんですけれども、
山本さんがおっしゃる中で、一つ、やっぱり気になったのは、今もおっしゃってましたけど、
民放のテレビがね、スポンサーの関係で、全然本当の事が言えないというのは、それは全然間違ってまして、
ニュースの現場では、民放であろうと、スポンサーの事を気にせず放送をして、取材をしている訳ですよ。
そこをやっぱり、ちょっと、見解を改めていただきたいという事と、

それとあの、大体聞いててね、思ったのは、ものすごく子どもの事をおっしゃるんですよ、将来の。
僕はやっぱり、そこにすごく、ああだからやっぱり通ったんだな、と思うんですけれども、
その、雇用の問題とか、彼らの将来の時にどうするんだというのが、すごいおっしゃってたんですけれども、
実際、今、宮根さんからもありましたけれども、国会に出て行かれた時に、原発以外の、その、雇用の問題とか、社会保障の問題とか、子どもたちの事という、
あのー、国会活動の中での原発の割合というのを、どれ位の感じでやっていかれる予定なんですか?
やっぱり原発一本でやられるんですかね?

山本太郎:
ごめんなさい、あとどのくらいしゃべれますか?

宮根誠司:
1分ぐらい。(11:03)

山本太郎:
1分ぐらいしゃべれる、分かりました。
えーっと、先程の、スポンサーに影響されないという話ですけど、
それは僕、いろんな筋からも聞いてて、僕自身出れなかった事とかもありますので、
やっぱり、いま不況の時代に、やっぱり、コマーシャルを無くしたくない部分がある。
やっぱり、そこの影響は、確実にあるものだと思います。

というのは、たとえば食品の安全基準、1kgあたり100ベクレル。
これ、みんなにこの国が与えた、僕たちの食品の安全基準ですよね。
その内容っていうのが、1kg100ベクレルは、放射性廃棄物と同等だっていう事は、テレビからは伝わってないですよね。
やっぱりこの、被ばくという事に対して、タブーがある。
この、もっと気にして言い事なんですよ、僕達の命にかかわる事なんだから。(11:45)

宮根誠司:
はい、このあとも、ちょっと伝えていきます。

ーーCMあけーー

宮根誠司:
山本さん、時間が無くなってきたんですが、国会での情報発信、期待しておりますので、頑張って下さい。

山本太郎:
なんか聞こえた……、(イヤホンする)ありがとうございます、もう終わったかと思ってた。

宮根誠司:
昔、オハスタで暴れてた頃が、懐かしいですねー。

山本太郎:
これに懲りずに、出して下さいね。

宮根誠司:
わかりました。


堀江貴文「 即時ゼロって無理じゃん!廃棄物が残っているんだから動かさないと」7/21堀江貴文他3名&山本太郎(文字起こし)



角谷浩一
松嶋初音
堀江貴文
津田大介
山本太郎

このYoutubeには、「 堀江貴文が山本太郎を完全論破 」というお題が付いていますが、
どちらが論破しているのか?文字起こししましたのでご確認くださいd(◕‿-。) ネ❤

01:28

津田:
また、脱原発でもね、2030年代なのか即時ゼロなのかというところでも、全く


堀江:
即時ゼロって無理じゃん!

津田:
うん

堀江:
だって、即時ゼロにしたってさ、廃棄物はさ、残っているわけだし、


津田:
そうですね、核燃料サイクルの問題は解決しないし、

堀江:
燃料サイクルの問題もそうだし、プールにとりあえず残っている訳じゃないですか、使用済み核燃料は。
それは各ね、原発で。

角谷:
つまり、稼働が止まっただけでは、別にほぼ解決ではないという事ですね。

堀江:
それは、原発ゼロではないじゃないですか、実際のところ。
廃棄物の問題まで、すべて片付けなきゃいけなくて、
じゃあその脱原発がね、今即時ゼロにするのが本当にいいのか、どうなのか?っていう話をしても、
脱原発派の人っていうのは、もうそこを感情論で、「いや、あんなものは無くなった方がいいんだ」みたいな話で、
その、現実論を話しずらい。


