N氏一家が来た。
N氏夫人のほうは現在休職中だけど、以前まではずっと美容師だった人。
その頃はボクもずっと切ってもらっていた。
そして休職後も、時々我が家に遊びに来たついでとかに切ってくれたりするんだよね。
今日もそうだった。
「(ボクの)髪の伸び具合が気になって仕方ないから切りに行く」と言ってくれたのよ。
ありがたいなぁ。
こんな美容師、なかなかいないよ。
切りに来てくれるだけでも助かるのに、その上、気になって仕方ないとまで言ってくれるのだ。
遊びに来るついでとはいえ、嬉しい事だ。
しかし…。
いつ来てもN氏は眠そうだなぁ。
我が家に来て、元気ハツラツで動き回っているN氏を見た事がないぞ!
いっつもトローンと眠そうにして、気づけばコックリコックリなっている。
そんなに我が家が退屈か!
まあ、来るのは昼間が多いからね。
確かに眠くなる時間かもしれない。
ようやく「目が冴えてきた」と言ったかと思えば、今度はN氏夫人が「眠くなってきた」と言い出す。
しばらくしてN氏夫人も「眠気が取れてきた」と言ったかと思えば、今度はSくん(1歳)が眠ってしまっている。
家族がローテーションで眠くなってやがるぞ!
家族全員がバシッと目覚めている瞬間がないじゃん!
もう一度言うが、そんなに我が家が退屈か!
ったく…。
いや、髪を切ってもらっているんだから文句を言うのはやめよう。
その後はみんなで食事に行き、そのまま解散。
我が家はちょっとスーパーで買い物をしていった。
あ、白髪染め買っておこうかな。
髪を切ったら白髪染めをしないと目立っちゃうのよ。
前回使いかけのがまだ残っているけど、念のためにさ。
と思ったが、ボクが使っている種類が見当たらず。
ま、いっか。
絶対にまだ残っているからね。
こういう時はだいたい「そう思ったけど残ってなくて染められなかった」となり、「あの時買っていればよかった…」と後悔するものだ。
でも今回は確実だから大丈夫。
そうして深夜。
風呂場で素っ裸になり、手袋をしてブラシを持つ。
さあ染めていきますかね。
と、白髪染め本体を持つ。
うん。
案の定まだたっぷり残っていた。
と安心した
が…
あれ?
ウソだろ!
キャップ部分が無いじゃん!!
この白髪染めってね。
染める液が2つあって、キャップのボタンを押すとその液が混ざって出てくるようになってんのよ。
キャップ部分は外れるようになっているんだけど…
そのキャップがどこをどう探しても無いのよ!
ウソだろ!
恐らく、前のやつを捨てるときにこっちのキャップも一緒に捨ててしまったのだろうな。
あれが無ければ染める事なんて出来ない。
う~ん。
まさかこんな展開が待っていたとは…。
やっぱり、あの時買っていれば良かったよ。
時刻は0時過ぎ。
どうしよう。
今からわざわざ買いに行くべきかどうか…。
素っ裸のまま途方に暮れるボク。
迷ったあげく、24時間スーパーまで買いに行きましたよ。
準備したのを片付けて服をきてスーパーに行き、また素っ裸になって染める。
あ~、面倒くさい。
今度から白髪染めは箱買いして常に大量ストックしておく事にしよっと、