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ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「傷だらけのふたり」、ファン・ジョンミン主演の泣ける映画

2015-10-12 18:56:03 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

韓国恋愛映画好き ☆☆☆☆

前半は、闇金の借金取り立て部長が、父が病気で借金している女銀行員の元へ取り立てに行き、ひとめぼれし、ぎこちない恋の告白をするところから始まる。

一日一時間逢うことを約束させ、ランチデートが始まる。

暴力で物事解決する、そんな世界で生きてきた男が、40になって、不器用な恋愛ごっこをはじめ、ラブホを誘うもあっさり断られる、そんな幼い姿も見せる。

くりかえし合ううちに、お互いの心は、やや近づきかけ、人前でおならをする関係にまでなる。

この辺は、韓国映画独特の笑いを含んでいる。

だが後半、時間軸が途中で逆転するが、それは、部長が秘密を抱えてしまうことからくる。

暴力でしか、自分の意志を伝えられないふがいなさ。

そして、秘密を話そうとするが、怖くてできない。

いかにもやくざらしい歩きといい、愛らしい暴力男を演じるファン・ジョンミン、彼が愛する女に思いが伝わらないもどかしさ、そしてやっと二人が一つになったその時には。その姿に涙せずにいられない演技だ。

そしてラストは、部長の父親の運転するバス。乗り合わせる銀行員、流れる音楽。再び涙があふれて止まらない。

また一つ韓国映画の傑作に出会えた。

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