角谷:
そそ、だから無くなるのは何時かっていうのは全く幅がある議論で、これね。

松嶋:
そういうことですね。

津田:
ま、だからそういう意味でいうと、


松嶋:
ここでですね、山本太郎さんと中継が繋がりました。

津田:
おっ、きた。

松嶋:
山本さ―ん、

角谷:
いろいろ、事前の情報分析では、お名前がちらちら出てましたけれども、大変早い当選でしたね、おめでとうございます。

山本:
ありがとうございます。
情勢分析は、あんまり信じてなかったですね、「メディアが流すことだ」と思ってたんで。

堀江:
山本太郎さん、ひさしぶりです、堀江です。

山本:
どうも、おめでとうございます、おかえりなさい。

堀江:
いやいや、そこかぁみたいなw。
すみませんちょっと、原発問題でね僕ちょっと、ちょっと考えが違うんで、
あの、ちょっとね、考え方が違うんであれなんだけど、僕、個人的には、すごい彼は良い奴なんで、

松嶋:
ふふふ……、はい。

堀江:
いろんな政治の世界で、ま、ちょっと原発のところが、ちょっとかい離があるんだけども、
それ以外のところでは、いろいろやってくれると思うんで、ま、とりあえず当選したんで、頑張って下さい。

山本:
もうやるしかないですよね。

堀江:
責任重大だと思うんで。

山本:
感じてます。

津田:
山本さん、どうも、津田です。

山本:
ああ、どうもです。

津田:
議員になられた訳ですけど、実際に、一番最初に、先ずどこかの党に所属するつもりはあるのか?というところを含めて、
どういう活動から、まずやられて行くつもりですか、議員バッチ付けたら。

堀江:
シビアな質問しますね。

山本:
とりあえずは、おそらく、再稼働という問題にぶつかりますよね。

堀江:
へへへへへっ・・・。

山本:
どこの会派だったり、どこの党、まず、どこかの党に所属するっていうことはないですね。
というのは、それぞれの政党、もちろん、方向性は大雑把に一緒っていう所はあると思うんですけど、
でもやっぱり、他の政党が踏み込めない発言というのを、僕が受け持たなきゃいけないパーツだと思っているんです。
たとえば、この原発を止めるのに、エネルギーの問題じゃないっていうのは、もうはっきりしていますよね。
今はもう、ガス火力が中心だ、という事がハッキリしているわけで、

松嶋:
ん~~~。

山本:
で、それで、賄いきれる部分があって、しかも、関西電力で、今動いている2基、大飯の3号機4号機、
これは、去年の夏、20%以上電力が余った、という事実があるわけですよね。
だとしたら、今これを続けている理由はなんなんだ?、というところにいくと思うんです。
もちろんその、利害関係っていうか、原子力産業のいろんな会社、そこに利益を落とさなきゃならないからっていう部分もあると思うんです。
でも、それ以外に、日米原子力協定っていうものがあって、要は、持っているプルトニウムを燃やさなきゃいけないんだ、という事実。
それによって、原発が止められないんだ、という事実がありますよね。
それが、2018年に、その内容というものを改定するのか、おそらく、破棄は難しいところにあると思うんですけど、
この事実というものを、多くのみなさんに知って頂く。
それを、大きな国民運動にしなきゃ、おそらく、原発は卒業できない状況にあると思うんですね。

松嶋:
ん~~~山本さん、えっとですね、ま、山本さんは、反原発として、活動を結構されていたと思うんですけれども、
一つ、ちょっとメールがきています。
一つ、質問をさせていただきます。
東京都の男性からいただきました。

原発問題について、質問です。
反原発、旧原発停止はよろしいのですが、
廃棄した原発から出た放射性廃棄物の処理は、どうするおつもりでしょうか?
出口戦略を語らなければ、全て、机上の空論だと思いますが。

山本:
そうなんですよ、それは語っている部分なんですが、取り上げてくれるメディアが少ない、という部分があります。
僕は、先日、ドイツに取材に行ったんですね。
で、ドイツは、地層処分、という形をとっているんですよ。
地層処分という形をとっているけれども、地下に穴を掘っていくと、水と繋がるという問題があるんですね。
それによって、閉鎖になった廃棄物処理場というのも、実際に存在する。
1日に、何10トンという水が、どんどんどんどん、その廃棄物を処理してある場所に流れ込んでしまう、という危険性がある。
しかも、この日本は、地震帯ですよね、地震の活動期にもあるわけで、
「地層処分というものに関して、どう思われるか」というのを、先方に聞いたんですよ。
「ドイツでは安全だ」っていうんですよ、向こうは。
ドイツは大丈夫だ。
でも地層処分で、水が、水と繋がっている事実もあるんですけど、でもそれはおいといて、
「じゃ、日本の場合はどうだ?地震帯なんだけれども」と言ったら、
向こう側の人が、
「それはあり得ないだろう」というふうに、もう笑ってましたね。

堀江:
だから、じゃあ、どうするわけ?
いまあるじゃない?
今、要は、廃棄物っていうのがあって、稼働して原発はあるんだから、それをどこかに処分しなきゃいけないわけでしょ。

山本:
当然です。

堀江:
それ、どうしようと思っているんですか?

