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ドイツ語強化月間(笑)9

2008-11-10 01:08:28 | ドイツ語強化月間(笑)
今回は、見た目単純だけど組み合わさるとそうでもない「H ハー」と「C ツェー」、と、おまけの「Z ツェ(ッ)ト」。


「H ハー」
見たとおり「ハ」行の子音です。

  Hof ホ'ーフ (中庭、校庭)

英語からの輸入単語以外では、「~ッチ」になることはないですね。
他にも、母音の後ろで『音を伸ばす』働きがあるのは、以前書いたとおり。

  Kraehe クレ'ーエ (小型のカラス) 《ae=aウムラウト》

それから「sch」「sh」「th」「rh」などのつづりで無音化します(つまり、読まない)。

  Mythos ミュ'ートス (神話)

たまに「ph」で「f フ」になります(「hu フ」じゃありません)。

  Phantasie ファンタジ'ー (空想、創作力)

あと、よく出てくる「ch」てのもあるんですが、それは次でやることにして、次行きましょう。


「C ツェー」
「ツァ」行...って言っていいのかな?この音で読む場合ってのは、アルファベット読みする時(音名とか)とか、ラテン語系の単語や人名とか、かなり限られてます。

  Circe ツ'ィルツェ (キルケー、妖婦)

など。この場合、「チェ」ではなくて「ツェ」。ただしイタリア語系外来語では「チェ」のことも。

  Cello チェ'ロ (チェロ)

(金冠学園でも↑抱えてる人いましたよね。たぶん(てゆーかまず間違いなく)あおとあと同じ学科なんだろうけど...あおとあって同級生にはどう思われてたのかなぁ...)
それはさておき、「C ツェー」はむしろ、「カ」行で読む場合(「a」「o」「u」「l」「r」の前にある時)の方が目につくような気もします。

  Cafe' カフェ'ー (カフェ)

とか。(そういやレーツェルさんがコーヒー淹れてくれてましたっけ?)
ただし、と言うか、ついでにお話しとくと、英語ではCで書くとこの大半が、ドイツ語ではK(またはZ/schなど)になってます(どっちが先かわかりませんが)。例えばKatze カ'(ッ)ツェ(猫)、Oktober オクト'ーバー(10月)、Dezember デツェ'ンバー(12月)、Romantik ロマ'ンティク(ロマン主義)、romantisch ロマ'ンティシュ(夢のような)などなど。こういうのはわりとよく見かけられると思うんで、たぶんすぐ慣れられるでしょう。

さて「C ツェー」の話に戻って、場合によっては(英語・フランス語・スペイン語系外来語)「サ」行になることもあります。

  Farce フ'ァルセ (茶番劇;詰め物)

まあ、これらは数もそんなに無いし、あてずっぽうでもだいたい当たるんじゃないでしょうか(笑)


さて、お待たせ致しました。
「ch」というつづりですが、これは基本的には「ハヒフヘホ」『のような』音になります。
舌先を下の歯の裏側につけて奥の方を持ち上げ、ノドのところを狭くして勢い良く息を出した時に出る音です。もしかしたら、ちょっと「g」の音が混じってるように聞こえるかもしれません(「R アール」、「G ゲー」の回参照)。
この子音はなぜか『前にある母音』によって音が変わります。

  Nacht ナ'ハト (夜)
  recht レ'ヒト (右の;正しい)
  Licht リ'ヒト (光)
  Docht ド'ホト (燈心)
  Bucht ブ'フト (入り江)

「変わる」と言っても、「ヒ」以外は、実際にはその母音を(「ch」と一緒に)発音するわけじゃありません。前の母音を発音した口の形のまま、「ch ハ(ホ、フ)」と息を出すと、なんとなくそんなふうに聞こえるってだけです。(「ヒ」だけは「イ」の音が入ります。「~ig (ィ)ヒ」も同じ発音)

ここで一つ変則的なのが「e エ」の後ろの「ch」。「ヘ」じゃなくて「ヒ」です。これはたぶん、ひとつには、ドイツ語の(特にアクセントのある)「e エ」が、唇を思い切り横に引っぱって出す、「イ」に近い音だからじゃないかな?と思います(言い易さの問題)。

