天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

北海道幌延町と同じように鳥取県は人口が少なく牛が多いと発言した石井一議員はその根拠の明確な説明が必要

2010-02-25 22:24:37 | 日記
今日の日記は、鳥取県を「人が住んでいるのか。牛が多いのか。山やら何やらあるけど、人口が少ない所」と述べた民主党・石井一選挙対策委員長(参院議員)の弁明と、私の見解「明治維新以降、酪農開拓を進めた北海道の道北地方」に関してネット掲示板に書込された悪行客の投稿に対する私の反論です。
その問題発言をした民主党石井一選対委員長は、25日大阪市内で開いた後援会の会合で『鳥取のカニも好きだし風光明媚でもある。だいたい人がよい。同じようにチベットもそうらしい。・・いつの間にチベットはそれほど差別される国になったのか。釈明したりおわびをすることは何もない』と何ら弁解もせず、今だに自論が正しいと語っています。でも、この公開された談話だけでは、石井一氏の発言「鳥取県は人口が少なく牛が多い」の明確な説明を、彼は何らしていません。また、このような高飛車的な発言をする石井一氏は、自己の見識の無さをまったく理解できないのか?自己の発言を何ら恥じていません。とても情けないまったく品格のない政治家です。
それに輪を掛けたまったく見識の無い劇場悪行応援客が、ネット掲示板で私の見解を的外れの批判を行なっています。以下に、その投稿を引用掲載します。
・客A『オヤジは道北地方に対する歴史的認識を持っていない。もう少しググるなりWikipediaで調べろよと。』
・客B『オヤジは明治維新以前の道北に人がいなかったと思ってるんだな。石井一のは政治家の誇張表現だとわかるが、オヤジは本気でいってるっぽい。そっちのほうが驚きだ。』
・悪行客C『○○○ 北海道に出入り禁止』
・客D『アイヌ民族を知らないのか 』
・客E『用事もないのにわざわざ札幌遠征して何を見てきたんだか。旭川あたりならアイヌ民族ゆかりの建物が目についたが。以上、北海道に一度だけ足を踏み入れた者の感想。それともここで語られるためのネタ提供か。今夜は更新がないな。』
私の「明治維新以降、酪農開拓を進めた北海道の道北地方は、人口が少なく牛が多い地域」との見解は、私のちょうど30年前、会社の上司から聞いて今でも鮮烈な記憶を残した言葉がその根拠です。私は1979年秋、所属会社の仙台支店から札幌支店に転勤になりました。その最初の赴任地であった函館市の仕事が終わり、次の赴任地が北見市に決まりました。転勤先でとても気落ちしていた私を、その北見駅で出迎えてくれた上司が『君は何処から来たの?函館か~!良い所から来たんだね。僕は幌延から来たんだよ。そこは人より牛の方が多い所だった!』と私を慰めてくれました。その懸けられた言葉を聞いて、私は広大な北海道の物凄さを、その時に痛感しました。だから、今でもその言葉は、私の強烈な思い出になっています。
幌延町のHP「幌延の紹介」から、それを裏付ける記述を一部抜粋して、以下に引用掲載します。
『幌延町の草分けは、明治32年、福井県団体15戸が下サロベツ原野に入植したことに始まります。鬱蒼たる密林に覆われた人跡未踏の大地に、開拓の鍬が振り下ろされました。続いて同年、法華宗農場が字上幌延へ、本願寺農場が字幌延へ、天塩農場が字開進へ入植しました。町の基幹産業は、第一次産業としての牛乳生産を主体とする酪農業ですが、農業としての苦難の歴史がありました。草分けの明治32年から昭和30年時代までは、畑作物栽培でした。しかし、不安定な畑作経営からの脱却として、有畜農業を志向する声がたかまってきました。昭和26年の道貸付牛の導入等の政策により、乳牛多頭化の方向を歩みました。昭和44年には「乳牛5,000頭突破記念式」が開催されるなど、酪農専業経営の道を歩み始めたのです。酪農家の近代化への取組により、平成14年現在は牛乳生産戸当り450tを達成し、大規模酪農地帯として発展しつづけております。』
幌延町の平成17年統計によれば、酪農・乳用牛:10,405頭・肉用牛:324頭で、人口は2,807人です。3.82頭/人の割合です。現在はもっと人口が減り、その割合は高くなっています。
一方の鳥取県は去年の統計資料によると、県全体で、酪農・乳用牛:11,200頭・肉用牛:21,500頭で、人口590,713人です。0.055頭/人の割合です。
石井一氏は何の根拠で鳥取県に牛が多いとしたのか?私にはまったく判りません。そして、さらに何も知らず私を批判する無見識の劇場悪行応援隊の言動に、私はただ唖然とするばかりです。
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