仕事での撮影で、とある文化会館へ。
午前中に機材のセッティングをし、気付けば時刻は12時。
と、ここで一旦休憩。
さっきまで舞台でリハーサルを行っていた演者の方々も、お弁当時間となる。
300名ほどいるのだが、各自それぞれお弁当を受け取って、散らばっていった。
そして、主催者の方より、ボクらもお弁当をいただいた。
ありがたい。
早速いただきましょうかね。
会場で食べるわけにはいかないので、駐車場に停めている自分の車で食べることにしよう。
が、ボクは今のうちに撮っておきたい物がある。
会場外とか、入口の風景とか、本番が始まるまでにおさえたかったんだよね。
そこで、愚妻に弁当+お茶を2つずつ持っていてもらい、ボクは1人で撮影してくる。
そして再び、ロビーで待っていた愚妻の元に戻ると…
「トイレ行ってくる」
と愚妻。
愚妻は弁当とお茶2個ずつを受付の台の上に置き、トイレに行った。
ロビーは閑散としている。
まだ開始前だから受付には誰もいないし、お客さんもまだ全然来ていない。
たま~に関係者らしき人達が通る程度だ。
そんなロビーを見渡していると、受付横にある貼り紙が気になった。
「渡辺絵美と滑ろう」
という、スケートイベントのご案内だ。
渡辺絵美氏が笑顔で映っているポスターなのだが、安っぽい紙と安っぽい印刷であるのが気になる。
なんじゃこりゃ。
なんて思いながらも、その辺りをフラフラしていると、奥から愚妻が戻って来たのが見えた。
ではボクは一旦カメラを置いてきましょうかね。
カメラを担いで会場内に持っていき、そして再びロビーに戻る。
と…
「弁当どしたん?」
と愚妻。
は?
何のこっちゃ?
そう思って見てみると、さっき受付台の上に置いていたお弁当が、一つ無くなっているではないか!
あら?
また愚妻がどこかに隠して脅かそうとしてんだろ。
と思ったが、愚妻の顔を見ると本気っぽい。
愚妻のほうこそ、ボクが隠したと疑っているようだ。
やられた!!
弁当泥棒だ!!
弁当を二つ重ねて、その上にお茶を二つ置いていたのだが、奇麗に弁当とお茶一つづつ消えているのだ。
この平成の世の中で、まさか弁当を盗まれるとは思ってもみなかったぞ!
そして、一体いつの間に取られたというのだろう。
ボクが目を離したのは、渡辺絵美を見ていた一瞬だけ。
それも、受付台のすぐ横での出来事なので、誰か通れば分かりそうなものなんだけど…
ほとんど誰も通っていなかったし…
それからは、誰か通るたびに犯人に思えてくる。
外で弁当を食べている出演者の人を見ても、あれがぼくのじゃないのか?
と思ってしまう。
主催者に「取られたからもう一個くれ」なんてことは言えず、愚妻と寂しく半分こして食べることになりましたわ。
ひもじいなぁ。
次回から弁当もらったら、真っ先にマジックで名前を書いていたほうが良さそうだ。
午前中に機材のセッティングをし、気付けば時刻は12時。
と、ここで一旦休憩。
さっきまで舞台でリハーサルを行っていた演者の方々も、お弁当時間となる。
300名ほどいるのだが、各自それぞれお弁当を受け取って、散らばっていった。
そして、主催者の方より、ボクらもお弁当をいただいた。
ありがたい。
早速いただきましょうかね。
会場で食べるわけにはいかないので、駐車場に停めている自分の車で食べることにしよう。
が、ボクは今のうちに撮っておきたい物がある。
会場外とか、入口の風景とか、本番が始まるまでにおさえたかったんだよね。
そこで、愚妻に弁当+お茶を2つずつ持っていてもらい、ボクは1人で撮影してくる。
そして再び、ロビーで待っていた愚妻の元に戻ると…
「トイレ行ってくる」
と愚妻。
愚妻は弁当とお茶2個ずつを受付の台の上に置き、トイレに行った。
ロビーは閑散としている。
まだ開始前だから受付には誰もいないし、お客さんもまだ全然来ていない。
たま~に関係者らしき人達が通る程度だ。
そんなロビーを見渡していると、受付横にある貼り紙が気になった。
「渡辺絵美と滑ろう」
という、スケートイベントのご案内だ。
渡辺絵美氏が笑顔で映っているポスターなのだが、安っぽい紙と安っぽい印刷であるのが気になる。
なんじゃこりゃ。
なんて思いながらも、その辺りをフラフラしていると、奥から愚妻が戻って来たのが見えた。
ではボクは一旦カメラを置いてきましょうかね。
カメラを担いで会場内に持っていき、そして再びロビーに戻る。
と…
「弁当どしたん?」
と愚妻。
は?
何のこっちゃ?
そう思って見てみると、さっき受付台の上に置いていたお弁当が、一つ無くなっているではないか!
あら?
また愚妻がどこかに隠して脅かそうとしてんだろ。
と思ったが、愚妻の顔を見ると本気っぽい。
愚妻のほうこそ、ボクが隠したと疑っているようだ。
やられた!!
弁当泥棒だ!!
弁当を二つ重ねて、その上にお茶を二つ置いていたのだが、奇麗に弁当とお茶一つづつ消えているのだ。
この平成の世の中で、まさか弁当を盗まれるとは思ってもみなかったぞ!
そして、一体いつの間に取られたというのだろう。
ボクが目を離したのは、渡辺絵美を見ていた一瞬だけ。
それも、受付台のすぐ横での出来事なので、誰か通れば分かりそうなものなんだけど…
ほとんど誰も通っていなかったし…
それからは、誰か通るたびに犯人に思えてくる。
外で弁当を食べている出演者の人を見ても、あれがぼくのじゃないのか?
と思ってしまう。
主催者に「取られたからもう一個くれ」なんてことは言えず、愚妻と寂しく半分こして食べることになりましたわ。
ひもじいなぁ。
次回から弁当もらったら、真っ先にマジックで名前を書いていたほうが良さそうだ。