数人で、タコ焼きをした。
じゃんじゃん焼いてじゃんじゃん食べる。
家でのタコ焼きの場合は、決してタコがメインとはならない。
どんな食材でも入れられるからね。
一応、タコの顔を立てて一番多めに用意しておいたけどさ。
タコの名前が入った、タコの冠食品だもんね。
主役には多少は気遣いが必要だ。
別に美味しくないわけじゃなく、タコの入ったタコ焼きももちろん美味しいしね。
でもそれよりもエビだのチーズだのツナだののほうが、人気があったりするんだよな。
各自が適当に具材を入れてそれを適当に取るから、どれに何が入っているのか分からない。
闇タコ焼きというか、ロシアンタコ焼きというか、そういう状態。
そこでモチが出ると「やったぁ!」という声があがったりする。
が、タコが出ても何とも感じない。
無反応。
それどころか、ハズレた!と思う。
つまんないの取っちゃった!とすら思う。
普段なら、より大きいタコがあったほうが嬉しいのになぁ。
今日ばっかりはタコよりも他の具材だよ。
単に、普段とは違う目新しいものに興味がいっちゃってるだけってのはわかってるけどね。
ウインナーもモチも、それがメインだったら「またウインナーか…」なんて思うんだろうね。
まあでも、色んな食材はどれも美味しい。
今回は、ミニトマトも入れてみた。
それを塩で食べる。
中が恐ろしく熱いが、これがまた美味しい。
らしい。
ボクはトマト嫌いだから食べてないからさ。
分からないのよ。
みんなが「これは美味しい!」と言っているのが羨ましく見守るだけだ。
いいなぁ。
ボクは一生、それを美味しいと思える事はないんだろうな。
嫌いで食べたくはないが、でもその気持ちだけは羨ましいんだよな。
ま、いいや。
そんなタコ焼きをガンガン食べまくり、もうみんなお腹いっぱいに。
普段、タコ焼きだけでお腹いっぱいになる機会ってあんまりないから貴重な経験だ。
普通のお店だと8個くらいしか入ってないから、だいたい物足りないんだよね。
いつかタコ焼きをお腹いっぱい食べてみたいなぁ。と常々考えて生きているから実に満足だ。
幸せだ。
ちょうどタコ焼き粉がなくなったくらいで、ちょうど量は良かったな。
でも具材はちょうどよくなかったな。
大量に余ってんだよね。
小さく切ったウインナーやモチをそのまま残したって仕方ない。
なので最後はそれだけを焼いてみんなでどうにか食べましたわ。
タコ焼きは簡単に出来るわりに楽しいので、また近いうちにやりたいものだな。