山本:
それはやっぱり、地上で管理する以外、今のところは無いですね。
完璧な処分方法というのが、人類が、

堀江:
という事は、それっていうのは、そのお金っていうのは、何処から出てくる?
ずーっと税金で、それをまかない続けるっていう事ですか?

山本:
それ、たとえば、電力会社が電気料金に上乗せするのか、それとも、税金でやっていくのか、というような議論というところになってきますよね。
でも、まず今やらなければいけないことというのは、
どういう処分法が一番適するのか、安全に管理することが可能なのか、という部分をつぶしていく。
で、その後に、じゃあ、そうじゃないんだったら、どのような可能性があるのか、という事をやっていかなきゃいけないと思うんですよ。

堀江:
でも、でもね、じゃあ、原発全部終わらせますよね。
っていう話になって、じゃあ、原発からもうお金が得られない、売り上げが上がらないような状態になって、電力会社が負担するのか、
もう国が、その過去のね、遺物の原発に対して、ずーっとお金を払い続けるのか、

松嶋:
うん。

堀江;
地上で管理するコストを、どうやって賄い続けるのか、っていうところは、僕はすごく、
ま、逆に言うと、不安ですよね。

山本:
逆に言うと、この出口の議論というものを、一切放棄して進めてこられたのが、原発だと思うんですよ。

松嶋:
うーん。

堀江:
ま、もちろんそうなんだけど、そりゃそうなんだけど、でも続けてたらね、続けてたら、そこから売り上げが上がってくる訳で、
そこから、ある程度費用を出すっていう話は、すごく簡単、簡単というか、あの、ま、ある程度、理解はできると思うんだけど、
終わって閉まったもの、もうここから何も生み出せない、“ただのゴミ”なわけですよ。
ゴミの管理に、年間ものすごい費用が多分かかってくると思うんだけれども、それをね、国民が、

山本:
いいですか、しゃべらしてもらっていいですか?

堀江:
いいですよ、いいですよ。

山本:
堀江さんは、露出する機会、沢山あると思うんですけれども、僕は、こういうことにコミットしているんで、なかなか機会が与えられないんですね。
えっと、その廃棄物の処理という事に関して、
「これ以上、廃棄物を生み出してどうする?」っていう部分がひとつある。
「これ以上増やすのか」って。
今でさえも、もう十二分に持っているだろうと、これ以上増やすのか。

で、堀江さんが言われているのが、原子力というものを続けることによって、そこから生まれる利益だったりというものを流用しながら、
技術を確立していくっていう事を、言われているんですよね?

堀江:
そうじゃなくて、もうすでにね、終わってしまったものに対して、その、もうただのゴミな訳じゃないですか。
ゴミの管理に、毎年すごい額、いくらかかるのか知らないけれども、

松嶋:
うーーん。

堀江:
ま、普通に考えて、すごい金額がかかると思うんだけれども、それでもって、

津田:
だから、電力会社がやるのか、国がやるのか

堀江:
いや、国、じゃたぶんね、電力会社はそんな、俺はもう無理だよっていう話になるわけ。
そうしたら、税金で、ずっとやっていかなきゃならなくなるわけで、
不良債権のために、毎年すごい額が、ずーっとお金がね、必要になってくるんだけれども、それが賄いきれるのかと。
だったら、まだ僕は稼働してて、ある程度稼働してて、
ま、徐々に閉めていくでもいいし、ずっとやり続けて、新しい技術が開発されて、もっと安全になるでもいいんだけれども、
すでにずーっと、やりながらやっていけばさ、

松嶋:
はい。

堀江:
それなりの費用って、そこから出てくると思うわけ。
その方が、むしろ安全なんじゃないかなって私は思うんだけど、それに対してどう?どう?
その、増えるったってね、じゃあ倍に、

山本:
いいですか?

