ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

山崎養世氏 日本列島快走論

2009年09月17日 | 高速道路
山崎養世氏の高速道路無料化「日本列島快走論」をゆっくり読んでみて驚いた。

このWEBサイトに掲載されている内容はおそらく6年ほど前にかかれたものなのだ。
道路公団がまだ存在し、日本の総理大臣は小泉さん。だから、高速道路の渋滞の30%は料金所に起因する、というのは間違っていない。
ちゃんと読めば、「2003年11月の衆議院選挙において民主党のマニフェストに採用されました」とか、小泉首相が掲げる「道路4公団の民営化について」などの表記があるので、気が付くべきだったのだが、まさかそんな古新聞のような内容をそのまま掲載しているとは夢にも思わなかった。
恣意的にやっているのだろうか?上記のページの下の方にあるWhat's Newは更新されている。

ETCの普及で、料金所渋滞は2007年にはほぼ消滅している。
しかし、山崎氏は最近でも「渋滞の原因の30%は料金所にあると言われている」と発言しているようだ。
(8月17日の報道ステーション)
実際に私はそのテレビを見ておらず伝聞なのだが、9月13日付西日本新聞にもそう発言された、という記事が載っているので事実なのだろう。

わざと言っているとしたら悪質だし、料金所渋滞の現状を知らないとしたら、その程度の知識でよくもまあ高速道路について語れるもんだな、と思う。

どちらにしても私はこの人を信用できない。