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アルハンブラの思い出

2013-08-19 21:38:11 | その他
先週のNHK Eテレ「らららクラシック」は「アルハンブラ宮殿の思い出」(番組内では、Hを発音しないスペイン語読みの「アランブラ」になってました)でしたね。
この番組では以前(ギター特集の回で)も朴葵姫さんがこの曲を弾いてたような気が...
誰かが余程好きなんだな(笑)
まあ、かく言う私も、拙作"Die alte..."の中で(噴水のある中庭のイメージで)BGMに使わせてもらってたりしますけどね...

それはさておき、この曲がここまで一般的にもてはやされるのは、曲自体の良さもさることながら、この曲がアルハンブラ宮殿の雰囲気を見事に表現してるからなんだろうなぁ、という気がします。
この曲を知ってる人なら、宮殿の内部を見た途端に頭の中でこの曲が鳴り始めるの間違いなし、というくらいピッタリ☆
そうでなければ(主に実物を見た人からの批判で)そんなに有名にはならなかったんじゃないかな...

実は私の超適当SS「寝物語」は、アルハンブラ宮殿をモチーフにしてます。
行かれた方はご存じでしょうが、アルハンブラ宮殿(のグラナダ王朝時代部分)の内装はとんでもなく手が込んでいて、『建築』というより『工芸品』というのが近いんじゃないか、ってくらい。
とにかく、掛かってる手間がハンパない ( ;゜Д゜)
実のところ私は、アルハンブラ宮殿は世界一美しい建築だと思ってて、その感銘的な手間の掛かり具合は、「シンプルな幾何学美」とか「宝飾的な豪華絢爛さ」とか、そういったありがちな美的価値基準をすべて凌駕しちゃいますよ。

人的な破壊と風化でかなりの装飾が損なわれてしまっている(現在も修復中)にも関わらずあれほど美しいなら、イサベル女王が入城した当時、装飾や彩色が完全で、まだ西洋風増改築(というか破壊)がされる以前の宮殿はどんなだったろうと思わされますね。
イサベルが「ここに葬ってほしい」と願ったのもムリないです。

近年は予約が無いと入るのが難しくなってるみたいですが、スペインで一ヶ所だけ行くなら(サグラダ・ファミリア教会よりも)ココでしょうね。
修復が進んだらまた訪ねたいです。

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