堀江:
あ、いいですよ。

山本:
堀江さん、随分しゃべられてますけれども、そろそろいいですか(笑)

堀江:
僕ね、結構大事な問題だから。

山本:
わかりますよ。
塀の中にいたから、人としゃべってなかったっていう感覚、わかりますよ。

堀江:
そこくるか!

津田:
(笑)

山本:
いいですか、そろそろ、いきます。
結局今、日本は、地震の活動期ですよね。
原発を続けるっていう上で、すごく危険な条件にある。
その安全性を高めると言っても、その安全性は確かなものじゃない。
それを証明したのが、東電原発事故だった、という事ですよね。
で、もうすでに、今の日本の電力事情からいうと、脱原発は可能、っていうか、すでに、脱原発が出来てる状態なんです。

その間にもう、先程もいいましたけれども、ガス火力が中心。
その中でも、ガスコンバインドサイクルみたいなもの、GTCCのようなすぐれたものがあるんですから、それで利益をあげていけばいいんですよ。

で、この100万年の核のゴミ、という部分に関しては、これはもう、絶対に逃げられない課題なんですよね。
で、ドイツに行って思ったのは、たとえば、自国の廃炉作業という部分で、産業として生み出すだけじゃなくて、
他にも原子力潜水艦とか、よその国からそういう発注がくるっていう、一つの産業になっている部分があるんですよね。
そういう部分を導入しながら、どんどん止めていかないと。

「今とりあえず、原発が止まっています」という所がほとんどですよね。
54基原発があったうち、動いているのはたったの2基。
で、止まっているだけでも、安全じゃない。

その中から燃料を抜き出して、安全な中でドライキャスクに入れて、冷やし続けなきゃいけない、という事実がある。

だとするならば、これをまず見つめないと。
だって、首都圏の直下型もくるかもしれないし、南海トラフも動くかもしれない、という現実の中で、という事だと思うんですね。

この原発をどうにかしたほうがいい、急いだ方がいい。
僕の場合は、「即時撤退」っていう事を言っているんですけれども、

松嶋:
はい。

山本:
その他にも、「段階的」と言っている人たちもいる。
「原発推進しようよ」っていう勢力もある。
だから、この三つの人達の意見というものが、本当に、平等に、国民のみなさんに対して、発信されているような状況であればいいんですけど、
やっぱり、これの利害関係が絡む分、

松嶋:
うん、

山本:
やっぱり、メディアが流してあげる、流したくない部分というのが出てくる、と思うんですよね。

松嶋:
そうですね

山本:
そして、ここをどうやって周知していくか。

松嶋:
はい。

山本:
先ほど言った、日米原子力協定っていう部分が、これベースになっているわけだから、まずこの部分に対して、周知する必要がある。
何故かって言ったら、これ、2018年なんですよ。
という事は、もう水面下で交渉が始まっているだろうっていう話なんですよね。
だとしたら、まず、日米原子力協定という部分にも光を当てて、沢山の人に周知していく、という活動もしなければいけない。
やることが、あまりにも多すぎるんですよ。

松嶋:
そうですねぇ。

角谷:
山本さん、なんか、、山本さんの方の中継の次の順番があるそうでして、

堀江:
アハハハハハ。

角谷:
あんまり長く、ここでうちがとっているわけにはいかないそうでございます。

松嶋:
はーい、すみません。

角谷:
とにかく、当選おめでとうございます。

堀江:
とりあえず頑張って下さい。

松嶋:
はい、短い時間で説明しようとして下さって、ありがとうございました。

山本:
上手い事説明できてないですよ。
堀江さん、またいろいろ意見聴かせて下さいよ。
飲みに、

堀江:
はいはい、またいろんなところで、ま、また、ね、

松嶋:
はい、そうですね、お話する機会もあると思いますので、何事もゆっくり、確実にやっていきましょう。

堀江:
とりあえず、当選おめでとうございます。

松嶋:
ありがとうございました。

山本:
おつかれさまです。

ーーー

やっぱり、突然終わりました。
「山本さんの方の、中継の次の順番があるそうでして、あんまり長く、ここでうちがとっているわけにはいかない」
と言っていますが、この時、山本太郎事務所のツイキャスをライブで見ていましたが、
別に、中継の順番が立て込んでいるふうでもなかったような…(。◔‸◔。)??
反論できなくなったから、中継を止めちゃったっていう感じ。

