意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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野党が勝てる見込みはない

2017年02月24日 | 政治
珍しいことにお昼の生番組に自由党の小沢一郎氏が出ていた。

小沢一郎氏、野党が共闘すれば「自民党に勝てる」
http://blog.livedoor.jp/matuba96/archives/52357981.html(赤熊の資料館)

・・・・・過去の威光や威厳はないわな。
踏み込んだ発言もないし。

特に今後の野党の方向性については、

>野党がばらばらでは勝てっこないから、それは国民にとって一番不幸なこと。野党共闘で選挙戦を戦う。

とのことで、まぁこれは従来の主張のままだからいいと思いますけど、野党共闘だけで勝てると思ってるところが度し難いです。

まず、野党共闘で勝てないのは、現在の野党のどの政党でも与党を担うことができないことです。
少なくとも国民は『担える』とは微塵も思ってません。
むしろ『野党が無駄』とすらする風潮さえあります。

赤熊的には試みが失敗してもいいから政権を担えると思える試みをし続けていれば可能性はゼロではないと思えますが、そんな行動は全くしてません。
真逆の、今いる支持者を逃さないようにするための言動を取ってます。(安保関係・経済政策等・・・ただし、これらも極めて稚拙)
そのため間口が広がっておらず、支持者が減っています。

小沢氏のお得意の票読みでも、

>自民党の持っている票数は2000万票だから投票率60%近くになると、数字的には勝てる

とのことですけど、与党と野党が拮抗すれば、投票率がいくら高くても無党派層は半々別れるだけですから勝つのは無理でしょう。
地滑り的勝ち方を期待してるのかもしれませんが前述のとおり、そもそも国民に選ばれる素地がないのですから、こちらも無理です。
国民が民主党政権の悪行を忘れえる期間・・・・20年以上はお鉢は回ってきません。(てか、公明党を忘れてません?ここがいる限り無理ですし、公明党を利するだけです)

それでも政権交代をというのであれば、一番現実的で芽のある方法は野党が1つの政党になることです。
もちろん、現実的な政策の実現性や党内のガバナンスなど高い壁がありますけど、これが最低限の条件でしょう。

民進党と共産党と自由党が一致した政党・・・・・そんなものは100年たっても無理でしょう。
これが、かつての剛腕の考え方では自民党は安泰ですね。(もっとも小沢氏自身はこれで勝てるなど微塵も思ってないでしょうけど存在感を示すための方便でしょうね)