ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「黒い箱のアリス」、国際ファンタスティック映画祭で評価されたSFスリラー。

2018-08-16 17:45:01 | スペイン映画

おすすめ度 ☆☆

SFファンタジー好き ☆☆☆

「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。

プチョン国際ファンタスティック映画祭 審査員賞受賞ほか、世界各国で称賛の嵐! 
予測不能のストーリーと鮮烈な映像世界で贈る新世代SFスリラーの衝撃作! 

父親が起こした事故で、母親と自らの右腕を亡くした少女。

モダンなつくりの建物に、父親と言葉をしゃべる犬(ママと呼んでいる)と暮らしている。

父が森で倒れていたという姉弟を連れて帰り、不穏な雰囲気が。

森の中には、黒い立方体があり、これがタイムトラベルを仕掛けてくる。

ゆったりとした流れ、突如訪れる悲劇。

何か起こりそうな雰囲気がじりじり。

そして、タイムマシン。

まあ、変わった映画好きならいざ知らず、まこと眠い映画。

奇をてらっている割に,不可解。

章立てされているが、理解しずらい。

タイムマシンで、事故前に戻りたいのだろうか?

 

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NHKスペシャル 「ノモンハン 責任なき戦い」

2018-08-16 15:02:26 | ドキュメント

8月15日7時半から放映された、NHKスペシャル。

時、終戦記念日。

先の大戦の反省記だ。

79年前、モンゴル東部の大草原で、日ソ両軍が激戦を繰り広げたノモンハン事件。

実質は、モンゴル軍と満州軍の国境をめぐる紛争だったが、関東軍が敗退するという、まさに負け戦。

本ドキュメントは、ソ連、アメリカなどの膨大な資料を紐解き、現存する100歳越えの生き残りの証言を交え、この戦いでの責任を問うている。現地の今を空撮で捉えている。

巷間に、辻政信少佐の独断専行とみられているが、その辺のやり取りも、取り上げている。

陸軍学校の優等生ということで、買いかぶられ、おかげで、向こう見ずな計画を立て、それを上層部がうのみにする体質を暴いている。

家族にしてみれば、少佐ごときに、国を任されるはずがない。まだ、駒に過ぎない存在だったのに。

もう一つ、フイ高地の戦闘で、撤退を自主決定した井岡中佐の自決事件を取り上げている。遺族に送られた手紙の数々。無念がにじみ出ている。

フイ高地では、圧倒的な戦力差で戦わざるを得なかった。そのまま、戦えば全員無駄死にだと、潔く撤退。今だったら、ほめられてしかるべき処置。

ゆがんだ戦陣訓が幅を利かしていた時代だ。

ただ、この戦い、決して一方的に負けたわけではない。

実際の戦死者の数を見ると、ソ連の方が圧倒的に多い。

また空軍は、日本の方が優勢だったらしい。

世間では、負け戦を取り上げるNHKとして、非難する声もあるが、真摯に旧日本軍の愚かさを反省すべきだろう。

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