今月は、秋色の洋食のテーブルです。
少しずつ寒さが深まるにつれ、リネンは暖色系、素材がちょっと温かみがあるものを選びます。
今回は、ヘリンボーンの茶系のクロスを選び、イメージを膨らませていきました。
秋になると使いたくなる、フルーツ柄のディナー皿。実りの秋のイメージです。
ディナー皿の絵柄の色をとって、ナプキンはボルドー色で。
このお皿を引き立てるために、黒の位置皿を使って。(本来は、位置皿ではないのだけれど、今回は位置皿として使用しました)
この位置皿の黒から派生して、ワインクーラーは、黒の塗りのモノを選び、鉄のフライパンで、今回の前菜のキノコのソテーをお出しすることに。
カトラリーは、クロスの色に合わせて、渋いゴールドで。
シャンパングラスは、ボルドー色なのですが、これはあくまで色合わせで選んだもの。正式な時には、色付きのグラスは、使わないので、ご注意ください。
花器は、アイアンのものを選び、お花もボルドーのトルコキキョウ、ワレモコウをアクセントにアレンジしました。
今回のテーブルでは、ディナー皿の絵柄の一色、「ボルドー色」が、さりげなく、それぞれを結び、テーブルの上が、一つにまとまってきます。
このように、1つテーマカラーを決めて、それをどう配色するかを考えると、テーブルの上は、まとまりやすくなります。
ついつい、あれもこれもと、色が氾濫しがちですが、一番大切なのは、「最後にお料理を乗せたときに、どう見えるか?」です。
お食事をする場所なので、一番は、お料理がおいしそうに見えること。
それを一番に考えて、器選び、そしてコーディネートを考えていくと、おいしいテーブルに仕上がると思います。
ぜひぜひ、お試しくださいませ。