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世界で最も高価な戦闘機に飛行制限

2012-05-27 | ラジオ
アメリカ政府は世界で最も高価な第5世代戦闘機F22ラプターの飛行を制限する必要に迫られた。
ラプターの操縦士たちは、機上酸素発生装置の欠陥による低酸素症の症状を訴えている。

アラスカでは2010年、軍事パイロットのハネー大佐が操縦するラプターが墜落した。
調査の結果、大佐は機上酸素発生装置の故障のため、飛行中に呼吸困難に陥ったことが明らかとなった。だが事故の責任は大佐にあるとされた。
システムの結果を見つけるための(この表現何か変じゃないか)調査が行われたものの結果は出ず、操縦士たちは低酸素症の症状を訴え続けた。
これらを受けラプターの飛行制限に関する指示が出された。ラプターは長距離飛行ができなくなるほか、飛行は緊急着陸ができる範囲に制限され、高度7600メートル以上の飛行も禁止される。

なお現在、専門家委員会が最終的な原因究明に当たっている。ロシアの新聞コムソモリスカヤプラウダの軍事評論家バラネツ大佐は、ラプターの今後の運命は専門家委員会が出す結果に掛かっているとの見解を表し、次のように語っている。
「ラプターの生産停止に関する問題は、現在調査に当たっている専門家委員会の結論次第だ。ラプターには膨大な資金が費やされた。アメリカは開発に約300億ドルを使った。
もちろん、このように広く知られた戦闘機の製造を拒否する必要はない。ラプターには独特の戦術技術的な特質がいくつかある。この点についてはアメリカを褒めることができる」
軍事評論家は、このような見解を示している。

ラプターは第5世代戦闘機だ。このような戦闘機を開発しているのは世界でもロシアとアメリカの2ヶ国だけだ。
ロシアではミグとスホイの第5世代戦闘機が開発されている。バラネツ大佐は、ロシアはアメリカの経験を考慮しながら開発していると述べ、次のように語っている。
「アメリカ人もロシアのスホイ27が多くの基準において、ラプターよりも優れていることを認めている。
これはコンピューター上で何度か行われた、スホイ27とラプターの戦いでも証明された。ロシアの戦闘機は速度も速く装備も勝っている。そのほか世界で一度も使用されたことのない新技術も持っている」
軍事評論家は、このように話している。

ラプターの推定価格はおよそ4億ドル。これは世界で最も高価な戦闘機だ。なおロシアの同様の戦闘機は、およそ3分の1の価格になる見込みだ。

「システムの結果を見つけるための」なんか変な日本語だね

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5月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル