ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ハッピーエンド」、題名に騙されて借りたが、この不可思議なミヒャエル・ハネケ監督作品

2018-08-09 16:40:26 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆★

ハネケ好き、不条理映画好き ☆☆☆★

フランス・ドイツ・オーストリア合作

「白いリボン」「愛、アムール」の2作連続でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した名匠ミヒャエル・ハネケ監督作品。

まず冒頭、スマホの画面。13歳の少女が自分の母親が嫌いで、スマホに撮っている。

ハムスターに、精神安定剤を飲ませ苦しむさまを見て。

母親にも、精神安定剤を飲ませ。

母親が入院したので、別れた母親の夫(父親)の住む、難民の多く住むフランス北部の町カレーにやってくる。

そこは、建設会社を経営する家族の住む高級住宅。

だが、家族一緒に食事をするが、みんなバラバラ。

やがて、少女は、引退した祖父と会話する。

そして、ラストも少女が撮影する携帯の画面。何が、ハッピーエンドだ。

その独特の語り口は、観客に画面をゆだねて。観客は戸惑うのか。なんとと感心してうなるのか?

ジャン=ルイ・トランティニャンの祖父と、ファンティーヌ・アルドゥアンが演じる少女が忘れられない。

 

コメント
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