MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

獅子

2012-04-15 | Weblog
夕方頃に家にいると…

カンッカンッ!ドンッドンッ!ピーヒャラピーヒャラタッタタラタ!

というリズミカルな音が聞こえてきた。

これは…祭りの音か?
でもこんな時期に祭りがあるなんて、ここに住んで8年くらいになるけど聞いた事がない。
そんな訳が無いだろう。
と思って外を見ると、神輿が通って行ったではないか。

あら。
やっぱり祭りだ。
初めて見たよ。
毎年この祭りの日のこの時間は家にいなかったんだろうな。
もしくは、この祭りが8年ぶりに開催されたという事かもしれない。

最初に子ども神輿が通り過ぎ、しばらくして大人の神輿が過ぎ去っていった。
恐らくこの狭い地区だけのお祭りなんだろうけど、結構参加者いるな。
どこでどう声をかけられたのか知らないけど、色んな人が集っている。

一方、ボクは開催された事すら知らず!
ボロアパートに住む人間は用無しって事か!
色白で鼻のデカイやつには神輿を担ぐ権利がないって事か!

ま、面倒だからいいんだけどさ。

まだそれほど暑い季節じゃないとはいえ、重い神輿を持って練り歩くのはキツかろう。
同じ地区に住んでいる人ばかりだろうから、手を抜くわけにはいかないしさ。
そんな姿を見られたら、周辺の人達から白い目で見られてしまい、生活しにくくなってしまう。

ちょっと近所を歩いているだけで陰口を言われたりするのだろう。
新聞も1ヶ月前の新聞と毎朝入れ替えられたりするのだろう。
スーパーに行っても、ボクがいるとお惣菜に半額シールをなかなか貼ってくれなかったりするのだろう。

そうなっては困る。
だったら最初から参加しないほうがいいだろう。

そんな時。
出かけていた愚妻が帰ってきて

「獅子舞がいた!」

という。

そりゃ息子(3歳)を食べさせねば!
と、「獅子舞恐いから行きたくない」という息子を連れて急いで表に出てみる。

あら。
園長先生じゃないですか。
2人組でやっている獅子舞なんだけど、その足の部分は息子の保育園の園長先生がやっていたんだよね。
ご苦労様です。

しかし息子は挨拶もせず、目の前にある獅子舞に泣き叫ぶのみ。
ダメなやつだ。
5回くらいカジってもらったので、これで少しはおりこうになっていただきたいものだ。

本当は愚妻も20回くらいカジって欲しかったけどなぁ。