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ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「左きゝの拳銃」、ビリー・ザ・キッドの生涯!

2025-06-18 17:15:01 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞  1958年製作

21人を殺して21才にして死んだ西部開拓史上名高い無法者ビリー・ザ・キッドの生涯を、リアルに描こうとした西部劇。

ポール・ニューマンがハリウッドを代表するビッグ・ネームになる前の主演作。

ビリー・ザ・キッドといえば開拓時代の歴史に残る有名な無法者。だが彼を西部の英雄として脚色しすぎて描くのではなく、等身大の若者として描いている。

ビリー・ザ・キッドは殺された恩人の復讐を決意し、陽気な青年から残虐で無慈悲な悪漢へと変質していく。

ビリーを等身大の若者として描きつつも、次第に血にまみれたアウトローへと転じていくさまをアクションたっぷりに見せる。

 

 

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「ザ・チェイサー 追撃者」、二つの正義が激突する!

2025-06-17 19:33:18 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

アメリカ・イギリス合作

サミュエル・L・ジャクソン×ヴァンサン・カッセル初共演!
「ブレイキング・バッド」監督が挑む緊張度120%ノンストップ・アクション・スリラー!!

模倣犯か?最凶最悪の連続殺人犯の再来か?!
シカゴ市警が誇る「鬼刑事」×数々の難事件を解決した伝説の「エリート刑事」、2つの正義が激突する〈執念の追跡劇〉開幕!!

スコットランドのハイランド地方で連続殺人事件が発生した。その残忍な手口は5年前にシカゴで起きた未解決事件に酷似しており、当時その事件を担当していた刑事ダン・ローソンと元同僚ブラボーが捜査に乗りだす。情報が錯綜し犠牲者が増えていくなか、刑事たちは巧妙に仕掛けられた罠に引きずり込まれていく。

 

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「東京カウボーイ」、時には回り道が一番近道になる!

2025-06-12 17:13:27 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

井浦新がアメリカ映画で初主演を務めたヒューマンドラマ。

数字と金だけを追って効率化を信条とする東京のビジネスマンが、自社が買収した牧場を再建するためにモンタナの牧場へスーツでのりこむ。東京の常識は通じず和牛ビジネスのプロジェクトは思うように進まず苦戦しながら、日常から離れた異国での雄大な自然や動物、現地の人達との交流から人生の豊かさに気付き、敬意を払って相手の立場に立ち共に仕事をして信頼を得ることで、牧場の人達にも良い正解を考えていく成長の物語。

主人公が日本人だし、日本語も多いし、簡単な英語ばかりだけど、アメリカ製作のアメリカ映画で主人公の恋人役を演じている藤谷文子さんがデイヴ・ボイルと共同で脚本を担当している。

 

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「ジャーヘッド」、戦場はあなたの中にある!

2025-06-09 17:04:47 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

Unext 鑑賞  2005年製作

一歩兵の手記を原作に“地上にいた兵士”の視点から見た湾岸戦争を描く話題作。

「ジャーヘッド」は海兵隊の刈り上げた姿がポットのようだからそうあだ名されているという。そしてもう一つの意味で「空のポットのように中身が空っぽ」というのがある。本作で描かれる「ジャーヘッド」たちも下品なネタで盛り上がり、上官を何度も怒らせる。頭空っぽな男子高校生みたいな彼らだが、そんなバカっぷりが愛おしく、そしてその陰に隠れた「空っぽの苦悩」がドラマに奥行きを作る。コメディもドラマもスケール感はまったくないが、俗物的な描写が普遍的なリアリティを生む。戦場という過酷で特殊な世界で登場人物たちの本音の部分を赤裸々にしているのがリアリティに繋がり、本作の魅力になっている。

湾岸戦争ではハイテク兵器が威力を発揮し、地上戦はわずか4日で終了した。デイビッド・ハルバースタムは「静かなる戦争」のなかで、「国民の大多数にとっては、いわば「バーチャル戦争」のようなもので、戦闘に巻き込まれたり、犠牲になったりした人間がほとんどいない「非現実」の世界であった」。

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「ペイルライダー」、そいつは地獄の香りがした!

2025-06-06 16:21:12 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

NHK BS プレミアム  鑑賞  1985年製作

ゴールド・ラッシュでにぎわうカリフォルニアの無法の町を舞台に、町の権力者を一掃する流れ者の姿を描く西部劇。

製作・監督は主演も兼ねるクリント・イーストウッド。

ペイルライダーの意味は、青ざめた馬に乗るとされ、死神の象徴。映画では確かに青白い馬に乗るガンマンであり牧師でもある。

1850年のアメリカゴールドラッシュ時代が舞台。
 金鉱堀の男達の町の平和は、野心的な企業家・ラフッドによって崩されようとしていた。そこへ訪れた牧師の服を身に着けた男が、ラフッドや町を牛耳る悪徳保安官、ストックバーンと対立。
 男は町民たちの危機を救うべく、たった1人で対決を挑んでいく。

イーストウッドがかっこいい。

 

 

 

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「アイアンクロー」、人生をかけて戦え!

