意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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公務員バッシングとファシズム

2015年01月07日 | 政治
別に今に始まったことではないのですけど、ここ最近の傾向として公務員バッシングが酷くないですかね?

例えば、選挙中はわざわざ取り上げもしませんでしたが、維新の党のマニフェストかどうか不明ですけど、代表者である橋下氏が公務員給与を2割削減して5兆円を作り、5千万人に1人10万円ずつ クーポンを配る・・・みたいなことを言ってました。

バラマキ部分にもツッコミ入れたいのですけど、そこは無視したとしても無茶な提言ですね。

まず、理由もなく削減できませんて。
そりゃ、人件費が安くなることはいいことでしょうけど、少なくとも経済対策に使う・・・などと言うふざけた理由では通りません。
削減したとしても裁判を起こされたら確実に負けるでしょうね。

加えて言うなら、公務員というと役所に仕えている人だけでなく、警察官や消防士、海保、自衛官、検察や裁判官の司法関係や医者や看護師などの医療関係、教師など多岐にわたる人たちなんですけど・・・。
おそらく、こういう人たちの給与は下げられないでしょうから、ここ以外の公務員の給与を4割くらい下げないと5兆円の捻出は難しいでしょう。
他にも国と地方の予算をどうやって合わせんだ、とか細かいところあるんですけど、まずやるべきことは公務員の業務改善であって、削減額などというのはその結果に過ぎないのですからわからないのですよ。
それでも数%の削減くらいでしたら可能でしょうが4割削減などというのは荒唐無稽すぎる話ですね。

ちょっと考えれば・・・考えなくともわかる話なのですが、これを称賛する人達がいるんです。
赤熊から言わせてもらえば、「頭、大丈夫?病院いったら?」って聞き返すレベルです。

まぁ、良いように解釈すれば、本人たちも荒唐無稽であることを理解していてワザと乗っかっているだけかもしれませんが、でもファシズムってこういうところから始まるんだろうな・・・って感じますね。
反論しにくいことを言う人間がいて、それを面白がって煽る人間がいて、それに賛同するバカがいて、ますます反論できない空気が作られて・・・・・後は破滅まで突き進む、と。

むーん・・・。
ちょーっと警戒しなければならないことですね。