原発動かしたい人って、みんな、堀江貴文さんみたいな思考回路で考えているんでしょうか?
多用する「お金」という言葉、昔と全然変わってないように見えました。

使うお金が、これ以上増えないようにするためにも、今すぐ止めちゃう方がいいんです。
それが、一番安上がりなんです。
そんな事、頭が良くて、お金が好きな堀江さんに、計算できないはずはないと思うんだけどな。

「放射性廃棄物というゴミがあるから、原発を稼働しなければならない」

意味不明の、新しい屁理屈が、また生まれました。

だけど、こんなふうに市民目線での議論が、どんどん表に出てくることは、とってもいいことだと思います。

↑以上、転載おわり


そして、上記の番組『ミヤネ屋』のスポンサーである『再春館製薬所』から、このような書簡が出ていました。

再春館製薬所

「ミヤネ屋」の放送内容について、お声を寄せていただいた皆様へ

7月22日の「ミヤネ屋」における放送内容について、番組をご覧になった皆さまより、様々なお声をいただいております。
お声をいただきましたこと、御礼申し上げます。

全てのお声に返信できておらず大変申し訳ございません。
この場で、現在の状況についてご報告いたします。

7月23日にお声をいただき、放送内容を確認させていただきました。
テレビ番組は、総務省管轄のもと、放送倫理に従いテレビ局の責任下で制作されており、番組に提供はさせていただいておりますが、
私どもが事前に番組の内容を把握したり、指示を出したりすることは、残念ながらできないのが実状です。
ですが、事実を知りたい、公平に生活者に有益な情報をという思いは私どもも同じです。
今回の番組内での発言や進め方については、私どもも違和感を覚えたのも事実です。
その旨も含めて、本日改めてテレビ局に対して公平な番組作りを行なっていただけるよう申し入れを行いました。

またエネルギー問題に対する弊社の立場についてのご質問が数名の方よりございましたが、
弊社としては、エネルギー問題にしましても、政治や経済にしましても生活にまつわることすべてにおいて、
なによりも生活者の安心・安全が第一だと考えております。
かねてより、自分たちで使う電力を自然エネルギーでまかなう取組みとして、太陽光発電を導入しておりました。
導入した12年前、当時はまだ一部にすぎませんでしたが、年々段階的に増設を重ね、
やっと今年度内には会社で使う電力の100%を自分たちでまかなうことができそうなところまできました。
商いをしていくうえでも、次世代の幸せな社会のために自分たちにできることを少しずつ還していきたいと思っております。

取り組みの詳細については、下記よりご確認いただければと思います。

http://www.saishunkan.co.jp/csr/

私どもは通信販売の会社でございます。
これから先も、商品を知っていただく貴重な場として、より多くの方が視聴しておられる番組への提供は欠かすことができません。
それだけに、これから先も、皆さまの思いを受け止めて、末永くお客様に愛される会社・商品となれるように、日々努力してまいります。

2013年7月26日
株式会社 再春館製薬所
社長室 室長 安部好男

住民おるのに、毎時7μSVもの放射線量を発生させる試験を、今までにいつどこで、何回やっとんねん?

2013年07月26日 | 日本とわたし
【速報】北茨城で毎時7μSV検出、屋外で非破壊検査(おしどりマコ)

※規制庁監視情報課

ーー放射線障害防止法の対象外の装置、ということだが、これは1MeV未満のX線装置ということか?

監視情報課「それは放射線対策課に聞いてほしい」

ーーJAEAが測定したのは、走行サーベイということで、道路での線量率か?

監視情報課「そうだ。」

ーーその道路から、当該の放射線透過試験をしていたポイントはどれくらい離れているのか?

監視情報課「すぐ近く、数メートルだったと聞いている。具体的な数字は今、手元に無い」

ーー数メートルでも、毎時7μSVも検出されるものか? 距離の2乗に反比例と考えると、高くないか?

監視情報課「2mの距離でも、毎時5~6μSVが計測されることも、非破壊検査ではある、と聞く」

ーーでは、距離ではなく、遮蔽はどうか? 遮蔽物は無かったのか?

監視情報課「かなり大きなものを、屋外で検査していたそうだ。大きいので、建物内に入らなかったらしい」

ーー確認するが、屋外で、放射線透過試験をしていたということか?

