ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「約束の地」、パタゴニア、大自然の中、娘を探す父親の姿

2015-10-10 18:50:15 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

独創的な映画好き 異国映画好き ☆☆☆☆

アルゼンチン・デンマーク・フランス・メキシコ・アメリカ・ドイツ・ブラジル・オランダ合作

第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門、国際映画批評家連盟賞を受賞。

国際派男優ビゴ・モーテンセン主演、アルゼンチンの奇才リサンドロ・アロンソ監督。

1882年、最果てのパタゴニア。

先住民討伐のため赴任しているデンマーク人技術将校とその娘。

その娘が、男と駆け落ちし行方不明に。

愛する娘を救うため、将校は旅に出る。

海辺から山へ。風景は移り変わるが、パタゴニアの自然は美しい。だが、それは荒れ果てた地だ。

四隅が丸い正方形の35mmフィルムを使用。その独特の映像から、定点長回し。遠景描写が多くだだっ広い荒野が延々と続く。

退屈といえば退屈、面白いといえば面白い。

その広大なパタゴニアの風景に圧倒されながら、所々に挟まれる意味深長なシーンの数々。

馬や銃も奪われ、ただひたすら歩き続ける男。

そして、水を求めて出会った、老婦人。

すべてが幻想なのか、後半突如都会へシーンが切り替わる。

犬、将校の人形、摩訶不思議な展開。

なぜか惹かれる不思議な映画。
コメント
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