ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ETC関連キャンペーンのゴールは何?

2007年03月10日 | ITS
今月に入って、東・中・西日本高速道路は土日に実施しているETCマイレージ2倍キャンペーンを3月末までは平日にも適用する、と発表した。
また、東日本高速道路は13万台を上限としていたETC購入5000円支援制度を3月末まで、台数制限なしで運用するという。

どちらも3月末まで。これは何なんだろう。
マイレージ2倍は広告もしていない。おそらくほとんどの利用者はマイレージポイントが付与されて初めて気がつくのではないか。

年度末にかけて急にこうした施策を実施するというのは、どうも目標達成のための「期末予算消化」のような気がしてならない。
きわめて役所的な考え方だ。

そもそも、この期に及んでETC普及に金をかける理由は何なのだろう。
前からいっているように、いまETCをつけていない人は「ただでもいらない」人か、車の買い替え時に考えようとしている人が大半だろう。
車を買い替えるときにつける人は5000円支援があろうとなかろうとつける。

これらのキャンペーンはほとんど需要喚起につながっていないと、私には思えるが。

ワイルドスピードx3 東京ドリフト

2007年03月10日 | 雑記
先日松岡農水大臣のことを書いたが、やっぱりこの人は相当感覚がズレてるようですね。

さて、アメリカのお馬鹿映画「ワイルドスピード3」(The Fast and furious Tokyo Draft)を見た。
渋谷のスクランブル交差点をドリフトで駆け抜ける奴。

主人公が日本人の相棒からランエボを譲り受ける。
"その赤いエボはお前のだ"
"どういうことだ?"
"お前はおれの代理で戦うんだ。それともヒュンダイがよかったか?"
というシーンは、日本人としてはちょっとうれしい。
けど10年後にどうなっているかが問題だ。

さて、この映画に出てくる東京は外国映画にしてみればよくできている。高校の学食で料亭のような和食を食べてたり、地下駐車場で若者がパラパラを踊っていたり、カプセルホテル型風俗があったりと突っ込みどころはいろいろあるが、全般に東京の描写は間違っていない。

しかし、まったく間違っているのは肝心の改造車に乗っている日本の若者たちだ。
女の子をはべらした不良少年たちがドリフト用の改造車に群がっている。
まったくありえない光景だ。

確かにアメリカではチョイ悪のアジア系、ヒスパニック系が改造車、特に日本のスポーツカーに夢中になっている。

でも今の日本でドリフトに熱い若者はもれなくオタク系でしょう。
(エボに夢中、ってのはアメリカでもNerd・Geek系らしいけどね。)