いつものグラタンも、パンを容器にすると、ちょっと目先が変わって、なかなかよい。
休日のブランチとか、ちょっとしたランチとか。
個人的には、ゆるーいホワイトソースが好きなのだけれど、パングラタンの場合は、切った時に、ゆるすぎると流れでてしまうので、かためのホワイトソースの方が向いている。
ホワイトソースは、敬遠される方も多いけれど、「バター、粉、牛乳」とシンプルな材料なので、お家で作った方が美味しいと思う。
分量は、バター:粉:牛乳は、同量です。
厚手の鍋(できれば、ホーローかガラスがベスト)にバターを溶かし、粉(薄力粉でもいいけれど、強力粉の方がさらっと仕上がるので、私は強力粉)を入れて、焦がさないように、でもしっかり熱を入れて、粉の粒子を壊します。
鍋底から、大きな気泡があがってきたら、それが合図。
ここで、濡れ布巾の上に鍋底をとり、一度さまして、牛乳(室温)を一気に加えて、ゴムベラで混ぜ、火にかけて、とろみがつくまでしっかり混ぜます。
牛乳を、少量ずつ加えていく方法もあるけれど、このやり方の方が、失敗が少ないように思います。
ゴムベラでなく、ホイッパーで混ぜる方もいるけれど、気を付けて混ぜないと、鍋底をこすりすぎて、ソースの色が悪くなってしまう事があるので、注意深さが大切です。
塩、胡椒で味を調えて、できあがり。
冷凍保存可なので、お暇な時に作っておくと、心強い。
ホワイトシチューもできるし、クリームコロッケもできる。
これが基本で、ゆるいソースが好みなら、牛乳を増やせばいいし、ちょっとあっさり仕上げたければ、牛乳を美味しい豆乳に変えてもいいし、コクをだしたければ、濃い牛乳や、生クリームを少し加えたらいいし。
自由自在です。
そうそう、グラタンの時は、ソテーした具材に、少しホワイトソースを混ぜておくと、馴染みが良いです。
器に具材を盛り、ソースをたっぷりかけて。
ボリュームを出して頂きたい時は、ピザ用チーズをたっぷりと。チーズの風味はほしいけれど、ややあっさりの場合は、すりおろしたパルメジャーノを、もっとあっさりの場合は、パン粉を乗せて焼くと、香ばしくておいしい。
寒い季節に、ぜひお試しくださいませ。