意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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少子化政策の肝って・・・

2014年06月21日 | 政治
色々考えた結果、少子化対策って女に子供を産むことを強要することだと思います。
現在の少子化対策をしても少子化の歯止めはかからない、かかっていないのです。

と言うのも、今ある政策の多くは、子供を産まない理由に『経済的理由が~』とか、『夫の家事の協力が~』とか、『幼稚園が~』とか上げられていることに対策をしようとしてますが、もうここが嘘なんです。
嘘も嘘、大嘘。
嘘の理由にどんなに対策をしようとも無駄なのですよ。

嘘の理由?
単純なことです。

例えば、100年前と現在と比べて、どちらが家事・育児がしやすいですか? 夫が協力的ですか? 幼稚園がありますか?
こう聞けば現在の方が全て良いに決まってます。

100年前は洗濯ひとつとっても時間がかかりましたよ。
洗濯機もなければ掃除機もない。
電子レンジはおろか炊飯器や冷蔵庫もないし、辛うじてあったのはガスコンロくらい?
それも一般普及はしてない時代です。
お風呂は確実に薪ですよね。
保育園もなかったでしょうし、出産費用も自分持ちだし、医者にかかるお金だって高くついたわけです。

でもそんな時代の方が女性は子供を産んだのです。

明らかにおかしいでしょう?
今の方が確実に楽なのですから、今の方が出生率が高くないとおかしいんです。

なのに、出生率が悪くなる。
ここから導き出せる答えって、単に女性は子供を産みたがらないって以外ないのです。

これは不思議なことでもなく妊娠出産は命を賭して行う危険行為でもあるのですから、できるだけ避けようとするのは生き物として自然な行為ですね。
誰だって死にたくないもの。

じゃあ、現在と100年前と何が違ったのかといえば『子供を産め』という社会的圧力でしょう。

「所帯持って一人前」とか「女は子供を産んで一人前」とか「女に学はいらないから早く結婚しろ」とか、または『石女』とか『行かず後家』とかいって、子供を産まない女を蔑んだのです。
個人としては悲劇を生んだのでしょうが、全体的にみると正しいのでしょうね。
それぐらいことをやって当然・・・というか、それをしないと滅びると言う危機感があったわけです。
もちろん理解してやってたわけではないのでしょうが・・・・。

でも、こういう答えのない問いというのは昔の人の言い伝えや習わしの方が正しいことが多いですね。

だから、最大の少子化対策は女に子供を産むことを強要する以外ないのですが、でも、今の少子化対策もこれをやってるわけなんですよね。
産んだらお金をあげる、幼稚園を作ったりして育てる環境も整えますよ、イクメンが家事を協力しますよ・・・・つまるところ子供を産まない女が悪いって言わせるためですよね。
意識してないのかもしれないし、意識させてないので悪手だと思います。
そして、それは現在のところ、成功してるとは思えませんし、それが功を奏すとは思えませんね。

だってどこの先進国でも少子化対策が成功したためしなんてないのですから。
無理でしょうね。

となると、あとは女性に子供を産むように社会的圧力を掛け続けるしかないでしょう。

「二十歳過ぎたら行き遅れ」とか、
「女は子供を産むのが仕事」とか、
「子供を産まない女は半人前」とか、


そういう風に言い続けるべきなのです。

でもそれは果たして・・・・・・・・・・・・・