意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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女の貧困と女の対策

2014年02月01日 | 社会
NHKのクローズアップ現代で女性の貧困が取り上げられていた。

「あしたが見えない ~深刻化する“若年女性”の貧困~」
http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/178634.html

全部は見れなかったけど、要するに女性、特に10代20代のシングルマザーが公的なセーフティネットに頼れずに貧困のため風俗店側が住まいや託児所などを完備して、そこで働けるからやむなく風俗店で働くケースが増えているだとか。

ちなみに最終的な解決策としてはクローズアップ現代らしく『行政が~』だそうです。(苦笑)

ふーん・・・と思って見てたのですが、この問題って昨日今日に始まった話じゃないよね?
10年前どころか、100年前、1000年前からあったでしょうし、もしかしたら10000年前、それ以上前からある話なわけで。

当たり前ですけど、当時は今のようなセーフティネットなんて一切なかったけど生きていたわけです。
まさか、子供を抱えて生きるのが昔の方が遥かに楽だった・・・ということは絶対にないし、昔の方が今より厳しかったのは想像に難くないです。

では、セーフティネットに頼れなかったのにどうしていたのでしょう?
無為無策だった・・・なんてことはないわけです。
何かしら対策を施していたわけですよ。

例えば、結婚の際にきちんと仲人さんを立てる。
これはつまり、妻になる人間を蔑ろに扱ったりしては仲人さんの顔を潰すことになるわけです。
完全に防げるわけではないのでしょうけど、後ろ盾を作り、悪い扱いを受けないよう防いでいたわけです。

または、結納金を貰って、それから持参金を持って結婚してたわけです。
これなんて解りやすいよね。
要するに、ダメな相手だったらスパッとこのお金で逃げろってことですから(笑)
しかも妻に逃げられるなんて、ダメ男というレッテルを張られるという社会的圧力もあるわけで。

他にもいろいろあるでしょうけど、昔の人は女が不幸にならない対策を講じていたのです。
今は恋愛結婚が主流・・・ああ、なるほど、昔が恋愛結婚がご法度だった理由が垣間見えますね。
海のものとも山のものともどんな男かわからないうえ、後ろ盾になる仲人さんもつけられないなら、何かあった時、そんな状況を受け入れるしかない。
良い人ならめでたしめでたしでいいけど、そうそう上手くいかないのが人の世の常というもの。
大事な娘に人生を全部をかけてギャンブルをさせるわけにはいかないものね。

昔の方が素晴らしい・・・と言うつもりはないけれど、昔は昔できちんと対策をしていたのである。

翻って現在はどんな対策をしているのだろうか?
もっというなら、この貧困に陥った女性たちはどんな対策をしてたのだろうか?
おそらく九分九厘してないと思う。
不幸に不幸が重なってそうなった・・・というのなら助けたいという気もわくのでしょうが、行き当たりばったりに生きて失敗すれば貧困に陥るのは当たり前の話で、それは男であれ女であれ誰しも一緒なわけです。
多分に自業自得という面もあり、そんな人間どもを助けたいとはどうしても思えないのです。

正直、自ら対策も打たない人間を助けても無駄に終わる気もするし。
そういえば、イギリスでシングルマザーを手厚く保障したらシングルマザーが職業化してしまった・・・という話も聞きますね。
それだけならよかった(?)のでしょうが、その後その娘たちも職業:シングルマザーになったり、そんな子供たちが良い教育を受けるわけもなく不良化し意味もなく暴動を起こしたりしたそうで政策として間違いだったと認識されてるそうですね。

何はともあれ、昔の人間は対策をしていましたが、今の人間はどのような対策を打つべきでしょうね?
女性の貧困対策を考える必要もあるかもしれませんが、女性自身も事前に貧困に陥らないように対策を打たなくてはならないのです。
対策ができるのを待ってもしょうもないのですから。