Living with a season! ~季節のある暮らし Vol.1~

福岡県で、料理&テーブルコーディネートの教室「Coordinare」を主宰するLEAFが綴る、暮らしを楽しむコツ。

お餅のみぞれ&いくら和え

2014-01-10 15:57:00 | 日々のこと うちごはん
おろしたお鏡餅。
水餅にしているので、沸いたお湯に入れて、火をいれる。
器に盛って、大根おろしと、おいしいイクラをたっぷり乗せて。
イクラの塩分で、いただく感じ。
色味もキレイ。

今日は、鏡開き。
鏡餅は、年神様の御心体で、家内安全&子孫繁栄を祈るもの。
日本のお祭りや行事に際しての考え方の一つは、「神人共食(しんじんきょうしょく)」で、神様に捧げた聖なる食べ物を、さげて、一緒にいただくという「直会(なおらい)」という考え方があるので、お鏡餅も鏡開きをして、おいしくいただかなくては。
今まで、なんとなくぼんやり意識していた旧暦だけれど、今年は、しっかり意識してみようと試み中。
地球温暖化とかで、ますます四季がなくなりつつある昨今だし、昨年参加した、さかむらさんの花教室で、和を意識する空間に身を置いてみて、改めて、日本人ならではの美意識が、とても気になってきたので。
日本の伝統行事の成り立ちの背景には、旧暦(月の満ち欠けで成り立つもの。1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬とする)、24節気(1年を24等分とした季節の区分)、雑節(24節気では、まかないきれない季節の変わり目)がある。
これに、陰陽五行説が加わって生まれてきたものが、行事や祭りです。
テーブルコーディネートのお教室をしていると、和洋問わず、行事にまつわるコーディネートをご提案することが多々あり、皆さんが一番ご興味があるのは、器使いの方法なのだけれど、今年は行事の背景も、少しお伝えできたら、と思います。