ロシアのセルジュコフ国防大臣は、先日行われたロシア国防省の代表団によるアメリカ訪問に付いて、両国の国防省庁間の協力関係発展に向け、大きな刺激を与えるものとなったと評価した。
一方、セルジュコフ大臣と会談を行った、アメリカのゲーツ国防長官も、今回の協議を2大国の関係リセットの新たな表れだと指摘している。
両国はそれぞれを自国の安全に脅威を及ぼす敵国とは見なしてはいない。
つまり露米大統領が提唱した関係のリセットは、国防分野でも行われるべきなのだ。
協議では露米それぞれの軍の改革の方法に付いて話し合われたが、協議の終了後には、ロシア国防省とアメリカ国防総省との協力に関する覚書、それに両国大統領が指示した課題を遂行するための、フォーラム創設に関する文書にそれぞれ署名が行われた。
セルジュコフ大臣は、重要なのは意見の交換だけでなく、経験を分かち合うことだと指摘している。
「現在アメリカとロシアで進められている軍の改革は、大規模かつ複雑なものだ。
21世紀の時代に見合った近代的な軍を創設しなければならない」
大臣はこのように語っている。
今回の協議では欧州通常戦力条約や、アメリカが計画するミサイル防衛システムに付いても意見が交わされた。アメリカがヨーロッパで計画しているミサイル防衛関連施設の建設に、ロシアは深い懸念を表している。
この問題に付いて政治基金のニコノフ総裁はロシアの声からのインタビューに答え、次のように語っている。
「ミサイル防衛システムは地球規模で配備されている。ミサイル防衛分野での露米の協力はもちろん可能だが、今のところ実践されていない。ミサイル防衛には最新のイノベーション技術が駆使されており、アメリカはNATOの同盟国にも、これに接近させていない。ロシアとアメリカの協力を実際的なものにするためには、ロシア、アメリカ双方の外交、国防分野で働く高官たちの考え方を変えていくことが必要だ。そのような協力が実現したとき、リセットは然るべき結果を生むだろう」
9月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
一方、セルジュコフ大臣と会談を行った、アメリカのゲーツ国防長官も、今回の協議を2大国の関係リセットの新たな表れだと指摘している。
両国はそれぞれを自国の安全に脅威を及ぼす敵国とは見なしてはいない。
つまり露米大統領が提唱した関係のリセットは、国防分野でも行われるべきなのだ。
協議では露米それぞれの軍の改革の方法に付いて話し合われたが、協議の終了後には、ロシア国防省とアメリカ国防総省との協力に関する覚書、それに両国大統領が指示した課題を遂行するための、フォーラム創設に関する文書にそれぞれ署名が行われた。
セルジュコフ大臣は、重要なのは意見の交換だけでなく、経験を分かち合うことだと指摘している。
「現在アメリカとロシアで進められている軍の改革は、大規模かつ複雑なものだ。
21世紀の時代に見合った近代的な軍を創設しなければならない」
大臣はこのように語っている。
今回の協議では欧州通常戦力条約や、アメリカが計画するミサイル防衛システムに付いても意見が交わされた。アメリカがヨーロッパで計画しているミサイル防衛関連施設の建設に、ロシアは深い懸念を表している。
この問題に付いて政治基金のニコノフ総裁はロシアの声からのインタビューに答え、次のように語っている。
「ミサイル防衛システムは地球規模で配備されている。ミサイル防衛分野での露米の協力はもちろん可能だが、今のところ実践されていない。ミサイル防衛には最新のイノベーション技術が駆使されており、アメリカはNATOの同盟国にも、これに接近させていない。ロシアとアメリカの協力を実際的なものにするためには、ロシア、アメリカ双方の外交、国防分野で働く高官たちの考え方を変えていくことが必要だ。そのような協力が実現したとき、リセットは然るべき結果を生むだろう」
9月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル