ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「真実の囁き」、白骨死体が紡ぐファミリーヒストリー

2024-05-17 20:38:50 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

1996年作品。  Unext 鑑賞

テキサス州リオ郡メキシコ国境の町フロンティアで、陸軍の射撃場の跡地から40年前のものと思われる人骨と錆びついたシェリフ・バッジが発見される。
白骨化されたその死体は、当地の保安官で州の金1万ドルと共に謎の失踪をとげたチャーリー・ウェイドのものだと判明する。

ウェイドは保安官という権力をかさにきて、上納金を巻き上げ、賄賂を受け取り、弱者いじめは日常茶飯事、さらに人殺しまで平然と行っていた極悪人だった。
誰かに殺されていたことも、当時を知る人にとっては何も不思議ではなかった。この事件を担当することになった保安官のサムは、やがて疑問を持ち始めるようになった。

田舎の閉塞感というかコミニュティや人間関係が複雑。

保安官の恋愛も含めて、人間ドラマなんだけど、登場人物も多く、退屈する。

 

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「花腐し」、朽ちてなお生きていく!

2024-05-17 16:20:17 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ピンク映画好き ☆☆☆★

R18+

松浦寿輝芥の川賞受賞作「花腐し」を荒井晴彦が大胆に脚色。ふたりの男と、ひとりの女が織りなす、切なくも純粋な愛の物語。

廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(くたに)と脚本家志望だった男・伊関。ふたりが愛した女は同じ女だった。タイトルに引用された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯木(うつぎ)の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる雨を表現している。そのタイトル通り、梅雨のある日に出会った栩谷と伊関は、自分たちの愛した女について語り始める。そして、三人がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、それぞれの人生が交錯していく――。

冒頭、心中死体が海岸に打ち上げられているシーンから始まり、2人の男が愛した1人の女のことをお互い同一人物とは知らずに回想し合うという構成になっている。全編ピンク映画ごとく愛の営み全開。

綾野が栩谷を演じ、柄本佑が伊関役、さとうほなみが祥子役で共演。

 

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