MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

カレーパン

2011-02-17 | Weblog
朝、テーブルの上にパンが置かれていた。

カレーパンだ。

息子(2歳)が買ってきたとは思えないから、恐らく愚妻が買ってきたのだろう。
ボクの昼ご飯にしろって事だろう。

カレーパンってのは美味しい。
カレーをパンで包んで、それを揚げるという斬新な発想を思いついた人は、もっと評価していいんじゃなかろうか。
歴史の教科書に名前が載って後世に名を残してもいいくらいの人物なのに、その人の事はあまり知られていない。
サンドウィッチは、サンドウィッチ伯爵がトランプの最中に食べる物を作らせたのが起源ってのは有名だ。

それと同様の大発明なのに、カレーパンの発明者は名前すら知らない。

ずりぃぞ!

サンドウィッチ伯爵なんて、自分がラクをしようとして考えたのがたまたま大当たりしたに過ぎない。
ものぐさな行動が偶然大ヒットしたという、単なるラッキーな男なのだ。

一方、カレーパンの発明者は、毎日毎日改良を重ねて研究したと思うよ。
血のにじむような努力をし、奥さんからは「パンと私とどっちが大切なのよ」と言われ、莫大な借金を抱え。
それでもカレーパン開発の為に毎晩寝ずに頑張ったに違いない。

そんな努力家が、運がいいだけの男より知名度低いなんて許せん。

今からでも遅くない。
カレーパンの発明者は自ら名乗り出て、サンドウィッチ伯爵以上の知名度になっていただきたいものだ。

けど、もしカレーパンを作るきっかけが
『カレーと揚げパンが好きだけど、両方食べるのは面倒なので、それを一気に食べたかったから』
って理由だったらガッカリするだろうなぁ。

ま、いいや。
ちょっと話が逸れてしまった。

そのカレーパンの中でも最強なのが、昔っからの定番であるヤマザキのカレーパン。
あの絶妙な辛さ加減。
そして揚げ具合。
どれをとっても最強の名に恥じぬくらいの、完璧なカレーパンであると言えよう。

愚妻が買っていたのも、そのヤマザキのカレーパンだった。
なかなかやるな。
よく分かっているわ。

昼になり、いよいよカレーパンタイム。
食べようと思い、その包みを見て…
驚いた!

何と!

『さ・ら・に おいしくなりました!』

という文字がプリントされているではないか!

なに~!!
ただでさえ最強に美味しいヤマザキのカレーパンが、さらに美味しく!?
そんな事があっていいのだろうか。
あんな旨いものを、さらに美味しくする事なんて可能なのだろうか。

ワクワクしながら食べてみる。
うん。
よく分からん。

いや、両方あって同時に食べ比べたら分かるとは思うんだけどね。
これだけ食べたって、違いがよく分からんよ。

まあでもやっぱりヤマザキのカレーパンは美味しかった。
買ってきてくれた愚妻には感謝だね。

と思いながら帰宅。

すると。
珍しく料理をしていた愚妻。

「今夜はカレー作る」

と言ってやがるではないか!
昼にカレーパン食わせて、夜もカレーってか!
珍しくパンを買ってきたり、珍しく晩ご飯を作ったと思ったらどちらもカレーって。

カレーは好きだから、全く苦ではないんだけどさぁ。
もうちょっと考えてくれてもいいんじゃないか!?

ボクをキレンジャーにでもしようとしてんだろうか。
ったく…