2025-06-05 16:31:31 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げ、鉄の爪=アイアンクローを得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックを父に持ち、プロレスの道を歩むことになった兄弟の実話をベースに描いたドラマ。

呪われたプロレス・ファミリーとして有名らしいフォン・エリック一家の来し方を主に長男(正確には次男だが)ケビンの視点で描いた実話ベースのドラマ。前半はいかにもプロレス一家らしくチャンピオンを目指すべく父親の厳しい指導のもとレスリングに励む様子が描かれていて、爽やかなスポ根ものだのだろうと思っていたのだが、中盤からは悲劇の連続が立て続けに起こり前半の明るさはどこへやら・・・重苦しい展開になる。

厳格だが伸び伸び育てられた仲が良い兄弟が、些細なきっかけから一人一人悲劇のループに囚われていく中盤以降の展開は滅入るほどすさまじい。それほど不適切な教育だったようには思えないけれど、身近にある輝かしい栄光・成功が受け継ぐものたちへ負の方向に働くとこうなってしまうのか、と思う。

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「荒野のガンマン」、巨匠サムペキンパー監督のハードウエスタン!

2025-06-01 15:53:45 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

NHK BS プレミアム鑑賞   1961年製作

仇敵への復讐の機会を伺っていた元将校が、罪の意識から美しい女のために危険な護衛に着く。巨匠サム・ペキンパー監督の劇場映画デビュー作。

南北戦争で南軍兵の男に頭の皮をはがされかけた元北軍兵の復讐と、彼が撃った流れ弾のために亡くなった息子の亡骸を亡き夫の隣に埋葬するため、先住民たちの襲撃の危険を顧みず毅然と墓に向かう未亡人の愛憎の念が入り混じるロードムービー。

未亡人に扮するモーリン・オハラはいくつでしょう。赤髪でキリッとした眼差しが素敵。

硬派のブライアン・キース演じる流れ者イエローレッグと、モーリン・オハラ演じる誤って彼に息子を殺されてしまった夜の女キットが二人で荒野をいくたたずまいがなんともいえなくいい。訳ありの二人は、なんとなく惹かれあっていっているが、感情を面に出さない。そこが切なく、控え目で、なんともいえなく美しい。

 

 

 

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「Our Friend アワー・フレンド」、人生はフェアじゃない、だけど美しい!

2025-05-30 14:58:36 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

「Esquire」誌に掲載され、全米雑誌大賞を受賞したエッセイを、ケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソン、ジェイソン・シーゲルのキャストで映画化。

ジャーナリストの夫と末期がんを宣告された妻、その闘病を支えた友人との日々が10数年を行き来しつつ描かれる。競争、効率、自助に疲れた社会に対して、人は助けあえるというメッセージが込められている。

ただ、時系列が乱されたために、わかりにくい。

ラストは、ガン末期の妻との交流が描かれ感動する。

男同士の看病は、胸を打つ。

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「野生の島のロズ」、プログラムを超えて生きる!

2025-05-28 16:59:54 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

世界43か国でNo.1ヒット!!『ボス・ベイビー』のドリームワークス30周年記念作品!!

貨物船の遭難により無人島に漂着したアシスト・ロボットが島の野生動物たちと共生していくことで進化(?)していく様子を描いたハートウォームストーリー。原作は児童文学とのこと。

無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズは、キツネのチャッカリとオポッサムのピンクシッポの協力のもと、雁のひな鳥キラリを育てるうち、心が芽生えはじめる。
ロズの優しさに触れ、怪物として彼女を拒絶していた動物たちも、次第に島の“家族”として受け入れていく。いつしか島はロズにとっての“家”となっていくのだった。
渡り鳥として巣立っていくキラリを見送り、動物たちと共に厳しい冬を越えた頃、回収ロボットが彼女を探しにやってくる。果たして、築いてきた動物たちとの絆から引き裂かれようとするロズの運命は!?
島の存亡をかけたロズと動物たちの戦いが、いま始まろうとしていた──。

 

 

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「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」、トム・クルーズ会心の傑作!

2025-05-26 16:59:27 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

トム・クルーズの代表作で、1996年の第1作から約30年にわたり人気を博してきた大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作。

これで終わりか、集大成。

3時間近くの大作。トイレにいかずも鑑賞。

黒海を覆う氷の下に沈む破壊されたロシアの潜水艦、“セヴァストポル”にイーサンが潜るシーン。

イーサンによる複葉機飛び乗りと続く横移動と操縦席の奪取。これはもう、観て体感していただくしかない。

トムとは別のクルーによる、ハラハラドキドキの時間との闘い。

いうことなしの展開。

第一作から見ている当方としては、トムも年いったなあ。

 

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