意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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橋下氏の敗北で終わった会談

2014年10月23日 | 政治
大阪の橋下市長が在特会の桜井氏と面会、意見交換を行いました。

橋下大阪市長と在特会会長が「罵り合い」10分間の不毛なバトル(全文書き起こし)  弁護士ドットコム
http://blogos.com/article/96844/(ブロゴス)

一応、リンクをつけましたが、動画を見る価値も書き起こしを読む価値もありません。
討論?としては完全なる泥仕合で罵り合って双方とも負けてのドローです。(マスコミ的には激しい応酬だそうです)

なので、どうでもいいのですが、別の観点から勝敗を考えると・・・在特会側の完全な勝ちですね。

在特会・・・正式名称「在日特権を許さない市民の会」なのですが、在特会側の勝利条件は知名度を上げること、です。
要は『宣伝』ですね。
どうしても在特会に触れようとすれば名前の通り『在日特権とは何か?』という点に触れなければならなくなるわけです。
実際、ニュースでも正式名称を読みあげられてたから、功を奏してるわけです。
知らしめられれば、それで勝ちなんです。
今回のケースで在特会が支持されなくなる・・・というのはナイーブな見方で、在特会側は在日特権を知らしめて、間接的にも「おかしい」という声が挙がる・感じさせれば良いだけです。
それが目的の集まりなんですから。

だから、橋下氏に会った時点で勝利なのですから、あとはどう転んでも全部予定通りなんでしょう。

なのに橋下氏側はというと・・・・一緒になって罵り合って、品や格を落としたと。
何やってるんでしょうね、この人。

そもそも「自分に直接言いに来い」と相手を挑発したことにより、形としては招待したことになり応じざるを得ないので宣伝に使われ大敗北ですが、それでも勝利は難しくとも負けないくらいは容易でした。

冷静に対応する、それだけです。

別に水掛け論でも平行線でも結論が出ずじまいでも良かったのです。
それでツマラナイ会談にすればよかっただけなのです。
で、最後に「彼らの言い分は解りました、やれることからやっていこうと思います」とか何とか、どうとでもとれる曖昧な言葉をいって逃げ切れば、それでよかったのです。
本来30分程度の対談時間だったらしいのですから、さほど難しいモノじゃなかったでしょう。

でも、一緒になって罵り合っていた!!
信念を通しての罵り合いなら、まだ言いわけの余地がありますが、これはさすがに・・・・・。

『何をいうかわからん』というのは爆弾でしかなく、政治家としての資質が甚だしく欠けてます。
まだ政治資金の問題を起こすほうが政治家として信用に置けますよ。

かくして、橋下氏の一方的な大マイナスに終わった、愚かな会談でした。

今後、どうするんでしょうね。
自身の政治活動にも支障が出るでしょうに・・・。
赤熊的にはどうでもいいのですけど、将来、この人が一角の人物になると思っている人は早々に考えを改めた方が良いですよ。
今回は大やけどで済んで(?)ますが、次はこんなものじゃないと思います。