監視情報課「そうだ。なので、遮蔽物は無かったようである」

ーー当該の具体的な場所、当該の企業名などは公表しないのか?

監視情報課「特に法令違反をしているわけではないので、公表しない


※規制庁放射線対策課

ーー放射線障害防止法の対象外の装置ということで、1MeV未満のX線装置ということか?

放射線対策課「そう確認している」

ーーでは、一般道路で、毎時7μSVを計測する屋外の放射線透過試験などは、法規制の対象ではないのか?

放射線対策課「放射線障害防止法の対象外なので、これ以上うちでは関われない

ーーでは、どこの部署になるのか?

放射線対策課「厚生労働省の管轄になる。電離則である」

ーー電離則ということは、作業従事者の被曝管理や、管理区域にあたるかなど、被曝量の規制になるということか

放射線対策課「そうだ。厚労省の労働基準局安全衛生部労働衛生課になる。これからそちらの管轄になるので、連絡した」


※ 労働基準局安全衛生部労働衛生課

ーー北茨城の放射線透過試験について、電離則の規制で、どのように対応されるのか

労働基準局安全衛生部労働衛生課
「ついさっき、規制庁がら報告を受けたばかり。
担当局への連絡も、これからである。
まだ、情報も展開していない。
あと、うちは、線量率の規制でなく、被ばく量の規制である。
また、当時どのようなことが行われていたかや、再現できるかなど、まだ把握していない」

********

原子力百科事典
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-01-03-11

によると、
放射線障害防止法から、「1MeV未満のX線装置は除く」とある。

日本放射線安全管理学会http://www.jrsm.jp/の少し古い資料ではあるが、2002年のJRSM広報の
放射線安全規制のあり方についての意見および要望書http://www.jrsm.jp/public/0012p.htmlを見ると

2.3.2 1 MeV未満のエックス線発生装置について

<現状> 
現在の法令では、1 MeV未満のエックス線発生用電子加速器や、エックス線発生装置を、規制対象から除外している。

併しながら、0.95 MeVの電子加速器と、1 MeVの電子加速器では、放射線安全上の要件に差はなく、
非破壊検査のために稼動している前者の装置が、規制対象から除外されていることは、矛盾
である。
放射線障害防止法制定時とは、社会的、技術的環境が異なっている。

放射線安全の観点から、障害防止法における電子線、およびエックス線を、1 MeVを超えないとする基準を、見直す必要がある。

<提案> 
エネルギー下限基準を引き下げることを提案する。
見直しにあたっては、広く意見を求め、関系法令間の整合性等について、議論を尽くすものとする。


とある。

この、北茨城での高線量率検出の件のポイントは、

南中郷工業団地付近での放射線透過試験(非破壊検査)は、大きなものだったので、屋外で行われていたこと。

現在の法規制では、1MeV未満のX線装置は、M放射線障害防止規則の対象外であること。

であるが、

規制のエネルギー下限基準を引き下げよ、という提言が、10年以上前からあり、

放射線安全上の矛盾が放置されているまま、という現状もわかった。


【NBオリジナル】



測ったのが12日朝の9時20分ごろ。
なんやしらんけど、その日の朝か、その前の晩かに、団地付近の道路から、ほんの数メートルしか離れてないとこで、
屋内ではできんようなおっきなもんで、放射線透過試験をしてた……。
ほんで、その試験から発生した放射線量は、走りながら測定してた計量器によると、毎時7マイクロシーベルトという、とんでもないケタ違いの量やった。
けど、測ってから12日もかかって、JAEAからの分析結果というのんが出てきて初めてわかった、という。

それが、放射線障害防止法の対象外の装置であろうがなかろうが、
そんなとんでもない放射線量が空気中に存在したんなら、それこそヨード剤服用が必要やったし、一時避難の処置もせなあかんかったんちゃうん?

ほんで、これも例外なく、責任はうちにはありません、わかりません、◯◯に聞いてください、のオンパレード。
結局、最終的に行き着くのは、法律上は違反しておりません。
そらそやわな、違反せんように法律作ってあんねんから。

それよりもなによりも、
なんの遮蔽物も置かんと、2mの距離でも、毎時5~6μSVが計測されることもあるような非破壊検査を、
いったい今までに、どこで、どれぐらいの回数やっとったんや?!