Entchenssee

「プリンセスチュチュ」ファンページ

ドイツ語強化月間(笑)12

2008-11-29 01:34:48 | ドイツ語強化月間(笑)
では、面倒ですが(笑)、ドイツ語を使う上でどーしても知っとかなきゃいけない、文法の基礎の”き”だけ、ちょびっとやっときますかね。
ただし、あらかじめお断りしておきますが、私は何語でも文法は『まるでダメ』です(テストも酷かった 笑)。とゆーか、ほとんど気にしてません。言語って結局、必要な情報が伝わればいいモノですし。重要なのは中身だ!(笑)
というワケで、この先の話はかなり開き直り&破れかぶれであることを御承知おきくださいませ。


さて、「~が欲しい」「~へ行きたい」という時の『ひとこと会話』で、たぶん一番頻繁に使われるのが名詞ですよね。なのでまずは名詞から。

ドイツ語の名詞でパッと見て分かる一番の特徴は、やはり”大文字で始まる”てことでしょうか。固有名詞や省略形の名詞だけでなく、全ての名詞の頭が大文字。(←これをやめようという動きもあるにはあるみたいですが、今のところ変わる予定はないようですね)
まぁ、これに関しては特に問題は無いでしょう。むしろ『名詞だ』って分かって便利だし。


次に、名詞に”性が有る”こと。ドイツ語の名詞は、男性・女性・中性の3種類です。
もともと性別のあるものは、基本的に、まんま、その性↓

  Taenzer テ'ンツァー (男性ダンサー)・・・〈男性名詞〉 《ae=aウムラウト》
  Taenzerin テ'ンツェリン (女性ダンサー)・・・〈女性名詞〉 《ae=aウムラウト》
  Ballerina バレリ'ーナ (バレリーナ(女))・・・〈女性名詞〉

ですが、例えば~chenや~lein(小さい~)という語尾が付くと、♂だろうが♀だろうが、全て中性名詞となります。

  Maedchen メ'ートヒェン (女の子)・・・〈中性名詞〉 《ae=aウムラウト》
  Voeglein フェ'ーグライン (小鳥)・・・〈中性名詞〉 《oe=oウムラウト》

(この他にも~ismusや~ing(~というもの、~するもの)が付くと男性名詞とか、~keitや~ologie(~ということ、~学)が付くと女性名詞とか、語尾によって性が決まる場合は幾つかあります)

で、この辺はまだ規則的なんですが、それじゃあ、♂/♀あるものや、もともと性別が無いものはどうするのか?
...結論から言うと、「覚えるしかありません」(笑)。

ラテン系言語みたいに、『aで終わるのは女性名詞で、oで終わるのは男性名詞(が多い)』といった大雑把な見分け方でもあればいいんですが、残念ながらそういうのはドイツ語にはありません(強いて言えばeで終わるのは女性名詞な傾向がありますが(例:Erde エ'ルデ=地面)、けっこう例外もある(例:Ende エ'ンデ=結末;中性名詞)うえに、そもそもそういう単語自体が多くない)。
それから、同じような『仲間』のものを指す単語が同じ性になるかというと、そうとも限りません。
有名なところで『季節・月・曜日・自然現象は男性名詞(が多い)』『植物名は女性名詞(が多い)』『物質名・最近できた単語は中性名詞(が多い)』↓などというのがありますが、

  Mai マ'イ (五月)・・・〈男性名詞〉
  Rose ロ'ーゼ (バラ)・・・〈女性名詞〉
  Gold ゴ'ルト (金)・・・〈中性名詞〉

つまりそれ以外は、そういう類型化がほとんどできないということです。例えば同じ「鳥」といっても、

  Schwan シュヴァ'ーン (白鳥)・・・〈男性名詞〉
  Rabe ラ'ーベ (大型のカラス)・・・〈男性名詞〉
  Kraehe クレ'ーエ (小型のカラス)・・・〈女性名詞〉
  Wachtel ヴァ'ハテル (ウズラ)・・・〈女性名詞〉
  Entchen エ'ントヒェン (アヒルの雛)・・・〈中性名詞〉

のように性はバラバラ。
ただドイツ語には『複数の名詞がくっついてできた名詞』というのがやたら多くて、その場合は、その単語の性は、語義的に中心となる『一番後ろの名詞』の性になります。なので、結果的に『仲間』の単語が同じ性になることはあります。(先ほどの『性を決定する語尾』も似たようなもの)

  Baum バ'オム (木)・・・〈男性名詞〉
  Apfelbaum ア'プフェルバオム(リンゴの木)・・・〈男性名詞〉 ← Apfel ア'プフェル(リンゴ)は男性名詞
  Lindenbaum リ'ンデンバオム(菩提樹)・・・〈男性名詞〉 ← Linde リ'ンデ(菩提樹)は女性名詞

それから、『同じモノ』を表す単語(同義語)は、たいてい同じ性のことが多いですが、たまに違ってたりすることもあるので油断できません。

 例:『勇気』
  Mut ム'ート・・・〈男性名詞〉
  Courage クラ'ージェ・・・〈女性名詞〉
  Traute トラ'オテ・・・〈女性名詞〉 ←俗語っぽい

一般的には『勇気』には"Mut"を充てるのが普通だと思いますが、エデルさんが教えてくれた(結果あひるちゃんが見つけた)『勇気』は、どっちかと言うと"Traute"(『信頼』という意味も持つ;「おまえ」という呼びかけにも使う)なのかなぁという気がしますね。

話を戻して、見た目全く同じ単語であっても、性が変わる(意味も変わる)こともあります。

 See ゼ'ー(海、波)・・・〈女性名詞〉 ←→ See ゼ'ー(湖、沼)・・・〈男性名詞〉
 Junge ユ'ンゲ(男の子)・・・〈男性名詞〉 ←→ Junge ユ'ンゲ(仔、雛)・・・〈中性名詞〉

もっと言うと、完全に同じモノを表す同じ単語であっても、地域によって性が違ってたり、2つの性があったり(Liter リ'ーター=リットル・・・中性名詞/男性名詞 など)てことも。


というわけで、とにかく自分に必要な単語から、一つずつ地道に覚え込んでください(笑)
で、「どうして名詞の性が問題になるのか?」...は、長くなっちゃったんで、また今度。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。