おすすめ度 ☆☆☆
認知症映画 ☆☆☆★
イギリス・アメリカ合作
ハビエル・バルデムとエル・ファニングが父娘役で豪華初共演!
ありのままの認知症。これは、介護者から見た認知症介護の現実。
ニューヨークのアパートでひとり暮らすメキシコ移民の作家レオは認知症を発症しており、誰かの助けなしでは日常生活もままならず、娘モリーやヘルパーとの意思疎通も困難な状況にあった。
だが、当人は、初恋の女性と出会った故郷メキシコや、作家生活に行き詰まり一人旅をしたギリシャへと、心の旅を繰り広げる。
幻想な風景の美しさに比べ、現実は厳しい。歯医者でおもらししたり、お店で迷子になったり、夜中起き出して徘徊したり、それはすべて娘の肩に。
娘は、美しい過去とは離れて、赤ン坊のころに捨てられていた、この矛盾。
認知症映画の一頁に。