意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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メリットのない入国禁止騒動

2017年02月10日 | 社会制度・法律
今回もトランプネタ。
アメリカのトランプ大統領が出した入国禁止令は差し止めだそうです。

米高裁、入国禁止差し止め支持=トランプ政権に打撃―法廷闘争継続へ
http://blog.livedoor.jp/matuba96/archives/52354841.html

まぁ、それはそうでしょう。
ビザがあってもいきなり入国禁止するには根拠がないですから。
これを擁護するのって無理です。
弁護士、困っただろうな・・・・。

仕事が雑どころか、よーこんなアホな大統領令を出したものです。

赤熊自身は移民や難民の制限などはその国の行政府の専権事項ですからとやかく言いませんが、だからと言って何をやってもいいわけではありません。
一応、この7か国は審査情報が得にくい国だから禁止するというのが理由らしいんですけど、それならば、ある程度の期間を設定してそれらの国に対して情報を出せる体制づくりを促したうえで、その体制づくりをしないのであれば、そこで禁止すべきです。(今ビザを持ってる人を入国禁止する必要はない)

即座禁止しなければならないほど逼迫した状況ではないですし、もしそれで問題が起きてもそれは前オバマ政権(民主党)のせいにすればいいのですから、これを強行する必要もない。
名指しされた7か国の国民感情が悪化するだけで、そっちの方が余計に面倒くさいと思うのですけどね。

何なんでしょうね、これ。
『仕事してるぜ!!』アピールなんでしょうか?

猶予期間を与えてから、きちんと段取りを踏んでやっていけば、手法を評価される案件なんですけどね。

最高裁まで行ってもおそらく勝てないでしょうからどうするつもりでしょうかね・・・。
いやまぁ、
>ツイッターに「法廷で会おう。国の安全保障が危機にひんしている」と投稿した。

とのことだから、最高裁まで持って行くんでしょうね。
いくら国の安全保障の問題でも、なんとなくではダメですが、それ以前に最高裁で審議中に入国禁止の期限が先に来る気がしますから意味ないような?

というか、いくら保守派の判事でもこれを覆すだけのメリットもないでしょうから、最高裁に持っていくだけ判事から嫌われると思いますけどね。
そっちの方が政権運営にマイナスになる気がします。