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ひろの映画見たまま

映画にワクワク

MBS毎日放送サンデーナイトドラマ「横山秀夫の第三の時効」を観る

2013-03-25 17:35:38 | ドラマ
昨夜は、夜目が覚めて、寝付かれなくなり、普段見ないテレビドラマを見てしまった。

新しい作品かと思ったが、2003年に放映されたものの再放送のようだ。

でも、原作がいいのと、主人公の森刑事を演じる緒方直人の人情ぶりが、心に刺さった。

第二の時効は、一般的に言われる海外へ出国していた時の期間が延長されるというものだが、第三の時効とは?

まあ、これはこのドラマのキーでもあるのでかけないが、要は第三の時効があることにより、犯人が捕まるという展開だ。

強硬ぶりを示す冷徹な刑事楠見と人情派の森の二人の対立を中心に話は進み、スリリングだ。

もちろん長い張り込み生活には、付き合わされるほうもうんざりするが、ラストにトントンと話が進んですっきりする。

もう一つの見どころは、殺された暴力派の夫と犯人と目される昔なじみの友人のはざまで揺れる女を演じた余貴美子の好演で、引き締まっている。

夜更けに長時間のドラマ鑑賞もつかれる。
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映画「ドラゴンタトゥーの女」、謎解きと悲惨な過去を持つ女の壮絶さ!

2012-02-16 16:33:53 | ドラマ
「ドラゴンタトゥーの女」は、スェーデンミステリー作家の原作の映画化。

すでに、スェーデンで、映画化され「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」で公開されている。

そちらは、龍を背に負う女に、ノオミラパスが扮し、その強烈な個性で映画を圧倒したが、今回は、「ソーシャルネットワーク」のルーニーマーラーが演じ、また違った味で圧倒する。

物語は、40年前に起きた少女失踪事件で、こちらも残忍な、身の毛もよだつ事件なのだが、事件関係者がスェーデン財界の大御所とあって、その屋敷は、一つの出島を形成する膨大なものだ。

島への通り道は橋ひとつ、失踪事件が起こるやすぐ封鎖されたため、外へ出るみちがない。さらに警察による大掛かりな捜索が続いた。

しかし、事件には隠された一族の裏話があった。

雑誌記者出身の男は、資料をもとに謎を追いかける。

そこへ、助手としてドラゴンタトゥーの女が登場。

彼女は、助手になる前に一事件を起しているのだが!

まあ、ミステリーだから、話はそのくらいで。

ノオミラパスの魅力に圧倒された記憶があるだけに、ちょっと侮っていたが、なんとルーニーマーラーの出現にも驚かされた、えぐい場面やセックスシーンもふんだんで、か細そうな彼女が変身する。

そして最後は、??、

やはり監督の映像と音楽処理の見事さにも完敗
コメント (2)
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NHK大型ドキュメンタリードラマ「開拓者たち」、満州に夢を求めた開拓者!

2012-01-26 16:52:32 | ドラマ
NHKBS大河ドラマ「開拓者たち」は、4回にわたって放送された。

29日には、第4回の再放送がある。

ドキュメンタリーとあるのは、実際に満州で苦労し、帰国後も苦労した実存の人たちがいた。ドラマは、その実話を脚色したものだが、ドラマの中に、その実存の人たちの証言が挿入される。

実話と、生存者の証言。この二つがあることによって、この異常なまでの稀有なドラマがより真実味を帯びて観る者の心を打つ。

ドラマは、役者が演じるのだが、役者も実話を見聞きすることで、迫真の演技が引き出されたといえるだろう。

一方で、生存者の存在が、ドラマを中断するという危険があるが、ドラマ自体が複雑な人間関係で成り立っているので、その切り替えでそんなに不都合ではない。

宮城県、貧しさゆえに人減らしのため、満州へ送られる。それも見知らぬ開拓者の妻として。

だが、第二次大戦も日本の敗戦で終わる。男たちは終戦間近、戦争に駆り出され、ソ連軍と戦う。

一方女たちは、終戦後徒歩での逃避行を強いられやっと帰国。だが、帰った村の人たちは冷たく、新たな開拓地を求めて那須に定住する。

だが、土地が農業に適さず、不作続き、新たに牧畜を始める。

開拓者たちの苦労は並大抵ではない。

一方、男たちも、収容所の生活を経て、裁判に。そして帰国。

途中亡くなったり、体を壊したり、満足な状態での帰国ではなかった。

しかし、開拓村の人々の団結はすばらしく、生き抜く力強さを教えてくれる。

忘れ去られようとする、大戦の傷跡。

素晴らしいドラマで、後世に伝えてくれよう。
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