ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

携帯の音楽プレーヤー化がもたらすもの

2005年05月20日 | ITS
前にも書いたが、携帯電話の音楽プレーヤー化が本格的に加速しそうだ。

PCからダウンロードした音楽データを携帯に格納して、携帯プレーヤーで聴くという使い方自体には、携帯キャリアとしての通信ビジネスチャンスはあまりない。
たから本来はキャリアとしては自社の通信を使ってダウンロードさせたい。それが着うたフルなどのビジネスモデルだ。しかしそれはあくまでおまけ程度の機能である。
ところが、その程度の機能ではギガバイ級の容量で千曲単位で収納できるi-pod等に到底太刀打ちは出来ない。

ここに来て、その流れが変わってきそうだ。来年にはi-podに太刀打ちできるHDD内蔵電話がでてくるだろう。端末の魅力でキャリアが選ばれる時代だ。

ここで注目しなければならないのは、そうなった場合のi-podの将来である。
だれだって、ポケットに入れる携帯機器は少ない方が良い。いかにi-podがおしゃれだからといって、携帯電話に集約されるのは目に見えている。appleが携帯電話にでていく(i-podに通信機能を付ける)しか、対策はなさそうだ。

もう一つは車載対応。携帯がエンタメ総合情報端末となったら、ユーザーの求める物はなにか?
ストレートに考えれば、車載機器は単にその再生であれば良くなる。スピーカとスクリーンがあって、簡単に接続出来れば良いだけの話だ。車の対応の善し悪しが、車自体の売上を左右する事になるのかもしれない。

これからタイへ出張します。
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