意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

政治家としての資質がない

2014年02月14日 | 政治
大阪の無駄な出直し選挙は橋下大阪市長が公明党に裏切られて、ブチ切れたからだとか?
何でも、公明党と裏取引き(密約)をして、選挙区で対抗馬を出さない見返りに大阪都構想に賛成してもらうつもりだったとか。
それで裏切られてNOを突きつけられて大阪都構想に危険信号が灯ったから、辞職して出直し選挙をする・・・と。

それで『宗教の前に人の道がある』だとか言ってたんですね。

公明党側は『そんな約束していない』とのことなので実際の真偽は不明ですが、仮に橋下氏の主張が正しいとしましょう。
そうだったとしても、赤熊はこういいます。

裏切られるなんてバカじゃねぇの?

何で信じたの?
信じられる要素なんて皆無でしょう?
そんなに緊密な関係だったでしょうか?

そもそも、時流によって手を組む・組まない・支える・裏切るというのは当たり前の話で、その時その時の状況によって選択するものです。
個人での貸し借りや恩義で裏切らないのは、単にその方が有利だからです。
個人間で悪評がたてば色々なところに波及するし、裏切ると恨みを買うわけですからそれへの処置が非常に面倒臭いわけです。
だから裏切る人が少ないのです。

ドライな話ですけど、金の切れ目が縁の切れ目、それが真理なのです。

特に集団の場合、裏切ることに個々人の関係より利益がでる、害が出にくかったり、集団に守られているのですから容易に裏切りが発生します。
なのでそんな約束「守られたらいいな」くらいに留めておかなければならないし、最初から期待してはいけないのです。
もし本当に言うことをきかせたいのならば、裏切られない(逆らえない)だけの力をつけるべきだし、それができないのならば裏切られてもいい体制を築いておくべきなのです。
赤熊は今回のことで「そんなことをやりましたか?」と聞きたい。
おそらく、いえ、確実にそんなことやってないでしょう。
裏切りひとつで大阪都構想を頓挫させられて、追い詰められて再選挙をやろうというのですから。

甘っちょろ過ぎます。
使えません。

この件でもっと重要なことが解りますね。
要するにこの件は公明党にとって橋下氏(または維新の会)と手を組んでも利益がない・・・と判断されたということです。
それはつまり相手から組むほどの「魅力がない」「力がない」「先がない」「落ち目だ」と言われてるわけです。
もっと言うなら裏切られるだけの能力しかないということです。
これは非常に由々しき事態ですね。
他の党も同様の判断をするのでしょうから、これからの細やかな交渉など難しくなるでしょう。
事実、対抗馬を立てないという奇策を講じられて難航しています。

もう1つ付け加えるならば、こんな恥は口にすべきじゃないです。
みじめなだけでなく『自分は裏切られるだけの価値しかない』と自ら言いふらしているだけですから。
そんな人間を誰も相手にしません。

そもそも信義うんぬんを重要視するというのは極めて危険な発想ですよね。
例えばこれが外国との裏約束(密約)したことが実行されない、それを同じように「裏切られた」と騒ぎ立てるつもりなのか?
そんなことはありえないだろう。
もしそんなことを言おうものなら戦争ものだぞ、マジで!!

こんなことは当然のことで、知っておかなければならない以前の話です。

・・・・・・国政に出ないでくださいね。
いえ、政治家としての資質というかセンスというか能力というか覚悟というか・・・そういったこと全てが足りません。
使えない奴を政治の世界に置いてはいけません。
今すぐ政治家を辞めていただきたい。

それが国益です。


2014.02.15  タイトル訂正、本文補記・訂正あり。