またも過去検証ネタで申し訳ない。他の人が”60年代ロック・ベスト25”をやっているのを見ていたら、自分もやってみたくなってしまったのだ。もっとも60年代の場合、当方には問題がある。
ともかく私のポリシーとしては、自分が体験していない時代のベストを選んだりしたくないのだ。リアルタイムで知らない時代のベストを後追いの知識だけで選んだりしたくない。そして私は、音楽ファンになったのが60年代の後半なので、65年以前のベストは選出できない。
なおかつ。これは別の場所で違和感を唱えたりしたのだが、主にシングル盤で音楽を聴いていた60年代のベストをアルバム単位で選出するのも筋違いという気がする。ゆえに、私としてはLPで音楽を聴き始めた69年とそれ以前とは、同じ基準でベストを選びようがないのだ。
そんな事情がありで、以下は1966、67,68年の3年分のみから選んだシングル盤のベスト25となっている。まあ、あまりにも特殊な年だった69年の分は、それだけで一本、別立てのベストをアルバム単位でいつか選んでみたい。(とかなんとか言っているが今回、65年や69年発売の盤も入っているかも知れない。まあその辺は、誤差の範囲内ということでよろしく目こぼしのほど、お願いしたい)
また、上で述べたように、下のベストには後で得た知識によって選出した盤は入っていない。すべて、リアルタイムで体験した結果、選んだ音楽である。そして選出の基本は”優れているか否か”ではなく、”楽しめたかどうか”だ、あくまでも。
結構、凡人のベスト、という気もするが、そりゃしょうがないじゃないか、はじめから通人なんて奴はいないよ。でも、後の好みの萌芽など垣間見えて自分としては楽しい。
11)17)20)あたりの甘ったるいコーラスものとか14)24)などのムードミュージックまがいのインストものとかを挙げるのをかってはかっこ悪いと思っていたのだが、今では”甘ったるい音楽の深さ怖さが分からない奴は人生の深淵が分かっておらん”と断じる様になっていて、もはや平気である。
まあとりあえず私はこのあたりからやって来た、ということだ。
1)ギミ・サム・ラヴィン=スペンサー・デイヴィス・グループ
2)孤独の叫び=アニマルズ
3)黒く塗れ=ローリングストーンズ
4)グッド・ヴァイブレーション=ビーチボーイズ
5)ブラック・イズ・ブラック=ロス・ブラボーズ
6)サマー・イン・ザ・シティ=ラヴィン・スプーンフル
7)サニー・アフタヌーン=キンクス
8)ワンモア・タイム=ゼム
9)CCライダー=アニマルズ
10)マザーズ・リトルヘルパー=ストーンズ
11)ビコーズ=デイヴ・クラーク5
12)キープ・オン・ランニング=スペンサー・デイヴィス・グループ
13)ミスター・タンブリンマン=バーズ
14)ブルースター=シャドウズ
15)ラストタイム=クリス・ファーロー
16)ヴィレッジ・グリーン=キンクス
17)恋はお預け=クリッターズ
18)アイム・ア・ボーイ=ザ・フー
19)レイン・オン・ザ・ルーフ=ラヴィン・スプーンフル
20)サイレンス・イズ・ゴールデン=トレメローズ
21)霧の五次元=バーズ
22)ハンバーグ=プロコル・ハルム
23)悪魔とモーリー=ミッチー・ライダーとデトロイト・ホイールズ
24)霧のカレリア=スプートニクス
25)リリー・ザ・ピンク=スキャッフォールド