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悲しいファンタジーだが心が温かくなる。気遣いのあり方がテーマだ。
難病の小児病棟が舞台となる。過酷な運命を子供たちは良く心得ている。周囲の気遣いも、だから良く分かっているのだが、それがうっとうしいのだ。
少年が望んでいるのは、悪いことをしたらしかって欲しいということだ。両親ですら腫れ物に触るようにしか接してくれない。
そこに現れた、事情を知らない自己中心のピザ屋のおばさんと少年の物語だ。
けなげな少年も素晴らしいが、このピザ屋のローズおばさんの心情がなんともうれしい。自分をプロレスラーと紹介し、語って聞かせる数々の試合歴が物語のファンタジー性を彩って楽しい。
医者役のマックス・フォン・シドーがフランス映画でフランス語をしゃべっているのにも驚いた。
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