「ch」の前が他の母音の場合も、基本的なルールは↑と同じ。ウムラウトの後ろは「ヒ」で、「アイ」「オイ」の後ろも「ヒ」、「アオ」の後ろは「ホ」です。

  kraechzen クレ'ヒツェン (カーカー鳴く;しわがれ声で話す) 《ae=aウムラウト》
  Teich タ'イヒ (池)
  Leuchten ロ'イヒテン (輝き)
  Gebrauch ゲブラ'オホ (使い方)

それから、前が子音の場合は「ヒ」。

  Milch ミ'ルヒ (ミルク)

(↑ふぁきあは律儀にミルクパンで温めてたな...)
ただし、後ろに母音がつくと、そっちに引っぱられます。

  Reinmachen ラ'インマ(ッ)ヘン (掃除)
  Kuchen ク'ーヘン (ケーキ)
  fauchen ファ'オヘン ((ネコなどが)フーッという;ガミガミ言う)

でも「ヒ」は母音「イ」が含まれてるので、その後ろにさらに母音が付加される感じに。

  Mechanismus メヒャニ'スムス (からくり)
  Echo エ'ヒョ (こだま、おうむ返し)
  Buecher ビュ'ーヒャー (Buch ブ'ーフ (本)の複数形) 《ue=uウムラウト》
  Maedchen メ'ートヒェン (女の子) 《ae=aウムラウト》

↑の「Maedchen」のように「小さい~」という意味を表す時の「~chen」は、必ず「ヘン」ではなく「ヒェン」です(前に付く単語の最後が母音の場合、その母音は落ちます)。あひるちゃんの名前(←26Aktでふぁきあがそう書いてた 笑)

  Entchen エ'ントヒェン

もそう(Ente エ'ンテ=アヒル+chen)ですね。

で、基本は上の通りなんですが、実は「ch」はドイツ語のつづりの中で最も読み方が『まちまち』で厄介なんですよね。
例えばChina(中国)は「ヒーナ」だけど、Chili(チリ)は「チ(ュィ)ーレ」だとか(←「ヒーレ」って読むこともあるらしい)...
英語的な感覚だと「チ(ャ)」と読みたくなりますが、実はドイツ語では、これを「チャ」行で読むのはそんなに多くありません。
比較的よく目にするのは、「シュ」の音

  Chemise シュミ'ーズまたはシェミ'ーズ (シュミーズ)

と、「カ」行(どちらも外来語)。

  Charakter カラ'クター (特性;役)

あと、「chs」になると(外来語じゃなくても)「クス」になります。

  Luchs ル'クス (オオヤマネコ) (←ニャジンスキー?)

ウチの某捏造キャラの名前(Sachs)もコレですね(笑)
そして実は「ck」も「ク」です。

  hecken ヘ'(ッ)ケン (孵化する)

いろいろありますが、まあ、覚えるか、あるいは勘を磨くかしかないってことで...

で、「C ツェー」をあんまり「ツァ」行で使わない代わりに、

「Z ツェ(ッ)ト」
がメインの「ツァ」行担当です。

  Zahnrad ツァ'ーンラート (歯車)
  Szene スツェ'ーネ (シーン)
  Tanz タ'ンツ (踊り)

ついでに、何度も書いてますが、「ts」も「tz」も「ds」も「ツ」です。

  Platz プラ'(ッ)ツ (場所;広場)


ふぁきあ達の豪華な特別室(Spezialzimmer シュペツィア'ールツィマー)にひきかえ、あひるちゃんのお部屋(Zimmer ツィ'マー)はほとんど屋根裏部屋(Dachstube ダ'ッハシュトゥーベ)て感じでしたね。いやあの大きさだと、Dachstuebchen ダ'ッハシュテュープヒェン 《ue=uウムラウト》(小さい屋根裏部屋)かな?あひるちゃんが落ちるためのロフト式ベッドとか、あひるちゃんが走ったり転がり落ちたりするための屋根(Dach ダ'(ッ)ハ)とか、まさにあひるちゃんのためにあつらえられたような部屋でしたが(笑)
物語(Erzaehlung エルツェ'ールングまたはGeschichte ゲシ(ュィ)'ヒテ)が終わった時には、ふぁきあに腹を立ててた時(20Akt)にしか使われてた記憶の無い机(笑)を残して空き部屋になってましたが、偶然(Zufall ツ'ーファル)があひるちゃんを呼び込むまでは倉庫か何かに使われてたのか、それともその状態であひるちゃんを待ってたのか、興味のあるところです。

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