意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

ずっとポピュリズム

2016年12月30日 | 社会
年末ですので、今年一年を振り返る・・・っていきたいところですけど、政治の面は安倍政権になってとっても安定してますから実のところ書くことないんですよね。
というか野党の不甲斐なさが目立つ。

民進党・・・今年、民主党から名前を変えましたけど、目立ったところってそれぐらいですよね。
安保反対に、IR法案反対とか、従来の左翼が反対しそうなことを主張していますけど、普通、野党のほうが改革派のはずなんですけどね・・・・。
というか、従来の左翼の退潮が著しい最中に、そんな主張をしても支持を得られないのにね。
確かな野党を目指しているのであれば別ですが・・・。

それで日本の政治が安定してるので悪いことではないのですけど、張り合いが全くないです。

むしろ小池劇場のほうにシフトしてますね。
・・・・なんだけど、橋下氏ほどの熱狂はないですね。
消去法的な選択の結果って感じがしますが、傍から見てて橋下氏より魅力がない。

というのも出す案、出す案がすべてがお粗末すぎます。
豊洲移転を延期するのはいいとしても、その後はノープラン。
余計なお金がかかるだけ。
オリンピック会場の見直しも至っては能力のなさが露呈する薄っぺらさ。
そもそもかなり検討されたうえで出された案を覆すのですから、極めて念密なものでなければ無理です。
にもかかわらず、見直し場所の知事の同意すら得られてないって・・・・呆れてものも言えませんよ。

それをテレビとかで見てると「小池さんだから数百億円安くなったんだ」とかいうコメントを言ってるわけです。
単にグレードを下げただけなのはおいておくとしても、本来であれば誰が都知事であろうとも無駄は削減すべきでしょうに・・・・。(もっとも何を持って『無駄』とするかは目的や理念があってこそなんですけどね)

こういう人は好感度を気にしてしゃべってるのでしょうけど、それほど政治に興味ない人は『この程度なんだろうなぁ』って思います。

ここで思うのは、近年、難民の流入やイギリスのEU離脱、トランプ現象など多々ありましたけど、それで『右派や保守思想が流行っている』とされてます。
これをポピュリズムだなど批判されてますけど、従来の左翼の主張自体もポピュリズムの状態であったと赤熊は思いますね。

例えば、日本でしたら憲法9条の改正。
防衛を考えれば誰がどう考えてもおかしな条文ですし、さらに問題なのはこれにより軍事の運用が極めて曖昧な状況に陥ってるわけです。
少なくとも戦車や戦闘機がある公的機関を『軍隊じゃない』なんて、口が裂けても言えませんて。

にもかかわらず、現状維持がなされてたわけで、これを解消するには自衛隊を廃止するしかないわけです。
そんなことできませんから、本来なら憲法改正するしかないわけです。

なのに現状維持でずっと来たわけです。
これがポピュリズムじゃなければ何がポピュリズムなんでしょうね。
それで批判してる左翼の人たちってどういう神経してるのか疑問ですね。

結局ずっとポピュリズムできたわけで、これからもずっとポピュリズムが続くのでしょう。
実のところ赤熊はそれでいい(仕方ない)と思いますが、このようなポピュリズムは社会の安定性から考えたら、大きなマイナスですよね・・・・。

人々が賢くなるしかないのですが・・・。
極めて難問です。