3月11日にパリでは安全保障問題に関する、ロシア・フランス協力会議の会合が
開かれ、両国の外相・国防相の参加の下に、イランの核問題の解決方法及びコ
ソボ状況が話し合われている。
この話題に付いてロシアの声・パリ特派員は次のようにコメントしている。
このロシア・フランス会議は6年前2002年に、両国の戦略的対話を深め、今日の
より逼迫する国際問題を話し合う目的で設立された組織である。
会議の会合の形としては、両国の外相・国防相がそれぞれ出席し2対2の形で年
に2度モスクワ、パリのそれぞれの都で開かれる。
今回両国の代表者らはこの場で欧州通常戦力条約の今後に付いて、またポーラ
ンドとチェコにおける、アメリカのミサイル防衛システム関連施設の配備問題に付
いて取上げることになっている。
このほかにも勿論イラン情勢や北朝鮮、アフガニスタン、アフリカ大陸、中東情勢
も話し合われることになっている。
幾つかの問題に付いてはロシア、フランスの立場は食い違っているものの、そうし
た事に付いて声高な声明がなされることはないものと予想されている。
こうした立場の食い違いが見られるものの一つとして、コソボの独立問題が挙げら
れる。
2月17日、セルビア共和国の一地方であるコソボは、国連安全保障理事会の決議
1244に違反するする形で、一方的に独立を宣言した。
ロシアはこの宣言に、この様な形で国際法を犯すことは、世界の地政学的安定状
況に否定的な影響を及ぼしかねないとして、独立を宣言したコソボ共和国を認めな
い立場を取った。
ところがこれに対してフランスは、他の国々に先駆けてコソボの独立を認めており、
コソボのこの独立宣言に付いて類の無いものであるという、公式声明まで発表した。
こうしたなかで2月末にはコソボの独立を認める、欧州15カ国からなるコソボ国立指
導グループまで誕生しており、ここにフランスも加盟している。
これに対しロシア政府は、コソボ国際指導グループの成立は国連安保理決議1244
にも、また国際社会が合意したコソボ問題の解決原則にも、矛盾するものであると
の声明を表わしている。
3月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
開かれ、両国の外相・国防相の参加の下に、イランの核問題の解決方法及びコ
ソボ状況が話し合われている。
この話題に付いてロシアの声・パリ特派員は次のようにコメントしている。
このロシア・フランス会議は6年前2002年に、両国の戦略的対話を深め、今日の
より逼迫する国際問題を話し合う目的で設立された組織である。
会議の会合の形としては、両国の外相・国防相がそれぞれ出席し2対2の形で年
に2度モスクワ、パリのそれぞれの都で開かれる。
今回両国の代表者らはこの場で欧州通常戦力条約の今後に付いて、またポーラ
ンドとチェコにおける、アメリカのミサイル防衛システム関連施設の配備問題に付
いて取上げることになっている。
このほかにも勿論イラン情勢や北朝鮮、アフガニスタン、アフリカ大陸、中東情勢
も話し合われることになっている。
幾つかの問題に付いてはロシア、フランスの立場は食い違っているものの、そうし
た事に付いて声高な声明がなされることはないものと予想されている。
こうした立場の食い違いが見られるものの一つとして、コソボの独立問題が挙げら
れる。
2月17日、セルビア共和国の一地方であるコソボは、国連安全保障理事会の決議
1244に違反するする形で、一方的に独立を宣言した。
ロシアはこの宣言に、この様な形で国際法を犯すことは、世界の地政学的安定状
況に否定的な影響を及ぼしかねないとして、独立を宣言したコソボ共和国を認めな
い立場を取った。
ところがこれに対してフランスは、他の国々に先駆けてコソボの独立を認めており、
コソボのこの独立宣言に付いて類の無いものであるという、公式声明まで発表した。
こうしたなかで2月末にはコソボの独立を認める、欧州15カ国からなるコソボ国立指
導グループまで誕生しており、ここにフランスも加盟している。
これに対しロシア政府は、コソボ国際指導グループの成立は国連安保理決議1244
にも、また国際社会が合意したコソボ問題の解決原則にも、矛盾するものであると
の声明を表わしている。
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3月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル